玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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重戦機エルガイム18〜20宇宙放浪編前編?

第18話 ガストガル・デモ 脚本:富田祐弘 ストーリーボード:杉島邦久 演出:関田修 作画監督:矢木正之
第19話 ゴーアンドカム 脚本:渡辺麻実 ストーリーボード、演出:井内秀治 作画監督:坂本三郎
第20話 スター・ダスト 脚本:河原よしえ ストーリーボード:滝沢敏文 演出:川手浩次 作画監督北爪宏幸

  • 第18話 ガストガル・デモ

・ポセイダルからサートスターを自治領として与えられている有力者、フル・フラットのサートスターは女ばかりの人工衛星で享楽的なディスコの星。
・そこでキャオが遊んでいるが、ダバはフラットとなんか微妙な話をしているが、中途半端なまま出ることになる。
・ギャブレット・ギャブレーのスレンダースカラの女士官がサートスターの女ダンサーに化けて襲ってくるが、ダバたちに返り討ちに遭う。ダバは倒した女を宇宙カプセルに入れてギャブレーの船に送り返してやるので、Vガンダムのネネカ隊のような残酷さはない。
・ディスコや女ダンサーのブラジャーなど、お色気サービスも前回のネイの着替えなどの最近のノルマか?
・で、宇宙に出たらギャブレーの戦艦部隊とダバたちの宇宙船が交戦する。サートスターに立ち寄った意味がいまいち分からないが、フル・フラットが後半に目立つことの伏線なんだろうか。でも、地味。
・ギャブレー部隊の追撃を振り切ったダバたちの宇宙船(グルグル)は隕石流に紛れてガストガル星に降下する。
・ガストガルと言っても惑星は広いと思うのだが、首尾よくポセイダルの首都スヴェートに降下する。ご都合主義的だなあ。
・ガストガルの首都防衛隊の軍勢にダバの宇宙船が破壊されそうになるんだが、都合よくアムがアマンダラ・カマンダラから貰ったクウォート・ターナで助けに来る。
・クウォート・ターナはスター・ライト・シャワー(SLS)という特殊な光線を投射する事で、センサー類とレーザー兵器を無効化する装置を首都防衛艦隊に掃射し、ダバたちが助かる。
・結局、アムは前回の冒頭で別れた後すぐに今回の後半で合流するのだが、宇宙戦艦をダバに黙って調達するというご都合主義のためだけに分かれたように見える。
・ダバは一応首都のポセイダルの巨大像を破壊するが、だからと言って首都の人の支持を得るとか言うわけでもなく、すぐに防衛隊に撃退されて宇宙に逃げる。そう言うわけで、やっぱり物語が噛み合って進んでいくという感じはしない。なんか場当たり的なんだなー。

  • 第19話 ゴーアンドカム

・バッシュの整備も終わっていないのに、何となくギャブレーはギワザ・ロワウから試験飛行のためにアシュラ・テンプルをもらう。
・特に試練もなく軽くパワーアップするのは盛り上がらないなあ。バッシュとエルガイムの戦いも不完全燃焼なのに。
・ハッシャ・モッシャ「俺だって慣れればちょっとしたもんよ」スパロボで有名なセリフ。
・ちなみに、ハッシャの「何だっての?」ではなく、「何だい?」とダバに問いかけるセリフ程度。そのあと、ダバに殴られる。
・アムがミズン星でアマンダラ・カマンダラに泣きついて船を手に入れたってのは分かるが、ギャブレーの山賊の手下だったハッシャ・モッシャがどこからアムと合流したのか、全く分からない。なので、ハッシャが裏切ってもいまいち盛り上がらないのだ。アムが昔の縁で声をかけたらしいが…。ハッシャはいつからミズン星に居たんだろうか?惑星間戦争な割に、ホイホイ移動するので距離感が感じられないなあ。
・ギャブレーはアシュラ・テンプルに乗ってヘッドハンターを目指す。FSSのヘッドライナーとは違うのか?
アシュラ・テンプルはこれ以降のメカデザイン(カトキさんのスペリオルガンダムなど)に影響を与えた頭でっかちで顔が小さいという永野の特徴的なデザイン。隕石を貫通する巨力なパワーランチャーを使う。部下と編隊が組めないくらいの加速性。
・レッシィのシャワーシーンのサービスシーンノルマのあと、ハッシャが裏切ってアムとキャオを縛ったりビンタするというSMノルマ消化。
・ギャブレー部隊とハッシャとエルガイムとディザートの混戦だが、ダバはハッシャのマシンナリーを助ける。
アシュラ・テンプルのランチャーでエルガイムは左腕を吹き飛ばされるが、エルガイムは隕石に紛れて気力と素早さのフルパワーセイバーでアシュラ・テンプルの片腕を切断して、痛み分け。
・ハッシャは裏切ったことを反省したのか、遺棄場所がないからか、エルガイム左腕を回収してアムの船に戻るが、アムとレッシィにビンタされる。ビンタノルマ。ダバは鷹揚に許す。ダバは優しいし包容力もあるので偉いんだが、あんまり怒らないので、感情が平坦な主人公に見えてメリハリがない。逆にギャブレーの方が出世欲が旺盛だし実際新型をたくさんもらうので主人公ぽい。でも、そういうのはZガンダムのジェリドでは失敗してどっちつかずになるんだよなー。

  • 第20話 スター・ダスト

・戦いでエルガイムの部品が足りなくなったダバ一行は、ポセイダル直轄のアステロイド小惑星基地に入港してコンピュータチップなどを買いに行く。
・その小惑星基地はマクマトン総裁が管轄しているらしいが、マクマトン本人は出てこない。
・採掘などの強制労働が行われている小惑星基地だ。また、見せしめのために労働に適さない人は宇宙に生身で放り出されて死ぬ。
・ダバたちはお尋ね者なので、警備兵に捕まりそうになり、ダバも強制労働させられそうになるが、ダバは強制労働をさせられている人に自分のヤーマン族の王子の紋章を見せて、「反乱軍を集めたいんだ」と言って、労働者を炊きつける。
・そんなこんなで労働者の反乱が起こって、同時にエルガイムとギャブレーとの交戦も起こる。
・戦場で右腕を切断されたアシュラ・テンプルが隕石の影に隠れて応急修理で接続し直すというのが地味に面白い。また、装甲はビームコーティングされているという設定なので、格闘戦では割と関節を狙う戦い方が多い気がする。エルガイムも関節を斬られる。
アシュラ・テンプルとエルガイムドッグファイトは動きとしては面白いのだが、ダバもギャブレーも死なないことが分かっているので、いまいち緊迫感が無い・・・。ダバは温厚で、ガンダムアムロのように恐怖に駆られたり、イデオンのコスモのようにいらだったり、ダンバインのようにオーラ力が力になるということもないので、ダバは冷静なので盛り上がりに欠けるかもしれん。品の良い青年を描こうとしているのだろうが。
・なぜか漂流していたバッシュがパラータ・スターの古い原子炉と衝突して核爆発が起こってしまう。そのせいでアシュラ・テンプルは敗れるのだが、爆風で飛んでいくだけで撃破はされない。しかし、原子炉が大爆発を起こすというのはいまいち説得力はない。(メルトダウンならともかく)。
・まあ、それはガンダムモビルスーツ核融合炉でも同じなんだが。
・ちなみに、ヘビーメタルの動力源は核ではなく、太陽光発電らしい。進撃の巨人みたいですね。じゃあ、なんでパラータ・スターに原子炉があったのかって言うのがすごく謎なんだが。とりあえず、エルガイムも富野作品なので核が出てきた、ということはメモ。
・強制労働所を管理していたウォン・サーンスは労働者に殺害される。
・解放されたパラータ・スター強制収容所は反乱軍の生産拠点となり、以降は反乱軍のイエローのグライアノーダなどの生産拠点に成るようだ。
・原子炉が爆発したのだが、パラータ・スターに残った人の放射線は大丈夫だろうか?まあ、宇宙なのでもともと太陽放射線の方が強いだろうし、原子炉の区画だけ上手く切り離せればいいのか。

スーパーロボット大戦GC

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