軒轅剣蒼き曜　第１話「濫觴之故」 - 玖足手帖-アニメブログ-

　拙者、東瀛の倭人にしてグロンギ族の末裔、電気羊種怪人のヌ・リョウグ・ダことグダちん。

　この度、台湾にいる富野ファンの同志、
TOMINOSUKI ／富野愛好病
のkaito2198氏から「軒轅剣蒼き曜」を見てくれと依頼があった。正直、録画はたまっている。台湾の布袋劇のサンダーボルトファンタジー2期も半分しか見れてない。
　kaito2198によると「グリッドマンやゾンビランドサガよりおもしろい」とのことだったので、グリッドマンとゾンビランドサガが好きな僕としては「なんだぁ…テメエ…」という気持ちも有ったのだが。
shinmai.seesaa.net
p-e-sf1.hatenablog.com
　こちらで「軒轅剣蒼き曜」を「ダークホース」と評価している人もいた。

　また僕は脳内妄想世界の王（脳内妹はプリンセス♥）
f:id:nuryouguda:20190101005924j:image
　なので王の器を大きくするために見てみることにした。恩も売っておきたいし。

　何しろ僕は元日に5つのソーシャルゲームで見事最上位レアを無課金でゲットする王の器の持ち主である。

これが2019年一月一日のワイのタダガチャの成果じゃい！
一年の計はガチャに在り！
今年は最低限の課金で正射必中！博打道！豪運で駆け抜ける！働きたくはないっ！
#デレステ10連ガシャ無料 #FGO #グラブル年末年始ガチャ祭り #imas_cg pic.twitter.com/mO8KJGwPYr
— ヌ・リョウグ・ダちん (@nuryouguda) 2019年1月1日

初詣で
「ギルガメッシュを引く！」
と神前宣言して
おせちで黄色いものを食べて、ビール飲みながら引いたら出た！ pic.twitter.com/6ihE9FbXwz
— ヌ・リョウグ・ダちん (@nuryouguda) 2019年1月1日

無事、 #シャニマスでも元日にSSRを無課金で抜くことに成功した。今年はタダガチャで邁進するぞ～ pic.twitter.com/ExQdG9GkLi
— ヌ・リョウグ・ダちん (@nuryouguda) 2019年1月1日

　ゆえに、外国人に勧められた中華アニメを見るのも王の度量よ。

　霊剣山は1期で挫折した。

軒轅剣蒼き曜とは

xuanyuansword.net

www.tv-tokyo.co.jp
「軒轅剣」は台湾のゲーム会社　大宇資訊股ｲ分有限公司（以下　ソフトスター社）が開発したゲームで、中国戦国時代の墨家という学派が残した“機関”と呼ばれる動力装置や科学技術をめぐる壮大なストーリーと、機関獣という斬新な戦闘キャラクターを使ってのバトルプレイが多くのファンを引き付けています。1990年に第一弾が発売されてから、今年25周年という長寿シリーズで、これまでに本編・スピンオフ合わせてPC版12作品がリリースされ、中華圏でのプレイヤーは8,000万人に達しています。

　今回は満を持しての初のアニメ化で、数あるエピソードの中から、ゲームのファンの間で特に人気の高い“蒼之濤（そうのとう）”をベースに

「平行歴史」というアイデアを取り入れて、三つの平行歴史のキャラが登場した。舞台は春秋時代の前期。主人公は、純真の少女の車芸。
軒轅剣シリーズ - Wikipedia

　秦の始皇帝が出てくるキングダムよりもうちょっと昔っぽいくらいの時代設定だけど、封神演義の周よりは未来。で、封神演義のスーパーパオペィみたいな「太古十大神器」の一つの軒轅剣けんえんけんがキーアイテムらしい。
　ゲームの第一シリーズでは古代神の女媧が世界観に関係しているらしいので、去年のアニメの封神演義でだいたいわかったくらいの知識でトライ。封神演義の影響があるのか、ロボとかも普通に出てくる。

第1話濫觴之故（らんしょうのゆえ）

メディア: Prime Video
この商品を含むブログを見る

アニメとしての評価

追記

らん‐しょう ‥シャウ【濫觴】
〘名〙 (「荀子‐子道」および「孔子家語‐三恕」に見える、孔子が子路を戒めたことば「昔者江出二於岷山一、其始出也、其源可二以濫一レ觴」の、揚子江も源にさかのぼれば、觴(さかずき)を濫(うか)べるほどの細流であったとの意から。一説に、「濫」はあふれる意で、さかずきをあふれさせるほどのわずかな水流をいうとも) 細い流れ。流れの源。転じて、物事の始まり。起源。起こり。もと。

　メインの3人の姉妹と幼馴染のキャストが水樹奈々、釘宮理恵、松岡禎丞さんたちが務めることで、日本アニメの新人声優主役チャレンジに比べると9年くらい前というか、手堅い感じのキャスティング。でも水樹奈々さんも釘宮理恵さんも好きな声優なので問題はない。

　絵柄はなんかガンダムビルドダイバーズに近い。萌え系ではないけど、劇画でもない、柔らかくてちょっと頭身が低い感じ。

　1話の展開はすごく早い。主人公たちの村が領土拡大主義の帝国に焼かれて、男女が分かれて数年か数か月たって、姉妹が旅をしてスーパーアイテムソードとロボ少女と出会ってバトルが2回ある。帝国の奴隷になっていた少年は労働の合間にミニロボを制作する才能を見せて、偉い人に気に入られたりする。

　この二つの視点の合間に、帝国と戦っている反乱軍のバトルも入っている。

　なので、結構飛ばし気味ですし情報量も多いんですが、上手いこと「ありがちな展開」や「気の利いた芝居の間」でテンポをコントロールしていて、あんまりごちゃごちゃした感じや胃もたれするような感じはないです。
　ただ、ウィキでネタバレを食らったんですが、割と感情が激しい感じで、そこは大陸人の風土かも知れん。あと、残虐描写とかもあるし、命は割と軽くてサクサク死んでいきます。その分、テンポはいい。乾いた感じはある。でも恨みとかは粘着的に根深いのかもしれない。

　でも中国だからと言って全く異常な感情という訳でも無く、大陸で武力で帝国と抵抗勢力が戦うという感じなのは、ゾイドとかカバネリとかスター・ウォーズとか異世界バトルものに似た雰囲気もある。ギアスやVVVも半分異世界ですしね。ここらへんはほぼテンプレートなのかなあ。
　まあ、帝国の中にもいい人がいたり、いろいろと翻弄される話らしいのだが。

ゲーム

https://www.nicovideo.jp/mylist/63723681
　ニコニコ動画でプレイ動画を見た。割と怒りっぽいのと、上下関係にうるさいのと、集団の仲間じゃない人に対してはすごくドライな感じがした。

　中華圏の人の文化や基本的な性格はもちろん風土が違うので日本人とは違うんですが、このアニメ版は脚本と声優が日本人なので、多少、日本向けにもなっているのだろうか。
　学生時代に横山三国志をちゃんと読んで無いので、あんまり詳しくない。SDガンダム三国伝は見た。あとキングダムのアニメ。あとキョンシーの映画。

中華圏とは

　台北と上海にあるソフトスターという会社とテレビ東京と霊剣山を作ったスタジオディーンの共同制作ということだが。台湾と中華人民共和国の関係はどうなんですかね。中国はソーシャルゲームとかを国内で規制するように見せて国外ではこういうアニメを作ったりアズールレーンを日本人に売りつけている。

　戦前は陸軍中野学校で戦争犯罪を逃れて戦後に公安幹部を勤めた祖父に剣道で虐待され、母親を自殺に追い込まれた僕としては、中国人には複雑な感情を持っているし、自分が本当に日本人かというアイデンティティもハッキリしない。今の日本は、役所の仕事がそれなりにスムーズなのは気に入っているが、気に入らない部分もある。
　正月に帰省した親戚の自衛隊に「世界は平和な方がいいのか、適度に紛争があった方が予算が取れるのか」と質問したところ、「給料はどっちでも変わらない」とはぐらかされたのだが、僕個人としては流れ弾でソシャゲのサーバーが壊れると困るので、平和にやってほしい。
　初詣でも世界平和よりも「俺はギルガメッシュを引く」と神前宣言したし。俺は引くと言ったら引く男だぞ。

　なので、中華圏が台湾を含むのか、よく分からないし、このアニメや封神演義で西方の遊牧民が大国に虐殺されたりする展開が当局的にどうなのか気になるところではある。実際に当局はウイグルボコってるし。
　しかし、中国人がしたたかであるということは勝海舟先生もおっしゃっているので、そこは上手く立ち回って、僕はソシャゲを楽しむ人生を送りたい。

「支那（シナ）を日本と同じように見るのが、大間違いだ。日本は立派な国家だけれど、支那は国家ではない。あれはただ人民の社会だ」

「政府などはどうなっても構わない。自分さえ利益を得れば、それで支那人は満足するのだ」
「支那は、流石に大国だ。その国民に一種気長く大きなところがあるのは、なかなか短気な日本人などは及ばないョ」
帝室や政府の興廃を全く意に介さず、自分の利益をまず重んじ、気の長い中国の人々。ある意味、日本人とは真逆ですが、勝は日本人と比較して良し悪しを論じているのではなく、隣国の清国の人々の価値観が日本人と異なることを、よく知っておくことが大切だと訴えているのです。
shuchi.php.co.jp

　まあ、僕は元号とか天皇制には割と興味がない。（無職だし）（官僚は勝手に仕事を増やしてガタガタしておればよろしい）なので個人主義なのだが、中国と言っても広いので経済特区の上海のアニメやゲームだけを見て中国を把握はできないんだよなあ。

　というわけで、中華アニメは力関係とか、経済発展とか、中韓に動画の下請けを出していた歴史があるうえで、今後は日本人が中華の下請け仕事をするのか？という気持ちとかある。まあ、ハリウッドがゴジラを作ったりヨーロッパで鋼鉄ジーグが作られたりするわけでもあるのだが。

　中国共産党というのがあるけれど、世界中の華僑ネットワークというのもあるわけで、そこが今後のアニメにどうアクションしてくるのか、ということも考えておきたい。でも90年代から中華圏でもパクリじゃないRPGゲーム（システム面はともかく）があったことは知らなかったので、そこは僕も不勉強だなあと思った新年です。
　まあ、無職だし別に勉強しなくてもいいんですけど。まあ、世界は広いですねってことですね。ただ、僕は個人的にメチャクチャ体が弱くて日本の医療機関に依存しているし風邪を引きやすいのであんまり海外に行く気はないなあ…。いや、お金もないんですが。

　というわけで、アニメ初めはキングゲイナーのBDーBOX（そう、買ってまだ半分しか見て無いのである！）で始めたかったのですが、なぜか中華アニメを見ていくことになった。Gレコも取り組みたい。賃金労働は体を壊すのでしたくない。