偶然にもヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q論壇において「アスカの生理問題」を研究する事になった俺たちは。
前回も、テレビ版とDEATH版の新世紀エヴァンゲリヲンのアスカの生理はすごく重くて、加持との関係も含めて第二次性徴に戸惑う少女としてのアスカの体とメンタルの不安定ぶりが、母親のクローンで生理が無い人造人間綾波レイとの対比となっているとか、
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破のアスカの生理が格段に軽くなっているように見えると言う事を問題視した。
エヴァンゲリオン第弐拾弐話において惣流・アスカ・ラングレーは初潮を迎えて心身ともに不安定になってエヴァ弐号機とのシンクロ率が下がった。という説がある。初潮が14歳と言うのは若干遅めではあるが、テレビアニメにおいて中学生女子の生理を描いた事はエポックである。
これは単なる変態性欲やフェチや露悪趣味ではなく、子供だったアスカが母になれる女性に成長した事で、自分の母親の魂が宿らせてあるエヴァとシンクロできないという非常にめんどくさい家族の精神的問題をえぐったテーマ性である!
アスカの生理は重要なのだ。
綾波の生理が無いとわざわざ描いているくらい重要。
で、唐突に永野のりこの話をするが、GOD SAVE THE すげこまくん!もエヴァンゲリオンと同時期に一世を風靡した名作メンヘラ漫画である。
主人公の気持ち悪い(服装はシンジ君に似ている)男子高校生のすげこま君が11巻表紙で抱いているのは、
母性に溢れるおかっぱの松沢まみ子=綾波
画面中央は松沢のクローンのロボットえむ子=綾波タイプ
画面右の美少女お嬢様が土屋美奈世様=アスカ
GOD SAVE THEすげこまくん! 11 (ヤングマガジンワイドコミックス)
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あと、委員長とかもいる。とてもエヴァンゲリオンに似た世界観である。(もちろん、ブルーなどはナガノ独特の物だ)
つづきネタバレ
すげこまくんも、ラストはヱヴァQのような夏への扉を開くのだが、ラブストーリーとしては綾波ルート。
アスカ派の僕は土屋美奈世様が大好きなのだが、すげこまくんのストーリーではミナヨのトラウマは解消されず。
その土屋美奈世様のテーゼは続くナガノ作品の「電波オデッセイ」でなされた。
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ここで、ヒロインの生理のようなものが非常に重要なテーマになっているのであり、やはりファンとしてはアスカの生理がどうなっているかと言う事に注目していきたい。
初潮前で時が止まってアスカの生理が止まって綾波みたいになって、ガキシンジを引っ張る母親役までやってしまうほどの母性を獲得する、と言うのはミナヨのマツザワ化とも言える。
しかし、ファンとしてはアスカにはエヴァに乗らない、シンジに関わらない幸せもあると言いたい。あの世界では過酷だろうけど。それにエヴァンゲリオンはなんだかんだ言ってシンジ君の話だからなあ・・・。
そう考えると、ヴィレは新戦隊エヴァンゲリオン、秘密結社ミナヨなのかなー。