玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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レ・ミゼラブル 少女コゼット46ジャヴェールの正義

終盤で名前がサブタイトルになると言う事はそう言うことだ!
今回はジャン・バルジャンとジャベールに過去の因縁が一気に降りかかり、最後の戦いとなります。
プチ・ジェルベの銀貨をジャン・ヴァルジャンが盗む件はいままで語られていなかったので、カットされていたのかと思ったが、ここへ来て持ってきた。序盤の構成はコゼット中心だったからな。
ちゃんと在ったんだな。この事件がないと刑期を終えているジャンが追われる理由がないからな。コロムビアバージョンの昔のアニメではすごいジャンが悪かったので、どのように描かれているか心配だったのだが、名作劇場バージョンのジャンはすごい憔悴しきってた感じが良く出てたのであんまり悪くなさそうでよかった。
ここで過去を語るのはジャヴェールの過去語りと対比しているんだろう。
それから、ファンティーヌの死の一件や、ジャンバルジャンが重いものを持ち上げる一件も、過去との対比が今回何度も行なわれます。
ジャン・ヴァルジャンの過去とジャヴェールの過去が一気に現在のジャヴェールに襲い掛かります。
そして、セーヌ川
はっきり言って、一人で自殺寸前になって自問自答する男と言うのはアニメにした場合、華が無いし動きもない。
絵コンテは桜井弘明監督自身。
ドキドキしました。
なんか、おれ、以外にもジャヴェールに死んで欲しくないって思ったよ。そんで、ドキドキした。
別に死ななくてもいいよな、だってこの人は普通の人よりもいい人過ぎただけだし。悪人顔だが、声優さんの声の演技も品があって嫌いじゃなかった。
死んで欲しくないと思った。
でも、ジャベールが最初は冷静だったのにだんだん罪の意識を膨らませていくのが怖かった。善悪が逆転し、過去の体験が一気に罪となってジャベールを責めた。
そして、神の朝日が彼を撃つ!
ああ、これは新訳Zガンダム名作劇場でやっているわけだな。
というか、ガンダム自体が名作劇場的ではあったわけだが。
いい脚本じゃねえか。
ポンメルシー伯爵が子煩悩でよかったです。
コゼットがかわいかったです。