玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

マクロスFRONTIERマクロスフロンティアマクロスF23トゥルー・ビギン

シェリル・ノーム早乙女アルトのママゴトが可愛くてよかったです。
バジュラの設定が今更明らかにされました。予想通りなので、だからなんだと言うレベルである。それで話が大きく動くと言う事もなく。
まあ、シェリルの発病待ちとか、ランカの記憶復活待ちって言うことで今まで伏せられていたんだろうな、と言う楽屋の事情は分かるが、ネタバレを隠して煽るって言うのは後ろ向きすぎやしないか。
ランカ・リーとブレラ・スターンの兄妹が可哀想なのは良かった。
17歳やレオン三島は順調に悪い。
しかし、まあ、何が悪いって言うと、情報を独占する系の悪さなのだ。うーん。それはそれで危機感が薄いな。
っていうか、悪いやつら以外の人も割と情報を共有しないキャラクターが多いですね。
アルトはバジュラの生態を聞いた所でメディアに訴えたりもしないし。早乙女のお兄さんになじられて、アルトはお兄さんに本心を言わないでクランに言うし。
SMSの人も作戦目的は内輪でヒミツにして逃げるし。
ミシェルも最後まで好きとか言わんかったし。
今回のシェリルも言おうとして言わんかったし。
もっと人を頼ればよい。というか、怪獣戦闘なんだから皆で助け合わないと死ぬだろ。もっと皆あせって戦え。ムーンレィスであってもデモ行進くらいはしたのだが。
脇役もメインキャラクターに言われた通りに動かずにもっとガチャガチャとでしゃばってもいいのに。整然としてるんだな。脇役まで演算しようとすると設定レベルの進行に支障をきたすから、作り手似嫌われる?あー、受け手の側も「個性的な」数人のメインキャラクターにキャラ萌って言うのが主流だしな。
そのせいで、「ランバ・ラル編」とか「加持さんの死後」とか区切りがないんだな。
ネットワーク生物のヴァジュラとの対比で人はコミュニケーションが取り難いって言う暗示かもしれないが。それにしても内気な人が多い。
だから、キャラクターは多い割に自己完結っぽくて、人の間の不確定性な感じがあんまりなくって、結構、個々のキャラの設定書レベルのお膳立てどおりに進んでいる感じ。


いや、いろいろと状況は動いてるんだけど、23話だと言われてもなんかウワーって言う感じがない。盛り上がりと言うか、佳境って言う感じがあまり。
うーん。
いや、まあ、シェリルと同棲するっていうのは大きな所か。あと、ランカが売れたりシェリルが消えた後に再デビューしたり。
うん。
そういう個人的なラブストーリーは動いてたけど、それが「超銀河」とリンクしてるかって言うと、僕にはそういう感じは無いなあー。


うーん。
今更怪獣の設定が分かった所で。
怪獣がランカを味方にするかと思ったらやっぱり虫でした。っていうのは面白かったけど、それもドラマって言うよりは設定だしなー。


あ、あと、ドラマが動いたって思わないのは、フロンティアの割にロードムービーっぽくないからだな。
超時空要塞マクロスはとりあえず冥王星とかから地球に戻れるかって言う逆ヤマトだし、マクロス7も放浪したり飛ばされたりして、いろいろボトルショー的な部分で進行を積み上げてたんだが。
マクロスFにはそれがないから、「〜〜編」とか「ソロ星から植民星へ」「植民星から母星へ」「母星から因果地平へ」っていう区切りが見えにくくて、進んでる感じがしないって言う。
まー、そこら辺は、マクロスFは船団の閉塞感とかを表現したかったのかなー?閉塞感をテーマにしてるアニメって結構多いですけど。宇宙にまで出て閉塞も糞もないだろ。もっと超新星とかに興味を持て。要は興味がないだけでしょ。
ビルラー氏はその点はいい性格をしてそうだが、出番が少ないし、グレイス氏も組織を背負ってるように匂わせてるが見た目は単独犯だしなー。
ヴァジュラの母星に来て、やっと場面が変わったって言う印象。グローバルがあった星もなんかアルトとランカとシェリルと絶望先生だけが寄り道したって言う感じで、ロードムービーって言う感じではないんだなー。あくまで感じだが。


うーん。
僕がぼんやり見てるから、区切りをはっきりつけてくれないとわからんって言う部分もあるかもしれんが。


しかし、早乙女アルトは早乙女のお兄さんになじられるほど流されてるのか?しっかりした考えがあるのに、クラン・クランに言ってお兄さんには言わない。言えよ。
流れに乗るって言うのも悪い生き方じゃないと思うし。
っていうか、お兄さんはアルトに守ってもらってるのにえらそうな事を言うな。
っていうか、お兄さんはアルトに「自分で決めろ」って言うのだが、流れに乗るって決めるのも自分だろう。
っていうか、お兄さんはシェリルを餌に自宅にアルトを入れたのに親父と体面させなかったのか。アルトが自分で会うまで会わせないつもりか。
お前がまず自分で決めて動け!脇役だからって手を抜いてんじゃないでしょうね!動け!


っていうか、アルトがそういう感じでダラダラとどうでもいい実家の事を大げさに引きずってるから小隊長になったり、社長や大統領に秘密を教えられるパイロットになっても、あんまり嬉しがらないし、視聴者的にもサクセスストーリーが進んだって言う実感が持ちにくいんだよなー。
うーん。
親父の所に走っていって、「俺、今、パイロットだから!おかんは芝居よりも空が好きだったから!オレもだから!俺今、スゲエ強いパイロットだから!親父が役者以外の俺の事をわからなくっても、俺はスゲえんだよ!ナオンにもモテモテだ!」って叫んでバルキリーに飛び乗ったりしたら分かりやすいんだが。遠くからグジグジと。
うーん。
まー、オタク向けっていうことでそういう熱血はリアリティーがないって忌避されてんのかなー。アムロ・レイ碇シンジが売れすぎたからな。
その割にアルトはエロゲー主人公的でも在るから、女の前では熱血なのだ。
中の人の中村悠一氏も「あるとは今どきのアニメには珍しい熱血キャラです」と言っていたんだが。うーん。うーん。
まー、したい事がないけど能力は高いって言うキャラクターは今どきの若者っぽくも在るけどねー。
そういう性格設定は良いと思うけど、23話まで引きずる性格でもない気がするぞ。
碇シンジ君は最初がダメよりの普通で、途中は調子に乗って、終盤にダメ人間になって、最後にダメになったので、ダメはダメでも面白かったなあ。


ランカとシェリルの立場の交錯とかはすごい良いし、それを軸に考えたら下積み期とかアイドル期とか出奔期とか再デビュー期とかわかりやすいんだよな。
じゃあアルトが後付け主人公でメカをやるための方便と言う可哀想な位置だからなのか。