読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。旧玖足手帖から記事・ブクマを引き継ぎました。


          Sponsored Link Google AdSense 広告

機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ第20話 相棒とタブー

twitter.com

まあ、ガンダムは人気アニメなので僕がいまさらあれこれ言うことはないんで、ツイッターの感想まとめを見ていただければそれでいいと思うんですが。
今回一つだけ気になった点がある。
タブーの描き方がGレコと似て非なるものだなー、というのがガノタの中で覇権争いをしている富野信者として思うところ。
(最近は自称富野の一番弟子の福井晴敏さんを信奉するユニコーンおじさんがニチアサに攻め込んできて、動物ゴーストがぶっちゃけあり得ないキュアップ・ラパパなガンダムバンダイ戦国時代なのだが)
阿頼耶識システムが厄災戦の記憶でギャラルホルンに反抗する要素云々だからタブーとして意図的に人体改造を差別する意識を流して規制するの、っていうの、ガンダムアニメの前作Gのレコンギスタで「宇宙世紀で人類が絶滅しかけたので、科学技術全般をタブーにして、人工物をあがめるスコード教で規制する」っていう要素を受け継いでるなーって思う。
しかし、ガンダム Gのレコンギスタではクンタラへの差別意識とかキャピタルやトワサンガや金星を神聖視する意識はあるとしても、人命に優先するほどのタブーじゃなかったし、割といろんな人に破られていたタブーだったし、タブーを破ることで政治的に優位に立とうとする様々な人が描かれた。
クンタラを差別してる人は差別しているにしても形骸化していたり、単なるストレス発散だったり、組織でいじめる相手を作ることでガス抜きをする構図だったり、本気でクンタラを汚らわしいと生理的に思ってる人は少なかったんじゃないかと思う。
キャピタルタワーやクレッセントシップを攻撃したらあかん、っていうのも宗教的意識と同時に「バッテリーが止まると困るから」という実利も絡んでいた。


なので、今回のアイン君が死にかけているのに機械の体で手術するのがアカン!化け物になる!ってインテリで軍のトップの貴族の人でギャラルホルンを改革しようという志を持っていて、おそらく作中でも頭の良い部類にいるであろうチョコレートの隣のガリガリ君が頑迷に手術を気持ち悪がっているのが、「えっ。そんなに汚らわしいですか?マジで本気でそう思ってるの?」とビックリした。チョコレートの人はタブー破りをするクンパ大佐みたいな人のようだが、マクギリス以外に機械人間に対するリベラルな功利主義者は少ないのかな?(クンパ大佐もGレコの企画段階では仮面の男だったので、サンライズ的にアイディアを流用したのかもしれん)チョコレートの隣のガエリオが貴族だから一般人やヤクザよりも差別意識が幼少期からの教育文化で刷り込まれているということはありそうだが、それはそれで現実的ではない、お坊ちゃん過ぎるなあ。
うーん。まあ、地球もそんなに狭くないし、地域差があるんだが、宇宙ヤクザの人はまた違った考えなんだろうか。僕がちゃんと見てないせいもあるけど、あんまり文化がわからんなあ。火星だから改造に寛容かっていうわけでもないし(覚せい剤みたいな扱いだし)、火星人はリアリストかっていうと、火星から地球に来た鉄華団の連中は魚もよくわかってなかったりするし。


確かに富野作品でもスペースノイドとかニュータイプとかガロウ・ランとかムーンレィスへの差別とかは描かれてきたのだが、本質的に差別対象が気持ち悪いからダメとか思ってる人もいるけど、「差別する対象がいた方が都合がいいから差別するよ」という政治的な感じの方が多かった気がする。ネオジオンとかガロウ・ランとかムーンレィスに対して手のひらをクルクルする人がいたし。


富野作品だと差別意識も政治利用して自分が得するように争い合う人々という感じなので、それが好きな私からすると義手義足をつけるくらいのことを未来人のくせに、そして厄災戦は300年も昔なのに、生理的に気持ち悪いと信じ込まされるっていうのはメンタルが弱いなーって思います。
ビスケットのお兄さんはなんか自殺しちゃったのになんとなくコロニーは謎の成功を収めたし。メンタル弱いな。
メンタル弱いわりに、ビスケットはキレて鉄華団を抜けるとか実家の火星から何千万キロも離れて物理的に抜けられないっぽいところで宣言しちゃうし、メンタルが弱いというか考えが浅いんじゃないかとか思うんだが。抜けることを決めたにしろ、地球で言っても抜けられないし地に足を付けた生き方はできないだろ。
とか。
あと、クーデリア様って政治家の割に取り巻きとか支援者がガチでいなくて心もとないのだが、フミタンも死んでるのに鉄華団と別れて単独行動するとか言い出して。謎。そもそも支援者抜きの政治家が単独行動っていうのが良くわからん。セキュリティが…。マララさんとかを描きたいのかなー?でもマララさんも裏はいるよね。リリーナ・ピースクラフトさんは取り巻きの組織が入れ代わり立ち代わりして利用されたりしてたけども。


まあ、萬画の人だから今の私とはメンタルが違うのかなーって思いました。うーん。解説書とか公式サイトに目を通したら文化がわかってくるのだろうか…。


しかし、紅殻のパンドラで「義手義足を電脳で上手に使える美少女(メカフェチでレズ)がすごい!」っていうアニメが金曜日の晩にやってる後に日曜に「義手義足や電脳手術は気持ち悪い!化け物!」っていうオルフェンズを見ると、差別もいろいろだなーって思いますね。
TVアニメ「紅殻のパンドラ」ED主題歌「LoSe±CoNtRoL」
TVアニメ『紅殻のパンドラ』OP主題歌「hopeness」(アニメ盤)