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魔法少女まどか☆マギカ新編叛逆の物語ゼロ時上映感想[ネタバレ抜き][本年度劇場映画最高評価] - 玖足手帖-アニメ&創作-
以下ネタバレ
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↑半分の月のような顔になったまどかの半身としてのクリームヒルト・グレートヒェン
暁美ほむらの立ち位置が色々と変わるアニメだったのだが。
ほむらの顔の表情も面白い。
クライマックスからラストとエンディングテーマとその後の追加パートでのほむらの感情において
反転
ほむらはなぜ苦しんでたたかったのか、ほむらはなぜ泣いたのか、ほむらはなぜ笑ったのかほむらはなぜ顔を隠したのか。どれが彼女の本心の顔なのか。
という事は、クレヨンしんちゃんオトナ帝国の逆襲の岡田斗司夫さんのヒロシに対する分析と同じくらい面白い感情の怒涛が圧縮されて秘められていると思うが、それを考えるには何度も見なくちゃいけないと思う。
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しかし、まどか神の壁を叩きすぎて真っ黒にしちゃうの、愛だね。
だが、女の子は心を秘めるもの、その言葉もどれだけ真実か。
いや、相手が虫けら扱いされる宇宙人だからこそ本心を言ってもいいのか。
闇の力で宇宙を書き換えて自分勝手な論理をまくし立てるところ、非常に映像的にも音声的にも快感だった。ガハラ長セリフ。
しかもすべてを冒涜してるのに人間に得をさせてさやかもなぎさも片手間に救うのは実に悪魔的で素晴らしい。
全く、思春期の女の子の考えることはわからん。女心は遠くにありて思うもの。
わけがわからないよ。
瞳が濁ったキュウべぇにはどす黒い感情が生まれたのか?
だが、前項で書いたように、このアニメはレズのホモの妄想だけで成り立っている都合のいい宇宙である。上條もさやかにすら切り捨てられ、いい男が全くいなくて結婚できない世界。阿良々木君というイケメンが居なくて、戦場ヶ原がみんなに八つ当たりする暴走で世界を利用する話。
ほむらだけでなく、他の女の子も勝手な感情と不安定な愛と未練で場当たり的に行動する。しかも、記憶も混濁していて理性的判断がない。
フェミニストに嫌われるかもしれないが、僕はこれは秩序を置き去りにした女性原理の世界だと思う。
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だが、この映画の間だけは目を背けていられたが、魔獣は現実世界にいるのだ。
少女の心の闇と言うかわいらしいものが生み出したナイトメアと言う幻覚ではなく、世界が歪むべくして歪むという秩序の産物としての心の闇が、魔獣だ。
それは男性原理というか、秩序から発する邪悪だ。
キュウべぇは理系男子的に研究にいそしんでいたが、宇宙人で動物なのであまり男性と言う感じはしない。結局魔女に使われるし。
魔獣はこの映画が終わった後も世界が何度も変わった後も、少女たちが悪魔の下で幸せになった世界にも居るらしい。
僕は魔獣が好きだ。
なぜなら彼らは利己的でも感情的でもなく現実的だからだ。
世界は歪む、人の人生は辛い、そういう現実を暴露する大人の男から発生する闇だからだ。
魔獣の闇は歪んだ不正ではなく、世界そのものの現実だ。歪みではない、仕様です。
そこに、レズのホモの魔法少女達がどう挑むか、と言う所に、まだまだ続編の余地があると思うんだが。レズのホモ少女たちが男と交差する時、物語は生まれる!
悪魔誕生後の世界。
初恋を他の女に押し付けて処女を守ってレズとして楽しくやってる美樹さやかと佐倉杏子、いろんな仲間ができてうれしい巴マミ、業も理念も忘れて自由に復活したべべ。悪魔でクレイジーサイコレズ暁美ほむらに見張られている神の半身である純粋な少女の鹿目まどか。
思春期から大人への扉を閉ざしたような少女趣味のエンディングのカラフィナさんの「君の銀の庭」の倒錯的な思春期歌詞(うろ覚え)
だが、僕は男だ。そんな小娘たち、大人の男の闇で汚してやりたくなる…。
そして、低学歴の世界に代表されるように、本当はこんな世界の雄と雌に救う価値なんかない、愚民どもの群れでしかないことを教えてやりたい…。
そしてご褒美としておマンコをなめたい。
そうした時、魔法少女は大人の女性として世界の構造上の問題を作ってきた男性原理の強固さと冷徹な功利主義に立ち向かう魔法騎士となるか、それともつまらないガキを再生産する母親と言う名の子宮袋に堕して個人的な幸せをむさぼるのか?
さあ、女たちよ、自分の存在を示すのだ。小さななかよしグループじゃなくてこのクソッたれの世界に。
まあ、僕は世界からとうに見捨てられたニートだから遊んで暮らす。
とりあえず、まどかもほむらも世界を書き換えても、それは魔法少女や想い人を救うだけの願望で世界は無視した。だから、世界の闇は世界が世界である以上、自動的に世界から生産される。それが現実であり魔獣の冷酷な邪悪さだ。
ほむらは魔獣を歪みと言うが、僕から見ると魔獣は世界の正常な反応として世界に絶望したクズが増えたら刈り取るだけなので、合理的に見える。それを邪魔する小娘と、そこから小遣いをもらう宇宙人の方が不合理だ。
だから、ここからが本当の地獄だ。
杏子が制服を着ただけで喜んでいた時代はもう戻らない。
人類は被害者ではない。呪いを生み出す加害者でもある。それで世界は回っているのに、勝手に魔獣退治をする子たちは世間からつまはじきにされるかもしれず、それは僕の好み。
魔獣を殺す魔法少女は絶望するかもしれないが、円環の理は仕組みはあるが、人格部分を分離されているし、そもそも魔獣に対しては何の助けにもならない。
愛ではどうにもならないことを知った少女たちの顔をもう一度口惜しさと涙でゆがめてみたい。社会の汚さを嘗めろ!
その時に、心を秘めたり、言葉をぶつけたりする少女たちが、おそらくまた乱れるだろうから、それを僕は見たい。
だから、僕はこの次の続編は肯定派です。
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:小ネタ
キュウべぇが何度も何度も惨殺から逃げようと飛んで逃げようとするのは、ガンバの冒険?とか動物アニメの飛翔感があってかわいかったです。
何度も言うが、そして、やっぱり、怪異少女や絶望少女たち、女の子のこじれた感情を救済するには、たっくんが阿良々木暦みたいな神谷浩史に成長して体を張るしかないのかもな、って思う。
たっくんは女神の弟だから神話としてすごいポテンシャルがあるはず!
数年後、姉のメロンを受け継いだライダーヒーローになる可能性が・・・
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だが、僕は魔獣の王になって女の子の尊厳を冒涜したいな、と言う夢もある。
男って、ほんと、酷い奴ですよ。ホモとかレズとかでなく、何となくカエルを解剖するような感じで人を殺すような快楽殺人もいる。そうして、そんな人が何食わぬ顔をして社会の一員面している。
荒野となった世界で、今回の映画の登場人物たちは現実に戻った。
それからほむらの愛の力で学校も復旧した。
そう言う現実に、魔獣は居る。人が人である限り。
初恋の悩みとか親の因縁とか、振り切った魔法少女達が次に成長するとしたら、レズのまゆの中に閉じこもることではなく、膨大な呪われた人々と向き合って大人になることだろうし。
それにたいして、悪魔がどうするか、そういう面白みもある。
明けの明星ルシファー暁美ほむらは太陽まどかの一部を隠す。世界の影の部分に小悪魔を侍らせる
半分の月は、月読であり狂った世界で独自のルールで動く生き物を描いた新房作品は月詠 -MOON PHASE-。月はウテナ的には兄弟(姉妹から見た男)=たっくん。半分に去勢された男性原理。
その天文学的に歪んだ世界観で。元の姿から不自然な世界になった不完全な世界で、世界の歪みの呪いはどう流れるのか。
さて、今後どうなるか。
まあ、なるようになるだけだ。
(あと、狂った世界の内側にいる人外を描いた新房作品と言えば他にも夏のあらし!も印象的か。たっくんから魔法少女の姉たちを見ると夏のあらし!だなー。俄然、過去の新房作品を見返したくなりましたので、ぱにぽにだっしゅ!を買いました)