玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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フラクタル最終回 楽園 安心

うむ。やはりオタク限定であっても当代きっての有名人、東浩紀山本寛がSFアニメを作ってもこの程度か。なら、俺のつけいる隙があるな、と、安心。
あきらかにうちの脳内妹とその仲間たちの方が萌える。
俺が萌えている。
脳内妹はチューしたい。フリュネは別におっさんに舐められてても「そうですか。どうぞどうぞ」とウエシマ作戦である。ていうか、やっぱり悪人が悪い時をする時だけ露悪的な芝居をするのは演出が下手糞だなあと。
あ、島本須美はやっぱりうまかった。島本須美が演じてる人はよくわからんかった。
フリュネがおっさんの脇腹を刺したのは面白かった。でも、心神喪失じゃなくて確固たる意志を持って刺したカテジナ・ルースさんの方がもっと強かった。何しろ主人公の中学生を刺す。でもウッソはもっと強いので「全く・・・」と村上春樹リアクションでスルーした。そしてカテジナさんは数ヵ月後に・・・。
カテジナさんは最後のボスだけど露悪的な芝居と見せかけて、「クロノクル来い!」って言う時にちょっと泣き顔で少女のような声色を出すので、あなどれない。
ていうか、美少女がレイプされるって、そんなに世界の命運を左右するほどの問題かなー。本人は不機嫌になるだろうけど。Zガンダムのレコアさんとかは不機嫌に成ってたけど、別にパラスアテネは戦局にあまり関係してなかったしなあ。
ていうか少女で世界が救えるわけないでしょ。
未来少年コナンの場合はラナはジジイのカギだったわけで、つまり神はジジイ。


うーん。
選択しないで世界が続いて行くって言う方針自体は面白いんだけど、そういう人のたくましさの説得力が、なぜかブレンパワード∀ガンダムといった同じようなオチのアニメほどは感じなかったなあ。
なんでだろう。
たぶん、ロボットとか戦闘シーンに迫力がなかったからだな。うん。未来少年コナンもロボットが出てたし。と、そういう方向で納めておきましょうや・・・。
山本寛監督は氷川竜介さんとのツイッター対談で「普通に終ります」って言ってたけど、本当に普通に終った。


しかし、フラクタルリング・オブ・ガンダムはじめたいキャピタルGの物語って似てる。軌道エレベーターとか、システムが滅びかけた世界とか。
なにより、ビューティー・メモリーがドッペルだしね。ホログラム立体映像の美少女ヒロインが世界の命運を握ってるしね。
そして、アムロの遺産とは普通の16歳の少年の思い出だったりして…。
やだ!トミノすごい!フラクタルの内容を5分でまとめちゃってる!
フラクタル・オブ・ガンダム 総監督:富野由悠季 監督:山本寛 脚本:岡田麿里斧谷稔 設定協力:東浩紀 デザイン原案:左、あきまん西村キヌ中村嘉宏 アニメーションディレクター:重田敦司 制作:サンライズとロボット(グロスでスタジオジブリ) これで勝てた!


しかし、俺はどのアニメを見ても結局は富野由悠季の話になっちゃうなー。


あ、ドッペルのデザインは面白かったです。あと、後日談で未来なのに化石燃料のトラクターを使ってたので滅びればいいと思った。∀に出てたフロジストーンなら許す。
あと、僧院が一個潰れただけでダメになるんだ。その割に大衆は平然としていると言うか、人口密度が低そうというか、どうやって最初に人口を減らしたんだろうねえ。キングゲイナーはそこら辺が分かりやすく導入できてて良かった。
やっぱり富野の話に・・・。


フラクタルシステムって言っても、衛星の配置の仕方が部分と全体が相似形してるってだけで、富野が「軌道エレベーターにDNAや貝の形態を応用する」とか「構造自体でエネルギーを生み出すシルエットマシンだ」「ノヴィスはピラミッドパワー」とか、そういうテーマ性に通じるニューエイジ電波っぽさがなかったなー。ていうか富野って電波だなあ。おもしろい。愛しちゃう。