玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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怪人による #仮面ライダークウガ 第3、4話 感想

 僕は電気羊種怪人ヌ・リョウグ・ダ(通称グダちん)ですが。


 20年ぶりにじっくり見返す仮面ライダークウガについて書いていこうと思います。
 今回土曜日にYoutubeで公開された第3話「東京」第4話「疾走」です。
S.I.C.極魂 トライチェイサー2000

 しかし、名作につきものの現象として「面白いので書くことが、面白かった、以外にあんまりない」という。




 しかし、若かったオダギリジョーさんは「特撮のわざとらしい感じにはあまり興味がなくて、ちゃんとした演技をしたい」というわけですが。自然体の演技がいいのだが、実はこの頃のオダギリジョーさんはそこまで演技力が上手いわけではない。僕も小劇場の役者をしていたことがあるが、手持ち無沙汰なので指をさす動作を繰り返したりという、若手俳優にありがちな動作がある。やっぱり仮面ライダーは一年書けて俳優が成長していく面がある。
 でも、オダギリジョーさんは2000の技を持つ男として保育園でジャグリングをしたり、多芸である。序盤は荒削りな若々しい演技と、特撮ヒーローではなく本格派の芝居を目指す気持ちの両方のせめぎあいを持つオダギリジョーが見れる。


 反面、一条薫役の葛山信吾さんは20代後半であり、落ち着いた演技が安心して見れる。でも、一条薫は前回の戦いで肋骨に3本ヒビが入っているのに、命令もされてないのに一人で未確認生命体第3号を殺害しようとする謎のやる気に満ちていて、ピンチに陥る。なんで単独行動するの???
 単独行動するけど、未確認生命体事件が広域指定されたら長野県警の代表として偉い人に指名される。めっちゃ優秀なんだろうな。


 また、東京に未確認生命体が集まっているという情報を得て、「東京に出たらあいつが!」と、東京都民が襲われることよりも、東京にいる五代雄介を心配する、という。BLっぽい…。
 あと、一条さん、第2話でベージュのコートが燃えたけど緑色のコートに着替えている。国家公務員II種合格なのでお金もあるのだろうか?(母親に仕送りしてるっぽいけど)
 オダギリジョーさんは一条薫を慕う亀山巡査という脇役をやりたがっていたらしいが、それだとオダギリジョーさんの役者としてのキャリアもかなり変わっていっていたような気がする。


 第3話と第4話の見どころとしては超古代から2000年ぶりに蘇ったグロンギ怪人が現代のリント(日本人)の文明を見て苦しんだり珍しがったりするところだが。古代人なのに、4,5人ともパンクファッションになるのが謎。多分誰かを殺して服を奪ったり万引きしたんだと思うが。パンクファッション…。古代にもパンクファッション文化があったのだろうか。後半になるにつれて怪人の服装も人間社会に潜伏しやすいものになっていくのは、やっぱり寄生獣っぽい。


 で、第3話のラストでは雌豹種怪人ズ・メビオ・ダ(未確認生命体第5号)と仮面ライダークウガ(未確認生命体第4号)が警察の一斉銃撃を受ける。
 ズ・メビオ・ダの右目には拳銃が当たって潰せる。怪人は強いので銃弾は効かないけど、当たりどころが良ければ効く、というのが後々の神経断裂弾の開発につながっていく。ちなみに、仮面ライダークウガは大きな複眼が特徴だが、その上を強化ガラスのような組織が覆っているので目を触られたりしても痛くないらしい。耐弾性もあるっぽい?
 五代雄介は「ピストルで撃たれてチクチクして痒かった」と言っているので、クウガはやっぱり強いな…。


 で、グロンギ怪人がたむろする地下道でメビオと他の怪人が口論になるのだが、珍しくバラのタトゥの女がメビオのベルトに指輪を当てないで、口頭でゲゲルのスタートを宣言する。まあ、メビオは右目を潰されて熱くなってるから、段取りを省いたのだろうか。
(正式なゲゲルでは、バラのタトゥの女が怪人のベルト(ゲドルード)の魔石ゲブロン(クウガの変身ベルト・アークルの霊石アマダムと同じく隕石由来の鉱物)に指輪を触れさせることで、変身ベルトの時限爆弾が作動し、ゲゲルの制限時間を超えるとクウガに倒されなくても爆発して死ぬ。未確認生命体第12号Aネズミ種怪人ズ・ネズマ・ダがこのケース)


  • トライチェイサー2000受領!

 足が速いズ・メビオ・ダが暴れているのを見て五代雄介は倒された白バイをパクって追いかける。でも、現行の白バイでは階段が登れないし追いつけなかった。
 白バイをパクるのは普通に犯罪なので警官にめっちゃ怒られるけど、同行していた一条薫が五代雄介に手錠をかけて確保することで、白バイ窃盗罪を有耶無耶にする。そして警視庁に彼を連行していく間に、一条さんは五代に「もっと自分を大事にしろ」と自分が亀山巡査に言われているようなことを言う。五代は「自分を大事にするために自分の大切なものを守りたい。一条さんだってそうでしょ?」と一条さんの本質を射抜くようなことを言う。
 で、五代雄介の「中途半端はしません」という手紙をもう一度思い返して、五代雄介こと仮面ライダークウガに次世代の白バイのトライチェイサー2000試作型を渡すことを決意する。クウガのトライチェイサーは量産型では省略された機能が全部ついているという、オタクが喜ぶ性能。開発には一条薫が関わっていたというのもポイントが高い。
 また、「中途半端はしません」という五代雄介の手紙が「中途半端ではない超高性能マシン」を渡すという行動につながっている。
 トライチェイサー2000、階段も余裕で登るし、めっちゃジャンプする。そして最高時速は300キロ。
 ガチに中途半端じゃなさすぎる性能がヤバい。


 細かいところだが、一条さんは五代雄介に横流しするに当たり、トライチェイサー2000の起動パスワードを何も言わずに0318に設定する。3月18日は五代雄介の誕生日である。一条さんは警察官なので取り調べをした五代雄介の誕生日を知ってても不思議ではないのだが、これ、愛情が重すぎないか?いや、まあ、メビオが暴れている最中で急いでいたから「お前の誕生日ならすぐ覚えられるだろ」と配慮する実務的な気持ちもあったと思うけど、やっぱりこういう細かいところで一条さんはBLポイントを稼いでいるところがある。


  • トライチェイサーがかっこいい

 どういう撮影許可をとったのかわからんが、多分早朝で無人の公道をクウガがトライチェイサーでぶっ飛ばす。そして、警官隊を襲っているメビオを迷いなく前輪で殴り、後輪で蹴る。五代雄介は2000の技を持つ男だが、バイクで敵を轢くのも覚えていたのか・・・?暴力が嫌いな男だが…。
 で、メビオが逃げ込んだ山中の廃墟までバイクで追い込む。階段をバイクで登ったり、障害物をジャンプで飛び越えたり車の上をバイクで走ったりするトライアルアクションは、決してスピードは出ていないので、戦闘としてはちょっともっさりしている面もあるが、普通にトライアルアクションが上手すぎるので見入ってしまう。
 まあ、格闘戦に移行するときはトライチェイサーからクウガは引きずり降ろされてしまうのだが。格闘する場所が鉄格子の奥(どういう建物なのかは謎)なので、スピードが得意な女豹怪人を檻の中まで追い詰めた、というふうな演出の雰囲気があって、トライチェイサーが無駄にアクションしていたわけではないという説得力がある。そして、警官の桜井刑事の発砲で鉄格子の中が火事になる。山中の廃墟で何が燃えていたのかはわからないけど、とりあえず第2話に続いて決戦の時に燃えているのはテンションが上がる。(誰が消火したのは謎)


 で、クウガがまだ未完成なマイティキックでメビオを蹴って爆発四散させる。(飛び散った体組織は警察で分析されてる)
 そしてクウガはサムズ・アップして、一条さんは戦場から去りつつ背中越しにサムズ・アップを返して、男同士の気持ちが通じ合った感じの、かっこいい感じで終わる。いや、テレビ番組としてはかっこよく終わってるけど、警察としては残っているクウガ(未確認生命体第4号)をどう処理するとか、どうやって撤収するかとか、めんどくさい手順があると思うのだが。でも、やっぱりここは格好良さを優先させるのがヒーロー番組なのかなあ、と。

  • 小ネタ

 情報商材とかハゲや体毛などのコンプレックス商法のCMが入るのは嫌だったけど、メルペイとか電子決済が使えないオダギリジョーさんのCMが入るのもそれはそれで妙な雰囲気があるな。


  • ほしい物リスト。

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 おかゆとスープはるさめをさきほどいただきましたが、保存食などはほしいです。借金35万円を後1年で返済するので、本やグッズよりも節約できる食料が・・・。


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