玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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ハピネスチャージプリキュア!最終回!号泣!

第49話 愛は永遠に輝く!みんな幸せハピネス!
もう、泣くしかなかった。
もちろんうれしくて泣いたんじゃない。情けなくて泣いた。
僕たちにはこんなアニメキャラのような都合のよい、そして確固たる愛の力による成功や安定などは無いのだ。
僕は考え方はレッドに似ているオッサンだが、結局レッドがプリキュアに抱きしめてもらえたり話を聞いてもらえるのは彼に権力と暴力と整った容姿があるからであって、僕のような真正の屑は絶対に救われないんだということを再実感した。
アニメキャラは愛や平和の素晴らしさを説く。
だが、現実ではみんなシリアの政権が反政府軍にたる爆弾を落として殺したのを笑い、それに乗じて台頭したイスラム国が日本人を拉致して殺害したのを自己責任だと笑い、クソコラの道具にした上に「死者をネタにすることがテロとの戦いだ」と思いやりも糞もない冷酷で他人を切り捨てる発言をする人がネットに溢れている。
日本の政治家も1人の日本人が殺されたくらいで絶対に許せないとか言いつつ、同盟国のアメリカは空爆で6000人のイスラム国を殺した。憎しみと差別と暴力と殺人しかないし、それが経済を潤して僕たちは汚れた金で汚れた命を飼って汚れた人生を汚く生きている。
僕も母親を自殺に追いやるまで機能不全家族で母親を無視した。僕は母親を死ぬまで追いつめて、僕自身の精神も壊れて胸に穴が開いている。だがアニメや萬画と違って僕を救う相手はいない。母親は永遠に死んだままだ。奇蹟などない。


僕は仕事でも過労死寸前までいじめられた経験しかない。社会にも家族にもどこにも愛はない。アニメの虚構だけだ。愛なんか幻なんだ。
だから、僕たちはハピネスチャージプリキュア!の正しく愛に満ちたハッピーエンドに感動する資格もないクズだということを突き付けられた思いがして、僕は泣いた。
今年のプリキュアの最終回はネットの盛り上がりに欠けたとTwitterで聞いたが、そりゃあそうだろう。だって我々呪われた一族はこのアニメに感動することすら許されていないのだ。会いも夢も優しさも希望も人類には無い。
唾棄すべき存在なんだよ。

だから、ハピネスチャージプリキュア!やその作中の人物の愛や考え方は悪くないけど、要するに人間様の手は血にまみれているんだ。

現実は捨てて虚構の世界に戻るんだ。