玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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創作幻視小説版「夢兄妹寝物語」 2003年10月 第10話 今回の出演と後書き

サブタイトル[ロマンスの休日] 
前節[創作幻視小説版「夢兄妹寝物語」 2003年10月 第10話 第7節 - 玖足手帖-アニメ&創作-
今回の出演は
 
 

  • 頭令そら(ZURYOU Sora)(12歳)

1年目のそら
本編の主人公。
頭が良くて好奇心旺盛で活発でわがままな美少女。
世間的な常識や禁忌意識は全くない。
反社会性人格障害演技性人格障害自己愛性人格障害
宇宙人に育てられ、養護学校を中退したり、魔道少女になって大人に変身し身分を偽って看護婦をしたり、アイドルをしたりしていたが、先月から教えを受けることにした家庭教師の社亜砂の元で中学受験に打ち込んでいる。
珍しく私生活での付き合いも深く長くなっている。
でも、一度覚えたものを忘れる機能が付いていない大雑把な脳の持ち主でIQも高い天才なので、名門私立の聖ウォーター女学院中等部への合格ラインは10月の時点ですでに軽く越えている。なので、今回はヒマつぶしと言うか好奇心から家庭教師の私生活をスパイしようとした。  

  

  • 頭令倶雫(ZURYOU Guda)(21歳)

頭令倶雫
植物人間。そらの兄。本編のヒロイン。
現実に戻ってこない回避性人格障害
異次元に意識がさまよっており、それを頭令そらに「夢見」の能力で覗かれている。
ただし、その夢の内容はかなり下らない。オタクっぽく、子供っぽく、ふざけている所がある。
そんな変態のオタクの兄の心の底を覗いているのに、兄に恋愛感情を抱いている頭令そらは異常者としか言いようがない。
  
  

  • レイ(エリア0)


最初のしもべ。
イスラエル製戦闘集団暴徒鎮圧用人型ロボットの試作機に見えない宇宙人の群体数兆人が取りついたもの。地球の物体を国土として、微小な宇宙人が独自の国家を内部に形成している。話すときは主に外務省の広報が、地球の空気の分子を振動させる宇宙的技術マシーンからの合成音声を送信する。その文面を作るためには宇宙人議会での手続きが必要だが、宇宙人の体内とは時空が違うので、流れる時間速度や情報密度が違う。そのため、空は普通に会話する感覚で宇宙人政府たちとやり取りできている。

    • 宍戸隷司(エリア0.2)


レイが人間の皮を被って変装した姿。自称、頭令そらの執事。
黒い服を着た長身痩躯の初老の男性に外見を変形している。
過去の自己の責任から頭令兄妹を警護しなければいけないと思い込んでいる。強迫性人格障害

  
  

  • ソレイユ病院第11セクション第011科11号室(No.1101111)(エリア1)

名門私立ソレイユ病院の第11セクション、入院病棟の中腹10階にある第011科(脳神経外科)特別長期入院患者用の11号室。
エリアは宇宙人の行政単位である租界の番号。頭令そらを盟主とするが、内政や外交に関しては他のエリアとは独立して、ここに独自の行政機関を持つ。
一番目のしもべ。通称、11の11の11。
頭令倶雫が入院している病室に憑依している宇宙人の群体。
倶雫の最側近として直接警護を担当している。戦闘は行わないが、倶雫を守るためのバリアーや、亜空間展開能力、質感を持った虚像を作る能力を持つ。 
 

  • サイドバイクロン(エリア2)


2番目のしもべ。
偽造バイク。廃車になったショベルカーと外国産軽自動車の半分をつなぎ合わせたサイドカー。主にレイが運転主役を務める。
テレポート以外の頭令そらの移動手段。少しだけ宙に浮いて音もなく滑空するが、人間の前では偽装のエンジン音を鳴らす。いかなる不整地でも、無限軌道とシャベルの腕を使って突破する。全長は4メートルほどあり、バイクとしてはかなり大型。
体表から催眠電波を出しており、異様な形でも人間に不信感を抱かせずに公道を走る事が出来る。
  
  

  • 四つ角の四つの塔の屋敷(エリア4)


4番目のしもべ。
頭令そらの屋敷に憑依している宇宙人国家。
そらが生活し、学び、憩う。
 
 

  • クロムのロザリオ(エリア6)

6番目のしもべ。
頭令そらの直接警護を担当。
今回、重力レンズを使ってそらの望遠鏡の代わりになった。
また、音声を拾って、遠くの音声をそらに聞かせたり、他のしもべとの密談の仲介役にもなる。
外国語の翻訳はあまりうまくない。これは言語能力が低いというより、地球人の感情や立場による言葉遣いを理解していないため、乱暴な直訳を行うのが原因。
ある意味、今回の騒動のきっかけの一つとなった。
長方形を組み合わせた十字架の形をしており、宇宙人が素粒子レベルで組み立てた立法体心格子構造のクロムの単結晶金属を宇宙人の核力操作とバリアで強化しているので、その角を使えば鋼鉄も紙のようにたやすく切断する事が出来る。

 

  • セブンセンサー(エリア7)

7番目のしもべ。
地球の七つの大陸と七つの海と七つの大気層に薄く分布している宇宙人国家。
主な任務は情報収集と、瞬間移動の補助。
ただし、彼らもロザリオと同じく地球人の思考や文化をちゃんと理解していないので、社の経歴偽造を見抜けなかった。表層的な書類やコンピューターデータの電子配列を人知れず痕跡を残さず収集する事は出来るが、その中にある意図を読み取る事が苦手。
  
 

  • 社 亜砂(やしろ あずな)(推定20代後半から30代)


本名・大臣カズハル(おおおみ・かずはる)
ロリータコンプレックスの性嗜好障害で、頭令そらの家庭教師。
今回は彼の生い立ち話でしたねー。詳しくは本文で。
服役する前はDEAのエージェントだった。
ホームルウム服役と言われる事件では、教育実習生で赴任した女子校の学級のクラス全員の少女を強姦したと言われる。
彼が服役した事にも、DEAや政治家の家系の実家の思惑や司法取引が絡んでいる。
家や、国や、企業や、法律といった組織に一人で立ち向かって損をする所がある。が、本人はそれをあまり気にしていない。損得勘定より、一人で動かないと気が済まないのだ。
被っているGPS付き仮面で警察に盗聴、盗撮されている。少女に対して性的興奮や恋愛感情を抱くと仮面の耳から出る電磁波と超音波で脳を焼かれて鼻血が出る。
仮面は自宅で所定の時間(睡眠や入浴など)のみ、外す事が出来る。
鼻血が出ない所を見ると、シスコンではないようだが、仮面にはシスコン矯正電波の機能は無い。
この監視と拷問を行う仮面をつけられたロリコンは少女を見ただけで拷問されるため、事実上社会復帰ができず施設内に隔離されたものが大半であるが、社は通常の三倍ロリコンなので堂々としている。
現在は頭令そらの家庭教師をしているが、ロリコンを克服し社会復帰したと警察上層部に証明し、ロリコン矯正マスクを外させる司法取引をする条件として、家庭教師以外にも、とある人物の命令で“様々な社会奉仕活動”を行っている。
仮面以外の、使っている家財道具や衣服やクレジットカードは全て妹のアレッシアがスポンサーになっている。ほとんどがイタリアの高級ブランドの払下げや訳アリ品や試作品。
変態なので私有財産を持つと、女学生に貢いでしまう癖があり、禁治産者の落印を押されている。


旧名・大臣アリサ
社亜砂の妹。
イタリアのマセラティ家に嫁いでイタリアに帰化した。夫は一昨年に死亡し、現在は未亡人として、夫と自分の親の家の資産を利用した投資家として、いくつかの会社の取締役をしている。
セーラ・クルーゼというのは一度きりの取引相手に対して用いる名義の一つであり、また、親戚をたらいまわしにされてイギリス系の家に引き取られていた時の名前。その時に一緒に引き取られた社の名前はエドワード・クルーゼ。
兄の社と違い、組織に立ち向かうより、組織の中で自分が得をするように立ちまわる生き方をしている。サイコパス傾向を持つが、それを経営手腕として生かしている知的確信人格。
社の身元引受人であり、監視員の一人。
公には社亜砂とは他人という事に成っているが、日本警察やアメリカの上層部の一部には身元引受人として社と交友関係があったとしている。だが、兄妹ということは家のために秘密。
兄との間に恋愛はない。

  • ロミオとアントニオ

アレッシア・マセラティの護衛。イタリア人。二人とも黒スーツに黒いサングラス。体格は大柄。
黒い短髪の方がアントニオで、頭令そらに蹴り飛ばされて森の中にぶち込まれ、アレッシアから試験飛行を依頼されていたオートジャイロで飛行中の社亜砂に助けられ、同乗させてもらい社のマンションでアレッシアを待っていた。
鳶色の髪でややパーマがかかっているのがロミオ。運転していたアーマードベンツのタイヤを頭令そらの振るったロザリオの一撃でランガードシステムが作動しないほど深く、リムごと破壊されたため、タイヤ交換をしてからアレッシアを迎えにきた。
二人とも悪人ではない。
組織に依存する傾向の人格。

  • 大臣大次郎(おおおみ・だいじろう)

社とアレッシアの父。故人。
政治家の家系の大臣(おおおみ)家の人物で、70年代には日本国の大臣を歴任した。
が、本妻との子供の他に、外国人の女性の愛人との間にカズハルとアリサを授かり、そのスキャンダルで失脚。
愛人に捨てられた事や心労が重なり、強迫神経症や薬物中毒などを併発し死亡。
結構ハンサムだった。

  • マリア=アルティメイア

大臣カズハルと大臣アリサの母。本編には未登場。
金髪の美女。

年齢を超越した美しさを持ち、浮気症で快楽主義者の富豪。現在はアメリカ在住の投資会社に関係している。

アレッシア・マセラティは彼女の事業のEU部門を受け持っている立場。
社亜砂とは確執があるが、最近は全く交流がない。
他に子供がいるかどうかは不明。
 
 



あとがき
DEAについて突っ込んだら色々とめんどくさい事に成るんでやめます。
 
 

乙女の感想♡
 
 
妹「アリサさんはカッコいい人だったわね。あたしもこういう自立した女に成りたいなー。でも、あたしはお兄ちゃんとはもっと一緒にいたい年頃でもあるわけです!」
 

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