玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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BLOOD-C第十一話 たれをかも 序破急のQだ!

つまり、Qの答えは劇場版でね!という事か。
いきなり舞台の種明かしが始まってビビったー!そして、やっとこれまでのBLOODシリーズの米軍とか翼種とか吸血鬼という設定と繋がってきた!おお、これは上手い構成だな。
水島努監督のファンで、いつもどれもアニメは安定して面白いクオリティの水島努作品だし、見てて全話の録画をなんとなく残していたけど、面白くなってきた。一話から各話も面白いけど、なんとなく微妙な所もあって、展開が遅いっぽい所もあったので、「これ、ビジネスモデルとしてどうなん?」って思ってたんだが。やっぱり、劇場公開が決まってるBLOODブランドの余裕だったのか。テレビシリーズは地味に始まってビックリさせた所で劇場につなげるのかな。



更衣小夜の声が水樹奈々だし、リアルなプリキュアだと思って見てたんだけどなあ。リアル鬼ごっことか、リアルおままごとみたいな。魔法少女まどか☆マギカはリアルな魔法少女だったし。
戦いの描写とかはリアル、というか血なまぐさいけど、所詮はプリキュアとか魔法少女みたいな話だから、「町の外が存在しない」「町にしか怪獣が存在しない」「怪獣について報道がされない」「誰も町の内外に移動しない」「制服がおかしい」「キャラの名前が珍しい」「主人公の家族関係や過去が描かれない」というのは「アニメのお約束」何だろうなーって思ってたんだが。それを舞台装置として使ってくるとは。
押井守的な箱庭だったのかよー。やべー。ビューティフルドリーマーな終わらない夏休みかよ。バトルロワイヤル臭もあり。

−作品の概要と魅力は?

 現実なのに現実感がない。そんな感じを受けたことがありませんか?
http://mantan-web.jp/2011/08/27/20110827dog00m200002000c.html

11話を見たら、じわじわとこのインタビューの意味が分かるなぁ・・・。


しかし、今回は謎ときの会話と、本性を現した同級生役と先生役の求衛のの求衛ねね、時真慎一郎と筒鳥香奈子のリアクション芸だけで、主人公の小夜はずーっと放心状態でちょっと回想したりする程度の、ほとんど動きの無い芝居だったのだが。
最後に出てきた大きな古きものも「メインキャスト」を攻撃できないで停止してるし。
でも、ほとんど動きがないのに、カット割りやテンポのよさ、演出フィルムの張力(テンション)だけで、あんまり退屈せずに1話見れた。(ストレッチしながらだが)
これは、やっぱりスタッフの力量が良いからだろうなあ。だから、僕も「思わせぶりな割になかなか話が進まないけど、なんとなく面白いなあ」と思って録画を残していたわけだ。やっぱり俺の眼は確かだな。うむ。
下の輪るピングドラムの10話の解析みたいに絵コンテ解析をしようと思ったら出来るだろうけど、だるいからやらない。なんとなく見て、なんとなく面白いだけでも充分だ。
水島監督はやっぱり面白い。侵略!イカ娘の続編にも期待しているでゲソ。
おおきく振りかぶって」は原作を溜めてからやるのかなあ。


来週、最終回!!!