玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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京都駅安彦良和原画展 安彦良和×佐川俊彦対談

こういうアムロのコスプレで行った。
忙しいから文字起しはしません。撮影も、録音も禁止。その模様はメモを読んでください。字は汚い。
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僕も安彦良和先生に質問した。
その前に、安彦先生が登校拒否の女の子と文通したという話をしていたので、僕もガンダムを精華大学で見ることで登校拒否を押さえているというお礼をした。
質問は、
人種を書き分ける時の気持について。
よくわからんかった。話がずれた。僕が話すのが下手。
僕は、人種を書き分けながらも同時にキャラを立てる安彦流を聞きたかったのだが、1stガンダム当時に、富野監督が「主人公は明朗快活な日本人男児である」というアニメの不文律を壊したくて、いろんな人種を企画したという話になった。
あと、ガンダムマクロス以後のアニメについて、語った。
マクロスは食わず嫌いで見てないそうだが、マクロスはおたくが描きたいモノを描いているだけで、自分たちのようにアニメ界を変えてやろうとか、社会に一泡吹かせてやろうという「雑念」がなく、ただただ欲望をピュアに造るようになったと思う。
というお話。
それはそれでいい話なんだが、僕はリーンの翼とかは人種をリアルに描こうとしていたけど、キャラとしての立ちは1stガンダムよりは弱いと思った。
だから、キャラ立ちと人種描写のリアルさを両立させる安彦ってなんだと思った。
だから、手紙を出して聞こうかと思った。
そう、考えながらちょっと迷ったりしながら美術館えきに到着した。
そしたら、ちょうど安彦先生も通りがかった。
おれは、ガンダムに関してだけはなぜか異常に運が強い。
この世界に神はいない。
俺がガンダムだ
俺はガンダムマイスターだ。
それで、質問の続きをした。
「ちょっとお時間よろしいですか?」と聞くと立ち止まってくださったので、続きを聞いた。
その模様が、こちら。
字は汚い。
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安彦先生は結構サービス精神が旺盛なのか、大学教授だからか、色々と教えてくれた。
アムロは美形ではないし、1stガンダムも美形ではないキャラが多かったので、人種的な違いを描く事ができる幅があったということだそうです。
僕にとってはアムロ・レイは美形だとおもっていたから、ビックリした。
だから、最近のガンダムは美形だし、高河ゆんさんのような、少女萬画畑の耽美的な絵を描く人は苦手なんじゃないですか?という事だそうだ。
今考えると、でも、竹宮惠子先生は人種を描けてた気がするけどなあ。まあいいや。
それも、マクロス以後の作家だから、自分が萌える手癖で描いてるのかも知れない。
安彦先生自身も、「美形と女の子は一番難しいんですよ」って言ってた。
シャア・アズナブルがオリジンで二人出てくるときも、「美形は似るんだよ」って言ってたし。
実際、原画展を見ると、安彦先生も美形は似てるんだよなあ。
だから、やっぱり話すだけでは安彦先生が深いところでどう考えているかも分からなかったし、分かった所で僕が奥義を体得できるわけでもないし、安彦先生も上手いけど、完璧ではない。
まんが道は奥が深い。



原画はどれも素晴らしかった。舐めるように見た。
2時間半くらい見た。
印刷物では分からない、マテリアルな物質としての原画を堪能した。
機動戦士ガンダムのキャラクターラフの鉛筆画を見て、その表情の豊かさに感動した。
ガンダムジオリジンの下書きから原稿になるまでを想像した。
線に迷いがないことと、画業の豊富さと、描くスピードに圧倒された。


図録は高かったけど、買った。
そのなかで、安彦先生は「新撰組萬画にするなら、最初から函館までいて、明治まで生きた美少年五人集の山野八十八」と言ってた。
正直、描かないで欲しい。
その題材は僕が描きたいから!
4年も前から僕は構想している。
ああ、ダメ人間の癖に描きたい事ばかりある。
安彦先生が絵を描いて、僕が文を書いたら楽だけど。無理だなあ。


家に帰ると、困った事になっていた。
僕はガンダムが好きすぎるから、罪の報いを受けた。人生万事塞翁が馬。
でも、僕はガンダムが好きだから、明日は機動戦士ガンダムのオールナイト上映会に行きます。