彼方のアストラがSFかどうかとか色々と議論があったようですが、宇宙船とか隕石とか出てきたのでだいたいSFでいいんじゃないのかな。
ご都合主義批判もあったけど、1クールでテンポよく毎回いろんな事件が起きて密度が高くて、続きが気になる構成になっていて面白かったので、いいと思う。
たしかに、密度が濃いし、チェーホフの銃のように伏線がきっちり生きていて、無駄がないのでソリッドな印象もあったのだけど、それは下らないギャグで多少緩和しようという演出意図もあって、それはまあ良いと評価します。
自分の目で世界を見ようとか自分の人生を生きようとか、嘘は良くないというテーマはSF的な事件とも重なって上手く織り込まれていたと思う。まあ、そのテーマは単純なんですけど、少年ジャンプなので、少年の冒険としてはそれでいいと思いました。しかし、男性メンバーはみんな大胸筋が発達してて筋肉質で羨ましい。
女性メンバーが置いていかれるけど、歌で出発を応援するのは良いと思う。
ただ、フロンティア開拓宇宙船のクルーが3人というのは結構厳しいものがあるので、女性メンバーがどうこう以前に、もうちょっとクルーを雇えよって思いました。でもまあ、友情話のほうがメインなのでそういう現実的な手続きはオミット、という作風なので、そういうもんかもしれん。