玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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#Gレコ のモビルスーツを見分ける図鑑!主にトワサンガとヴィーナス・グロゥブ #Gレコ活動レポート

nuryouguda.hatenablog.com
 前後編を合わせて2万6千文字です。なんでこんなことをしてしまったのか。無職のオタクだからできるんだろ!

  • トワサンガ

 レコンギスタを目指すドレット軍と、ハザム政権側のガヴァン隊などで特に違いはない。


・主なパイロット


ロックパイ・ゲティ

リンゴ・ロン・ジャマノッタ少尉

ガヴァン・マグダラ


・主なモビルスーツ

モラン ドレット艦隊の汎用モビルスーツ。コンペの段階ではG-セルフより強い。(一般兵は灰色、ロックパイやターボが乗るものは白いボディに左腕が赤い、メガファウナに寝返ったあとのリンゴの機体は全身を赤く塗られる)


エルモラン ドレット艦隊の重装甲高火力モビルスーツ

ザックス(トワサンガのシラノ‐5の守備隊であるガヴァン隊が使用する。ザックス兵団とも呼ばれる)

ビフロン(キャピタル・アーミィのバララ・ペオールが借りて使用)

ガイトラッシュ(ロックパイ使用)


ネオドゥ(海賊部隊のラライヤ・アクパール他、多くの人が使用)


・コックピット




 コックピットの全天周モニターには上の部分に少しでっぱりのある横線があり、その横線はアメリアやキャピタルとは違ってコックピットを一周していないで半周だけ。
 シートやコンソール・パネルや操縦桿もアメリアやキャピタルよりも大型化していて、高性能っぽく見える。
(大きければ性能が高いというわけでもないのだが、まあ、シンプルな地球のコックピットと比較として違うという記号ではある)


・服装

 パイロットスーツの下にスカーフがあり、少しおしゃれ。パイロットスーツにも月と太陽をあしらった紋章があったりして、装飾的である。



 ヘルメットのバイザーが外向けに開くのは機動戦士ガンダムF91のクロスボーン・バンガードのパイロットスーツに近い。また、ヘルメットの後頭部にパイプがあるのも、全身にパイプを巡らしているF91っぽい。まあ、技術的に対ジオン戦争時代のようなパイロットスーツよりも技術的に高度、という記号であろう。でも、パイプがある方がパイプがないよりも退化しているようにも見える。(実際の働きは不明、アメリア軍やキャピタルで使われる首とヘルメットをつなぐアタッチメントのパーツはシーンによってあったりなかったりする)
 スーツが装飾的というのも、見栄えを重視した貴族主義のコスモ・バビロニアに近い。
機動戦士ガンダムF91 [Blu-ray]

 パイロットスーツが薄い方が技術的に高度に見えるという問題がある。そのため、初代機動戦士ガンダムが70年代アニメのコン・バトラーVや宇宙戦艦ヤマトのスーツよりも気密性があるけど、似たように薄いノーマルスーツだったために、F1レーサーのようなZガンダム以降のノーマルスーツよりもリアリティがあるけど退化したようにも見えるという問題がある。




 指揮官のノウトゥ・ドレット将軍、マッシュナー・ヒューム中佐、ターボ・ブロッキン大佐
 「Gのレコンギスタ」の企画は二転三転しており、クンタラの階級闘争としての「フラワー革命」が主題になった時期もあったらしい。そのころにトワサンガはフェリペ2世時代のスペインのような感じとしてデザインが起こされて、実作中でも「SFだけど政治思想的には旧態依然としている」という感じでデザインされたと吉田健一さんの画集に書いてある。
 トワサンガは月の勢力なので、異質感を出すためとか技術的な高度さを出すためにF91の貴族主義的な服装がマッチしたのかもしれない。
ガンダム Gのレコンギスタ キャラクターデザインワークス






 トワサンガの宇宙服。パイロットスーツと同じくバイザーは紫。地球人はアメリアと海賊部隊とキャピタル・ガードとキャピタル・アーミィなどに内部分裂しているが、トワサンガでは政権側、ドレット艦隊、レイハントン家派レジスタンス、ジット団の内通者も同じノーマルスーツを着用している。
 バイザーと同じく、全体的に薄紫になっているのが特徴。また、他勢力のノーマルスーツよりもやや甲冑のようなデザインで腰にカバー状のパーツがついているのも特徴。
 これは∀ガンダムで、主人公のホワイトドールのロラン・セアックのノーマルスーツが薄くて高機能であることに対して、ディアナ・カウンターやギンガナム艦隊のスーツがやや重々しいことのリフレインのようにも見える。ディアナ・カウンターもギンガナム艦隊も多少懐古趣味というか古代の黒歴史の技術を保全しているという点で、トワサンガに近い。そういうわけで、トワサンガの宇宙服はパイロットスーツはF91のコスモ・バビロニア風で一般宇宙服はターンエーガンダムに近い、という点で過去のガンダムをなぞって技術の進歩を見せ、キャピタル・アーミィとアメリア軍と差別化したように思える。
 Gのレコンギスタはもちろん、監督が言うようにガンダムシリーズではないのだが、ガンダムの歴史をなぞって、モチーフを使っている風なところももちろんある。監督特権。
安田朗 ガンダムデザインズ
安田 朗 ガンダムデザインワークス
 なお、∀ガンダムのハリー・オードとギム・ギンガナムのパイロットスーツはデザインにあと数十時間あれば完成したらしいが、時間がなかったので親衛隊長と艦隊司令という要職でありながら宇宙服を着ないで戦闘する異常者になっている。

  • 地球圏の宇宙服のまとめ



 いろいろな陣営があるけど、人間の重心に近い腰の部分にガスを噴射してバーニアにするという規格は共通しているようだ。
 インナースーツの規格もかなり共通している。


  • ヘルメス財団、クレッセント・シップ等


 金星近くのヴィーナス・グロゥブと月を往復している輸送船のクレッセント・シップ




 エル・カインド艦長と女性副長(Gのレコンギスタの船の副艦長は名前が明かされない。まあ、ガランデンとサラマンドラとクノッソスの艦長の名前もないけど)と、一般職員。


 キャピタル・ガードと同じくフォトン・バッテリーを運行するスコード教の職員ということで、惑星間宇宙船ではあるけど、古臭い鉄道職員の制服のような感じ。キャピタル・タワーの運行職員よりは多少、制服の色が濃い。


 また、デザインとしては手塚治虫風なのだが、実際にキャラクターと服装のデザイナーを吉田健一さんから西村キヌさんに変えるということで、直接的に異質感を出している。
 ヘルメス財団もスコード教やトワサンガと同じく古いものを守っている組織ではあるが、月を飛び越して地球を離れて金星の近くまで行く、というときにデザインで異質感を出すために手塚治虫的なレトロ・フューチャーを演出しつつ、デザイナーを実際に変更して雰囲気の違いを出すという技。





 バイザーの色はトワサンガと同じく紫色で、トワサンガと金星勢力は近い組織で、地球人とは違うというアピールをしている。機能的にどの色が優れているのかは知らない。記号だろう。


 また、ヘルメス財団は技術的には地球人よりも高度なはずだが、宇宙服のデザインは薄いスーツではなく、ゴツくてヘルメットも大きく、むしろ、ハインラインの小説、「宇宙の戦士」のスタジオ・ぬえデザインのパワードスーツや2001年宇宙の旅の宇宙服のようなレトロ・フューチャー感がある。

 レトロ・フューチャーなのだが、実際の宇宙開発が結局せいぜい月に行くかどうかで止まっているので、逆説的に惑星間輸送船のイメージとしては鉄腕アトムとかハインラインや2001年のようなちょっと古めのSFの宇宙服の方が合う。実際に惑星間航行をしている人は西暦2022年現在、いないので。



 指輪が通信機になっているというのも手塚治虫的。




 クレッセント・シップと同型艦であるが、勢力としてはヘルメス財団に反旗を翻したジット団に使用されているフルムーン・シップでも、宇宙服や指輪通信機は同じものを使用している。

  • GIT団

・主なモビルスーツ


 ジャイオーン. パイロットはキア・ムベッキ隊長



 ジャスティマ パイロットはチッカラ・デュアル。コックピットに懸垂用のフックがある。



 ジロッド(大型モビルアーマー) パイロットはクン・スーン


 特徴としては、ノーマルスーツがトワサンガとクレッセント・シップと同じ宇宙人勢力の紫色のバイザーであるが、よりスポーティーなデザインであり、肩にスパイクがあるなど戦闘的なスタイルでもある。また、背骨や腰骨を支えるようなサポーターのようなパーツもあり、ムタチオンという体質変化の危険がある金星圏の問題を現してもいる。また、ヘルメットの上部に意味は分からないが吊り目のような丸い二つのパーツがあり、クロスボーン・ガンダムの木星帝国のパイロットスーツや、∀ガンダムのディアナ・カウンターのパイロットスーツに似た感じでトワサンガのF91より先で違う惑星の技術というイメージを出している。
 クン・スーンのヘルメットはツインテールの髪形を意識して横長になっている。
 胸の楕円形のパーツは左右に分かれる。トイレのために尾てい骨の部分までチャックが開くのも地球圏の宇宙服と共通している。
 ただ、インナースーツの規格が少し違い、キア隊長がわき腹を掻いている描写から、上下がセパレートタイプになっているようだ。



 劇場版ではキア・ムベッキの持っていた銃は分かりやすい現代型の拳銃になっていたが、テレビ版ではレトロ・フューチャー感のある光線銃っぽいやつ。また、ノーマルスーツの足の甲にサポーターがあることで足首がくびれていない、手塚治虫っぽいレトロ・フューチャー感とかわいさがある。




 量産型モビルスーツのリジット。主にジット団員が使用する。このオレンジ色のパイロットスーツは敵対しているヘルメス財団のポリジットのパイロットも着用している。金星圏ではオレンジ色の宇宙服が共通規格のようだ。ジット団のメインパイロットより、リジットやポリジットのパイロットのノーマルスーツは顎の部分の謎の筒状パーツがすこし小さい。何のための部品なのか不明なので性能の差は分からない。




 コンソール・パネルのデザインはトワサンガのものよりさらに大型になっていて、フルカウルのバイクのような形状であり、G-セルフに近いものになっている。敵の技術が進歩していくと主人公に近くなっていく、という仮面ライダークウガみたいなのは好き。
 また、金星のコックピットはモビルスーツは縦、モビルアーマーは横に金色の線が入っている。これも仮面ライダークウガっぽい。金色だとわかりやすくパワーアップ感がある。モニターとしては邪魔だと思う。
 コックピットの内部の線はアニメーターの人でも把握していなかったりするし機能的な意味もほとんどないけど、ハチャメチャにいろんな勢力が登場するGのレコンギスタという作品で、少しは勢力によって誰が何に乗っているのかを映像化しようとしている努力がうかがえる。まあ、全部覚えるのは僕みたいなオタクだろうけど。




 クン・スーンが乗り換えたマズラスターはジロッドのコックピットを移植したようだが、モビルスーツに搭載されると中の金色の線も縦になる。仕組みは謎。




 ズゴッギー ジット団のローゼンタール・コバシが使用する。ただ、陸海空宇宙に適応した作業用モビルスーツなのでビーナス・グロゥブでポリジットと同じく広く使用されている様子。水中にも適応しているのでジャイオーンなどよりも水漏れしにくい。ジャイオーンは試作機なので…。まあ、宇宙兵器は水圧に弱いという設定もわかることは分かる。空気は1気圧だけど水は水深10メートルごとに1気圧の水圧がかかり、深さ150mでは15気圧になる。しかし、ジット団は水中でも技術テストをしているとか言うセリフもあるので、もっとちゃんとしろよって気持ちもある。
 ローゼンタールも髪型を優先してヘルメットを改造するタイプ。真空の時に目に前髪が入ったらどうするつもりなのか。おしゃれは気合なのか。





 いちおう載せるけど・・・という程度の巨大モビルアーマー、コンキュデ・ベヌス。金星の貝という、名画のヴィーナスの誕生をモチーフにしている名前。
 神話のヴィーナスとは全く関係なく、巨大な電子レンジのように電磁波的なものを放射してメカを破壊せずに中の人間の水分を沸騰させて蒸し焼きにするという外道マシーン。四本の巨大ビームサーベルもあるけど、G-セルフのビームサーベルと拮抗する程度。機動性は低い。
 モビルアーマーとしてのコックピットは登場せず、はめ込まれたモビルスーツのジャイオーンの中でキア隊長が間接的に操作する。

  • ヴィーナス・グロゥブ製のもの


 クラシックなファッションのラ・グー総裁。200歳近い彼の体には秘密がある。まあ、みんな知ってると思うけど。





 ヴィーナス・グロゥブのオーシャンリングの六つのシー・デスクのうち、一つにある首都のようなロザリオ・テンの町並みには畑や人類の文化遺産っぽいもののレプリカが飾られていて、金星近くでも人類の歴史を忘れないようにしている。まあ、ジットラボラトリィのように宇宙世紀の戦争兵器の滅びの技術を保管している部署もあり、割と風の谷のナウシカのシュワの墓所みたいなところがある。



 なんやかんやでヴィーナス・グロゥブのマシーンはジット団以外の地球圏の人に滅茶苦茶盗まれたり配られたりする。
 コックピットの特徴はジット団のものとほぼ同じ。




 ポリジット ヴィーナス・グロゥブの警察、ロザリオ・テンのテン・ポリスが使用する汎用モビルスーツ。分厚いシールドはかなり頑丈でシンプルな武装とあいまってかなり使い勝手がよさそう。取り外しができる背部ブースターの機動力も割とよさそう。
 しかし、キア・ムベッキ達ジット団と戦って見事な3機ファランクスのような編隊飛行を見せたパイロットに比べるとメガファウナに同乗したパイロットたちは技量が劣る面も。見学が目的なので経験の少ない若手が選ばれたのだろうか。パイロットスーツはジット団のリジットのパイロットと同じ。





 G-ITラボラトリィのメカマンたち。つなぎにエプロンという鍛冶職人的な制服。G-ITラボラトリィとはその名の通りG系、ガンダム系のモビルスーツの宇宙世紀の古代技術を研究している団体だが、全ての人がジット団のキア・ムベッキ隊長に従ったわけではなく、なんとなくノレド・ナグとマニィ・アンバサダと和解したり、トワサンガのレイハントン派レジスタンスのロルッカとミラジを通じてアメリア軍にモビルスーツを提供した人たちもいる。
 あまり戦争の深刻さを考えずに武器をばらまいているのんきな人たちという印象。




 トリニティ、G-ルシファーのフィン、ジーラッハかダーマが3Dプリンター的なもので粗削りで出力されている感じ。ヴィーナス・グロゥブでも細かい部品から組み立てるというより、ヘルメスの薔薇の設計図に従って3DプリンターとかAGEシステムみたいなものでざっくり削り出してから細部を詰めていく工作法かもしれない。この部品が劇中に登場した機体のものかはわからないが、数日か数時間というかなり短い時間でモビルスーツを建造できるようす。






G-セルフ・パーフェクト・バックパック
 G-セルフのこれまでのバックパックのすべての機能と、さらにもっとすごいフォトン・トルピードなどの武装が使える。バックパックだけでなく肩アーマーや腕なども強化されている。
 ヴィーナス・グロゥブの技術ではあるが、組み立てを行ったのはメガファウナのハッパ中尉。ラ・グー総裁としてはメガファウナの技術者がどの程度パーフェクト・バックパックを正確に組み立てられるのかをテストしていたのかもしれない。(大気圏突入コーティング剤も上手く使えた船とそうでない船がある)

 金星の技術でパワーアップした割に、内装は特に金になるわけではなく、今までの黒い二本線縦ラインとコア・ファイターのパーティングラインのまま。
 まあ、G-セルフの内装は最初の方から他のメカのコックピットより豪華だったので、終盤で他のメカの内装の方が派手になってちょっと追い抜かれた方がピンチっぽく見える。まあ、それでもパーフェクトバックパックは強力すぎるのだが。





 ザンスガット
 ヴィーナス・グロゥブの汎用モビルスーツ。腕が細く、戦闘用というより作業用に近い気がする。メガファウナに供与されたものはケルベス・ヨーの使用するものが赤く塗られる。地球圏の争いを拡大させたくないラ・グーとしては強力すぎるマシーンをレイハントンの遺児のいるメガファウナであっても渡したくなかったかもしれない。

 ケルベス・ヨーの赤い機体のほかに2機以上が緑色のまま、ケルベスと一緒にキャピタル・ガードから寝返った名無しのパイロットが使用している。

 さすがに型落ちのレックスノーで最終決戦は無理なので、バランス調整。
 ケルベスの癖にコックピットは金星マシーンなので金の縦ライン。また、座席やコンソールパネルも金星で設計されたものはほぼ全部共通規格。




 捕獲マシーン1号のG-ルシファー。大型モビルスーツ。
 ジット・ラボラトリィの人、パチンコで脅かされたからと言ってこんな強力なものをホイホイ女子に渡すなよって思うけど。他にもたくさん盗まれたけど、細かい書類の整理とかはラ・グーの秘書さんとかがしたのだろうか。ジット・ラボラトリィ自体が造反組織として資産がグダグダにされたのかもしれない。




 ヴィーナス・グロゥブの共通規格のシートが3席あって、その後ろに着替えるスペースもあり、かなりコックピットが広い。

 大型モビルスーツなので縦線ではなく、モビルアーマーのサインである横線の金色。ジロッドとは少し斜めの線が違う。



 戦艦級のビームを打ち出せるフィンのスペアもある。最終決戦では月光蝶っぽいのを出したとか。

 盗んだのはマニィとノレドだが、マニィがジーラッハに乗り換えたため、メインパイロットはラライヤ・アクパールが務める。さすがに骨董品のネオドゥでは最終決戦は無理なので、バランス調整。
 射撃補助をノレド・ナグが務める。



バララ・ペオールによれば重モビルスーツという分類だけど、明らかにモビルスーツの数倍はある巨大モビルアーマーのジーラッハ

マニィ・アンバサダが盗んでキャピタル・アーミィに寝返る。コックピットの金の横線はジロッドと同じようなので、やはり巨大モビルアーマーという分類のようだ。しかし、コックピットシートは一つ。なぜ、ジーラッハより小さいG-ルシファーに3席もあったのか。演出の都合だろうけど。





 地球侵略を考えていたわけじゃないし、宇宙で使うビーム砲台という感じのモビルアーマー、ユグドラシル。
 2つの艦隊をテンダービームでほとんど全滅させる。でも地球侵略は考えていない。





 ジーラッハよりもさらに巨大なモビルアーマーなので、コックピットも横の金線だけでなく、サイコミュっぽくピカピカ光る帯が追加されている。
 バララ・ペオールの下に二人、キャピタル・アーミィのモブ兵士が乗っている。

 型落ちでガタが来ていたビフロンをオートで動かして的にして破壊する。バララの下の男性二人はオートのビフロンがどう動くか不安に思っていたけど、バララは下の男に滅茶苦茶塩対応する。ほとんどバララのサイコミュで動かしていたっぽい気がするけど、高出力砲台なので、動力炉の計器を見たり索敵をしたりビームの形成作業をするような分担作業をしていたのだろうか。笹本祐一作の小説に出てきたエリアル(ALL ROUND INTERCEPT & ESCORT LADY)みたいに。
 ゲッターロボやコン・バトラーVとかの伝統か、球形のコックピットのようで、本体がぐるぐるランダムに回転しながら宇宙を飛行していても中の人は大丈夫っぽい。
 テンダービームは本来、フォトン・バッテリーの反応が強いものを狙ってマシーンだけを効率よく破壊するものだが。短期間で雑に組み立てられたらしく、テンダービームは位相が反転してきれいに飛ばずにらせん状に暴走する欠点がある。暴走状態でもビームの威力はあるので滅茶苦茶大量破壊兵器になる。破壊されて各部が爆発してコックピットブロックが欠落しても、ランダムに細かいビームを発射しながら崩壊するというクソ迷惑なマシーンだった。





 クレッセント・シップに乗っていたジット・ラボラトリィの職員によってアメリア軍のクリム・ニックに渡された耐熱マシーンのダーマ。装甲が頑丈で、それなりに機動力があり、攻撃機能もある。でも、一番の特徴は大気圏突入の冷却マシーン。他のモビルスーツ一台をカバーして大気圏突入することができる。




 ダーマから出てきたダハック。4本のビームサーベル(ビーム砲にもなる)の腕と、プランダーという敵のエネルギーを吸い取るビームシールドを掌に持つ2本の腕、合計6本の腕を使いこなす。天才なので。大気圏突入後に高空で乗り捨てられたダーマがどうなったのかを気にしてはいけない。
 ランゲバインごとウーシァを切断するくらいパワーがある。



 ダハックの内部は金星モビルスーツ規格の金のラインのコックピットになっている。シートとコンソールパネルも金星規格。天才なので宇宙空間で一本満足バーを食べ散らかしても平気。(ケルベスも似たようなのを食ってるか)ダハックのコックピットからダーマの操作もできるので、モビルアーマータイプの横線ではなく、縦線。





 モンテーロの時はジャベリンだけ回転させていたといいわけが立つ描写だったけど、ダハックは全身が高速回転する。天才なので。



 天才なので中の人も平気。




 トリニティ
 ダハックを入れたダーマと同じようにアメリア軍のミック・ジャックに渡されたモビルスーツ。邪魔な手足もファンネルになっているという攻撃型モビルスーツだが、足は三本ある。増えてないか?
 内装も金星規格。電気にはなぜか弱い。まあ、他のマシーンは電気だけではすまないで普通に切断されてたので、まあ強いのか。




 カバカーリー
 フルムーン・シップに乗っていたジット団によってマスク大尉に渡された高性能モビルスーツ。本来はG-ITという名前らしい。G-セルフと対になる黒いラスボスなのでだいたい仮面ライダークウガアルティメットフォーム。
 バックパックもヨーヨー以外のものに換装できるらしい。飛行機能はバックパックに頼り気味のG-セルフと違って肩アーマーにあるので、機動性が高いのかもしれない。2千度の高熱に耐えられるシールドが腕に外付けではなく、前面の膝についているという点で、防御力も高いかもしれない。
 耐熱シートが展開できて大気圏突入もできる。


 ていうか、序盤はキャピタルとアメリアでコックピットの中の線が縦と横で区別されて、何となく敵味方が判別できていたけど、終盤ではどいつもこいつも金星規格のコックピットに乗っているので、「もう最後なんだから内装を見なくてもキャラクターは覚えたよね?」という圧を感じる。




 G-アルケイン フルドレス
 G-アルケインの頭部と翼とロングライフルと各部をパワーアップさせたアイーダさんの機体。
 ユグドラシルのテンダービームをレーザーで押し戻すまぶしさ。だが、あんまり戦闘をしない。でも、かっこいいので何となくこいつが来たら雰囲気で戦争が終わる。



 また、G-セルフ パーフェクト・バックパックと同じく、内装は意外にも変わってない。まあ、細かい調整はされてるはずだけど。


 そんな感じのメカ紹介でした。
 

 なんか風のうわさでGレコのスタッフの人でもモビルスーツの中のラインの区別ができてない人がいると聞いたので、とりあえずまとめてみるか、という程度で、大した考察もしていない割に、物量があるので、見積もりでは3時間で書けるかと思ったけど10時間くらいかかった。もっと速くなりたい。


  • ほしい物リスト。

https://www.amazon.co.jp/registry/wishlist/6FXSDSAVKI1Z
↑グダちん用


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