5話までは一気に見たので、丁寧な感想が書けなくて済まない。
2期に入って、かなり原作からの再構成が激しくなってきたので、まとめてみる。
科戸瀬イザナが入浴して女性化して、そこに谷風が来訪するのは原作8巻70Pから。
つむぎと縁側で会話するのは、そこから原作8巻81Pまで。
「あと何回くらい会うことができるんだろう」というつむぎのセリフは原作通りだけど、イザナの「こんな戦争さえなければ」と、谷風長通の「ガウナを倒して戦争を終わらせよう」という台詞はアニメ版の追加。戦争を終わらせるために戦う、というのは最近のロボットアニメにありがちなので、分かりやすさを増すために追加したものと思われ。
で、原作8巻82Pからは奇居子の本体と同等の強靭さを持ちながらカビと言う弱点を克服した究極の素材の新メカの骨格が開発されたということだが、アニメではアニメオリジナルの対大衆合船重力子放射線射出装置の開発シーン。
原作では新メカの装備として重力子放射線射出装置が付いているが、アニメ版では重力子放射線射出装置が単体で出るのか？なんか触手が出てましたけど、どうなるんでしょうね。
原作8巻30Pでは、東亜重工製一九式新型衛人と一七式継衛の四機掌位実験だったが、アニメでは一八式量産衛人と継衛改。アニメでは一九式は出ないのか？
来週の次回予告ではサマリが谷風と飲み屋に行く原作6巻80Pのエピソードと、原作8巻29Pの人工カビの端材の刀の影像が出ていた。そのタイミングで一九式は出るのか？アニメでは岐神開発製一八式で押し通すのか？
原作8巻36Pで、四機掌位訓練につむぎが乱入するのは同じだが、原作ではつむぎと谷風の掌位はない。つむぎと谷風が掌位するのは原作12巻の148Pなので、結構後の方のエピソード。（現在、最新刊は14巻）
後半の展開はどうなるんでしょうね。アニメ。原作もアニメの終了と同時に終わるという、とらドラ！展開にするのか、どうか。
原作8巻37Pでつむぎが元気に飛べるようになって喜んだ谷風が戦闘糧食を全部食べる描写はカット。つむぎが回復したのは前回なので。ちょっと時系列が原作と前後している。
パンチラ不動産屋のお姉さん（井口裕香さん）は原作8巻92P。
緑川纈が模型屋のおじさんが作っている重力子放射線射出装置の模型に感動するのは原作10巻の123P。
一六式衛人雷光とは？
アニメではこの時入荷したのは一六式だが、原作では一七式白月改継衛が入荷して、それを纈が購入した。（そして、つむぎに壊された）アニメで纈が購入したのは原作11巻20Pに登場した一五式衛人っぽい。
原作ではここで纈が谷風と一緒にいるのを目撃するのはコスプレしたイザナ（10巻125P）だが、アニメでは不動産屋のお姉さんの出番が増えている。
谷風とイザナが引っ越すのは8巻95～104Pあたりが忠実にアニメ化。
ただ、原作では「基地に直通のエレベーターがあるんだ」と言ってるのが「軍事区画へ直通の昇降軌道があるんだ」に微妙に漢字が多い風に改変されている。特に意図が分からない。
つむぎと谷風が夜風を浴びるのは原作8巻110P。ここで登場するクワガタの声が弐瓶勉先生らしいが、声なのか？どうやって音を出していたのかわからない…。
原作10巻85Pで重力子放射線射出装置が発射されるが、微妙にアニメと違っている。
原作では暴走事故で発射されるが、アニメでは小惑星に向けての試射実験。
また、原作で貫通されるのは惑星ナインの衛星だが、アニメでは浮遊小惑星になっている。
ここらへんは、大シュガフ船とシドニアの位置関係が原作とアニメが違っているからだろう。
そういうわけで、今回は原作8巻を中心に、10巻の重力子放射線射出装置関係のエピソードをミックスしている。
3DCGはCGデータを使いまわして精密なメカ作画ができるが、逆に手描きアニメと違って沢山の種類のメカをモデリングするには予算がかかる。なので、融合個体二号機や一九式や高コスト実験機や二〇式や隼風や水城、は出ないのか？（エンディングテーマに出てきているのは原作13巻48pで初登場する継衛改二のようだが、果たして原作と同じような活躍をするのだろうか？）
