玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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富野監督インタビュー朝日新聞AERA7月27日号買って読んだけどガンダム世代って糞だわw

まあ、僕も三十代だし大人だしゲイン・ビジョウより年上になってしまったのであんまり40代50代のガンダム世代の事はとやかく言えないし、実際社会の底辺なんですが。そしてガノタでもありロフトプラスワンウエストでの8月8日『トミノアニメブロガーナイト ~Gレコを語りつくす~』 というイベントに有料で出演するガンダム芸人なんですが。(詳細は下記)


しかし、AERAガンダム世代特集、本当にクソだと思った。
トミノアニメブロガーナイトトークライブに出演するために人前に出れる体を作るために、半身浴を1時間しながら読んだんですけど。夏場の半身浴は老廃物を出せるし水分補給をしつつ汗を手軽にかけるし、お菓子1つ分くらいのカロリーは消費できる。


しかし、ガンダム世代は糞だわ。
なあああああにが「社会を変えるガンダム世代(あのアニメがあったから、今の自分がある)」よ!!!!
ふざけているのかーっ!!!!
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初っ端から

あの時、ガンダムを見た子どもたちは、40代から50代前半。社会を動かす中心にいる、彼らが目指すものとは何か。

ですからね。
は?????????
アニメを見た程度で社会を動かす中心に成れたってか?ふざけるんじゃあない!単に年を取っただけだろうが!
1ページ目から「自分で工夫し、自分の頭で道を切り開いていくギレン・ザビに憧れてベンチャー起業しました!」って言う社長が登場しますからね。勘弁してくれよ。シャア専用オーリスの商業的成功で俺スゲーするトヨタとか。バンダイ驚異のメカニズムとか。
AERA (アエラ) 2015年 7/27 増大号 [雑誌]


まあ、オジサンたちが頑張ったのは判るけど、「俺はすごいんだよ」って言うオッサンの自慢話にガンダムがネタにされると…。いや、Gacktさんの曲はマリスミゼル時代から好きなんですけど、なんかお説教というか、「ガンダムで正しい価値観を学んだ俺は正しい」とか「ガンダムも俺の製品も売れたから正しい」みたいな売上商業主義を言われるとちょっと…。ガンダムってバンダイの商業ですけど、そういう商業主義の中で苦しんできた作品でもあるんで…。
「俺は正しいんだ!俺の業績を見て買ってくれ!」みたいなオジサンの営業トークは実際辛い…。


あと、常見陽平さんの「僕たちはガンダムのジムである」からのサラリーマントークもつらい。ジムってなんだかんだ言って正式採用された正社員様ですからね!こちとらは失敗試作機としてラブライブ!のKLabを首になって、その後は非正規雇用魚雷艇パブリクでビーム攪乱膜の使い捨てで生き延びてるんだ!
ガンダム様の直系データを引き継いで正式採用されたジムについてサラリーマンが「巨大組織の盾にされ、最前線で犠牲となっていく弱者がジムだし俺たち企業戦士だし」とか言うの、本当に突撃特攻棺桶にしか載せてもらえない非正規雇用から見ると強者の傲りにしか見えない。もちろん健康保険や労災もないんだ!おまえーっ!シールドもビーム兵器も持ってるジムのどこが弱者なんだよ!!!死ね!!!


そんで、「ガンダム四書五経史記に並ぶガンダム世代の教養」とか言われると、本当に痛い。その上で「ガンダム世代の多くが憧れるランバ・ラルも最近の若者には理想の上司には見えないので、ガンダムだけでビジネスを語るのは、同世代だけにしておいた方がよさそうだ」とか言うの。
ガンダムってそういうオジサンの利益独占と若者の疎外に対して対抗していった作品だったのに、なんでそれを見た大人たちがガンダムを自分の情けないサラリーマン生活の現状維持自己陶酔ツールとかオトナ帝国みたいな同世代トークのノスタルジーに使ってるの?ガンダムってそうじゃないだろ!
親は子を産んで死んでいくものなんです!それが分かっていない大人は!
だいたい、ガンダム世代の40代っていうけど、20代や10代のガンダムファンもいますよ。そもそもアニメでビジネスを語るって言うの、バカだろ。いや、中国や日本の戦国武将で語るのもアレなんだけど。


いや、自分でもね…。こういう生き方とか言葉づかいは良くないと思うよ。ガンダム芸人としてトークライブをする身分になったからにはガンダム世代を敵に回すような言い方は良くない。良くないんですけど、ガンダムのことを分かっていないくせに「ガンダムってこういうものですよ」という言い方をしてガンダムを狭い定義に当てはめたり、それを自己肯定ツールや「俺スゲー」に利用するおじさんとは、ガンダムを大事にしない人とは、僕は誰とでも戦います!


みーんな人殺しだ。傷を舐め合いながら生きて殺しあうんだ!自分が可愛いんだろ?


しかも、そのガンダム記事の隣に「我が子を受験で勝たせるためのクラスメイトに知られない塾選び」とか「あの人は実績を上げて儲かってる」「隣の国はこんなにひどい」とかそういう噂話や自己保存本能に支配されたオールドタイプの記事が載っているわけですよ。それは富野信者としては辛い。


なんですが、まあ、オールドタイプがオールドタイプって言うのは事実なので、そこは我慢できます。しかし、一番ひどいのはガンダムの総監督の富野監督のインタビューの前に

最初の「機動戦士ガンダム」に熱狂していた世代にとって、新作「Gのレコンギスタ」は見るに値する作品なのか。富野監督を直撃した。

って書いてある。これは許せん。
あのさあ・・・。アニメですよ…。
見たいアニメくらい自分で決めろ!ちょっとは考えろ!
40,50にもなって「アニメに見る価値があるのか監督に聞く」って口を開けて正解をねだる態度、本当に愚民だと思うしやはり粛清するしかない。
「俺はガンダム世代だからガンダムを見たけど新作はよくわからない」って、それはお前が単に子供の時にガンダムがテレビでやってたから惰性で見てただけであって、それはお前らの10歳上の世代がON世代だったり、その上がのらくろ三等兵世代だっただけだろうが!そんな・・・40、50にもなって子供時代に見たアニメに肯定された感覚を反芻するために「俺たちガンダム世代」とか言って内向していくの…富野監督の気持ちを忘れたノスタルジーでしかない。
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  • でも、富野監督のインタビューは最高ですね!

いやー、最高ですよ。富野監督は年下のガンダム世代がオールドタイプとして固定化されていく中で、オールドタイプのインタビュアーに答える手腕が最高。
インタビュアーさん、なんかガンダムSEEDとごっちゃにしているのか「ベルリの”誰も死なせたくない”という思いが伝わってきます」とか言ってるけど、劇中をしっかり見たら割りとベルリはカジュアルに胴体を撃ってますよ。7:3で「ライフルが急所に当たったら申し訳ないけど無力化はする」という態度で戦ってた。リンゴ君の同僚、2人くらいは殺してるし。アイーダさんが姉だったって気化されてキレて無駄な戦闘をして何人か殺したのに「殺してませんよ!」ってケルベス・ヨー教官やアイーダさんに言い訳して空気を読んでもらうベルリ、最高に情けなくてかわいかった。
宇宙のマシン戦でビームライフルを使う時点で、「MSの手足に当てたから殺してない」とか言えるわけないだろ。簡単に死ぬぞ!ビームライフルのメガ粒子は小粒でも人間を簡単に貫通して殺すという事も想像できずに「ベルリは人を殺してない」とかベルリの言訳を信じるオジサン、本当にオールドタイプ。


で、インタビュアーさんが「キア・ムベッキ隊長は部下からの人望も厚くてランバ・ラルを彷彿とさせます!」と「ガンダム世代おじさん」を持ちだして、「ガンダムアムロフラウ・ボゥら『普通の人々』が必死に生き延びようとする様を描いたから今でも根強い人気があります。一方、Gレコでは主要キャラクターは名家の出身です」と「ガンダム世代VSGレコ」の構図を口走った。


そこで、富野監督が返して
「主人公たちが選民であるということはちょっと嫌だな、と思っています。だけど、普通の個人は生きることに精いっぱいだから、本質的には手の届く範囲のことにしか関心が無いし、それを愚かとは思いません。でも、近未来を考えた時に、普通の人々の暮らしが成り立たなくなる時が来るかもしれない。(中略)選民だからこそ、義務がある。それはまさにキア・ムベッキが有していたものです」


このレトリック、最高だな。
ファーストガンダム世代おじさんが「ランバ・ラルみたいなキア・ムベッキは分かるけど、Gレコは普通の人の感覚が足りなくてよく分からないし複雑」って富野監督に言って、富野監督は
「普通の人である君たちは手の届く範囲の認識しかないのは仕方ないし、それは責めないけど、君が好きなキア・ムベッキも選民らしい規範意識なのですよ。普通の人にはわからないかもしれないけど」
って言ってるわけで、最高にレトリック。相手が切られたことにすら気づかないトークの切れ味が冴えている。


で、ガンダム世代たちがORIGINだなんだって言ってるのに対して、富野監督は「だから今、ガンダムを見ると完全に『歴史物』的な質感を持っている。そんな物語を今やろうとしても、単純なリバイバルになってしまいます。」とオトナ帝国をやんわりと批判している。
で、オトナ帝国の大人たちは「子どものころに見たアニメが正しいから、子供時代のノスタルジーに浸る俺はすごい」とか「俺は社会に貢献してるスゴイアピール」とかを言う。
そんな過去や自閉や自己意識が蔓延する雑誌の空気の中で、富野監督はGレコに対して「手法の拙劣さを認めざるを得ません。」「自分はなんてぶきっちょなんだろう」と自己批判の目を怠らない。
しかし、自己批判しつつ「テレビでオンエアされたGレコは映画で言えば未完成の零号ラッシュのようなもの。これからが本当の作品づくりだ。」「ブルーレイ・DVDは放送されたものよりもずっと楽しくなっているし、現在、さらに作品を再編集する作業に取り組んでいる所です」と、さらりとBDの宣伝を入れているトーク術がすごい。
また、オトナ帝国的なノスタルジーに侵されつつあるガンダム世代に対して「Gレコですら僕にとっては過去だから。反省点は現在進行形で未来に生かす」という。ガンダム世代のファンがおじさんになって固定化していく中で、一番のガンダムマンである富野監督がノスタルジーに対抗しようとしている。やっぱり富野監督は最高やで…。

ガンダム Gのレコンギスタ  9(特装限定版) [Blu-ray]

  • 僕はどうしたらいいんだ

しかし、僕はそんな「俺スゴイ」アピールをするおじさんや「俺ツエー」最近のラノベの若者に挟まれている社会の底辺メンヘラです。
しかも、自分の稼ぎが少ないせいで親を自殺させている。AERAの記者は「ベルリは恩師を殺した心の傷を負っているからこそ、誰も死なせたくないって思ってるんですよね」みたいに言うが。
いやー、どうなんですかね。みんな傷をなめ合いながら生きて殺し合うんじゃないのかってダカールの日みたいに思うんですが。
富野監督は「そんな傷を負った人間が、どう自己を再生するか。そのためには、今までの自分のポジションから離れ、外の世界に触れて学習しなおすことが必要ではないか。世界一周ぐらいしないと突破できないぞ」「人間は例え挫折しても、内向してはいけない」と、心の傷をなめ合うメンヘラのノスタルジーも厳しく富野監督は批判する。
つらい・・・。実際、親を自殺させた罪を背負って世界一周するの辛い…。交通費が無い・・・。四国八十八カ所巡りをしたけど特に悟りは開けず…。俺に世界一周しろと言うのですか富野監督…。


交通費が無いので、ネットで英語の記事を読むようにします。今は体を動かす金が無くてもインターネットで世界中の人と概念的には繋がれますが。それも内向なんでしょうか?


うーん。僕は脳内妹とかの小説を書くくらい内向しているし、社会的にも底辺です。そんな僕は世界を見るのがしんどい・・・。


でも、世界を見るために富野監督の講演会のために東京に行って10人くらいの富野ファンの人とオフ会もしましたし、来月には大阪で富野アニメブロガーナイトのトークライブもして外に出ます!


あー、でも、ガンダムファンの身内でのGレコトークの会も内向なんでしょうかね?
こないだ大学時代の知人と10年ぶりに再会して、その人はテレビドラマブロガーで月9の全話レビューするくらいテレビを見てる人になってたんですが。そんなテレビを見てる人に「僕は今はガンダムブロガーです。去年はガンダムの新作がやってましたね」って言うと、「は?ガンダムの新作?そんなのありましたっけ?」って言われて心が折れましたね。


ガンダム世代とか言ってもさ…。月9のテレビを毎週見ているようなテレビに親しんでいる人たちに存在すら認知されないGのレコンギスタ…。つらい・・・。
ガンダムはビッグビジネスだなんだって言っても世間一般の認識なんかその程度ですよ!
まあ、僕もプロ野球の監督の変遷とか知らないですし、ビジネスや政治の話にも疎い。
なので、「ガンダムで世の中を知りました」とか言う言い方はやっぱり口が裂けても言えませんね。ガンダムは単なる面白いアニメだし、それ以上でもそれ以下でもない。


そんな僕たちがロフトプラスワンウエストで深夜のトークライブを繰り広げます。どんなものか見たい人や、僕に質疑応答したい人や、単に僕にお金をくれたい人は来てください。
ただ、放火とか暴力は勘弁です。でも、男子家を出ずれば七人の敵ありですので、人前に出る覚悟で筋トレをしてカラテを磨いています。いつ殺されても恥とならないように葉隠とかを読んでいます。実際、敵も多い人生ですので。
ニンジャスレイヤー(5) ?ワン・ミニット・ビフォア・ザ・タヌキ?<ニンジャスレイヤー> (角川コミックス・エース)


以下宣伝

  • トミノアニメブロガーナイト出演

★あでのい
@adenoi_today
http://d.hatena.ne.jp/adenoi_today/

★玖足グダちん
@nuryouguda
http://nuryouguda.hatenablog.com/

★おはぎ
@ohagi2334
http://nextsociety.blog102.fc2.com/

★他、ゲスト予定
現在、割とみんなが知っている芸能人やアニメ関係者の人に打診していて好感触です。ただ、まだ決定していないので続報を楽しみにしていてください。
あと、富野監督の講演会に進撃の巨人荒木哲郎監督が普通に客としてきたことがあったので、客席に関係者が来る可能性もあります。

  • イベント内容

今年3月に最終回を迎えた富野由悠季監督アニメ最新作「ガンダム Gのレコンギスタ」。
ガンダムファンの間でも賛否両論巻き起こした「Gレコ」について、
富野ブロガー3人が集まりアレコレ夜通し、真夜中から始発が動く五時まで五時間程度語り尽くす!
五時間でGのレコンギスタを語りつくすことができるのか?
逆に5時間も喋りの素人の3人のブロガーが場を持たせることができるのか?
非コミュのグダちんは人前に出ることができるのか?
内容は相談中です!ほとんど何も決まっていません!
いや、パワポのプレゼンテーションを予定しているらしい、あでのいさんとおはぎさんの中では決まっているのかもしれないですけど。割とゆるい感じの「公開オフ会」というニュアンスになるのが濃厚です。Gレコを肴に日本でほぼトップクラスのGレコの感想を書いていたブロガーが喋ります。
とりあえず、Gのレコンギスタを盛り上げていく感じのマインドで喋るつもりです。質疑応答コーナーもある予定なので、お客さんも盛り上げてください、そしてこれからもGレコ界隈を盛り上げましょう!いろいろ質問にも答える気持ちです。
あと、自分では自覚していないんですが、どうもGレコ論壇界では僕はサブカルアイドル的存在らしいです。すぱんくさんhttps://twitter.com/spank888とおはぎさんとあでのいさんのUSTでもアイドル扱いされた。ブログを書いてるだけなんですけどねー。
なので、グダちんを珍獣として見たい人も来るといいですよ。まあ、暴力沙汰はライブハウスでは迷惑なので勘弁してください。筋トレ頑張って人前に出られる体にします。


「Gレコ最高だったぜ!」という人も「何だか訳が分からなかった」という人も、なんなら「ガンダム史上最低の駄作!」なんて人も、ちょっと覗きに来てみては如何でしょうか?


トークを見世物にする居酒屋なので、ダラダラ朝まで飲みたいという人にもお勧めですお酒やフードのメニューも充実しています。
http://www.loft-prj.co.jp/west/menu
僕も何か食べながらしゃべると思います。トイレ休憩も用意します!

  • イベント日時

2015年8月8日土曜日深夜
OPEN 24:00 / START 24:30

閉演 05:00

  • 場所

大阪ロフトプラスワンウエスト
http://www.loft-prj.co.jp/schedule/west/35646
http://www.loft-prj.co.jp/west/access
ロフト プラスワン ウエスト
住所:〒542-0084 大阪府大阪市中央区宗右衛門町2-3 美松ビル3F
TEL:06-6211-5592
最寄駅:日本橋駅、なんば駅

  • キャパシティや注意事項

大阪のロフトプラスワンウエストはレジ3台&キャパ100人ほど
http://blog.livedoor.jp/pepef/archives/27099909.html

40人以上の人に来てもらうのが目標です。


  • チケット購入法

前売り1500円/当日券2000円(※共に別途1オーダー(ドリンクなど)500円以上要)
7/11よりローソン(Lコー ド:51369)より発売
プラスワンウエストにて電話予約受付中→06-6211-5592(16時~24時)
ご入場順:ローソンチケット→電話予約→当日券


ローソンチケットでの前売り券がお得です!また、大阪に来られなくてもローソンチケットで、お金だけ払うという人も大歓迎です!1500円をドブにしててもランチがちょっとまずい程度の損失です。