玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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富野由悠季×藤津亮太 静岡に語るを観察して思ったこと

You Tubeで富野由悠季の世界展の静岡会場に合わせて富野監督と藤津亮太さんとの対談が昨日から11月8日まで公開されているので、見た。
www.youtube.com

 1時間50分もあるけどだいたい面白かった。ただ、富野監督の意見が全部正しいとも思わないが。(僕の判断材料収集が不十分なため)でもだいたい面白かった。


  • 富野監督はカッコいい

おしゃれ


 話の内容はシャア専用ブログさんとかがTwitterでしてるし、そもそも8日までは公開されているのでこっちでは面倒なので書かない。感想を書く。

  • 富野監督は頭がいい

 アニメ評論家の藤津亮太さんも頭がいい人だ。本とか出してるし。しかし、富野監督のほうが頭がいいと思った。
 まあ、インタビュアーとインタビュイーの関係として、主役は富野監督なので藤津亮太さんはそこまででしゃばらないのが正解だとも思う。


 ただ、藤津亮太さんはアニメ雑誌や富野監督のエッセイで書かれた事実・情報をベースにしゃべっている。知識人なので知識で話す。比較として、富野監督はアニメ業界55年以上の経験をメインの話題として、その時の事実や人間関係や思い出と、その時に感じた実感と、それがどのような意味を持っていると思ったのか、過去にそう感じたことが現在ではどう利用できると評価しているのか、そして現在の視聴者にどう見せたいのか、多くの視点から語っているという印象を受けた。
 また、過去の思い出話(それも何十年もの時間差が有る)も最近の話も割と当価値として同じように語っているようだった。
 富野監督が固有名詞を忘れて藤津亮太さんに訂正される箇所も多かったが、エピソード記憶としては半世紀以上のキャリアでの出来事を、つい昨日のことのように感情的にも価値観的にも語れるのは、頭がいいなーって思った。その当時に乗ってた車の車種とかも覚えている。
 生活のためにたくさん絵コンテを書いたっておっしゃっていたが、その絵コンテを東京のいくつかの会社に配るために車をぶんぶん運転していた話をしていて、車に結構金をかけてたんだなあ。高度成長期なんだなあという印象。
 現代の映画や科学者や官僚やライバーについても語っている。正直、僕はそこまで詳しくないので富野監督のご意見が正しいのかはよくわからないが、富野監督が色々と現状に取材をしているというのはすごいと思った。
 来週79歳になるというのに。
 まあ、ご本人も「ボケたくない」って言っているので、そうなんだろう。ボケないために常に新作を考えるとのことだが。しかし、シナリオが2本できているけど、富野監督は最近は小説を書かないので、監督に意欲があってもアニメーターやスタジオを動かさないと成果物が出ないというのは痛し痒し。死ぬまで新作を考えるとのことだけど、スタジオワークの途中で死なれると割と困る人も多いのではと思った。


 それはそうと、富野監督の目は年齢の割に黒目がしっかりしている。目は脳と直結している臓器なので、当分長生きするだろうと希望的観測。角膜が強い。あと、今回も違う眼鏡をしていて、メガネ男子好きとしてはいろんな眼鏡を持ってていいねーって。
 あと、富野監督は禿頭で後頭部は白髪だけど、眉毛は濃くて黒いんですよね。老化現象として眉毛が黒いのはどうなんでしょう。

眉毛やまつ毛はどうして白髪になりにくい?


 髪の毛は白髪だけど、まつ毛や眉毛も白髪の人ってあまり見たことがないですよね。もちろん、まつ毛や眉毛も白髪にはなるのですが、髪の毛に比べると白髪になることは少ないです。


 これには血流の良し悪しが関係しています。


 眉毛やまつ毛は、表情筋を使って上下に動かしたり、瞬きをすることによって血流がよくなっています。それに比べて頭皮は自分でマッサージでもしないとほぼ動くことはないので血流がいいとは言えません。


 しかし、最近はパソコンやスマートフォンが普及し、画面をみている間は熱中することによって瞬きをしない人が増えてきています。すると、まつ毛や眉毛の血流がいいとは言えない状況になり、これらも白髪になってしまう恐れがあります。
 パソコンやスマートフォンを操作するときは意識的に瞬きをするようにしたり、できるだけ表情豊かにして、表情筋をうごかしてみたりしましょう。
https://news.ameba.jp/entry/20170328-1024

 富野監督は怒ったり叫んだりするというエピソードが有名ですが、表情豊かなのは健康にも良いみたいですね。私もなるべく人に迷惑をかけない範囲で怒ったり笑ったりしようと思いました。


 また、話の流れとして藤津亮太さんが質問をして富野監督が答えるという形だが、藤津亮太さんの推察に対して富野監督が肯定して答えるところから始まる事が多かった。しかし、大体の場合、藤津亮太さんがふった話題の枠を超えて話題を広げる傾向があるのはいつもの富野監督だった。


  • 富野監督の目線

 ずっと座っている二人しか映らないので、富野監督の顔をずっと見てるしかないのだが。
 富野監督が過去の話を思い出す時に(富野監督から見て)右上を見ていることが多かった。(本気で忘れている時は目を閉じて思い出してた)
 ネットでちょっと調べると、右上を見るのは真実を思い出す時とか、逆に話を創作して作っている嘘だとか、理論派だとか、利き手や癖によって違うとか、色々出てきた。
 単に藤津亮太さんが富野監督の右に座っているから、ってだけかもしれない。


 ただ、最後に新作の卑弥呼大和の話をする時は逆に左上や富野監督の左側のカメラを見たり、正面を見たりしていて、明らかに過去の話をしているときとテンションが違うなあと感じた。


※追記
見返してみたら、VガンダムのカテジナさんやGレコの話をしているときも左上を見ている感じだったので、作品は監督の中では過去のものではないのかもしれない。


 最初から富野監督は足を組んでいたのだが、新作の話をする時は身振り手振りが明らかに大きくなり、足も広げてリラックスしている印象だった。やはり創作家は新作の構想をワイワイ話すのがたのしいんだろうなーって思った。まあ、スタジオワークを動かさないと作品ができないので、そこは色々と手を打って欲しいものだが。
 1時間半も話した後、バテずに新作の話を笑顔でハイテンションでできる監督は割と体力と意欲がある感じだと思った。
 脊柱管狭窄症を患ってらっしゃるらしいし(でも今回は背もたれも簡素な椅子にずっと座ってたけど)、今までの作品では割と海外にロケに行った話をしていたけどGレコの南米ギアナ高地は流石に体力キツいので辞めたとのことだが。
 まあ、ファンとしては元気に長生きして作品をパワフルに作っていってほしいなあと思いました。


 ていうか、富野監督の服とかメガネとか眉毛の色とか視線とか気にしちゃう俺、乙女じゃん。
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  • ほしい物リスト。

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