玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

コードギアス 反逆のルルーシュR2コードギアス反逆のルルーシュR223シュナイゼル の 仮面

シュナイゼルが統治者としての仮面を被ると同時に、視聴者に対しては悪役と言う記号を簡単にまといすぎていたので、あーあって残念になりました。
パプティマス・シロッコの天才発言は、まだ、カミーユハマーン、シャアのニュータイプ連に言った言葉で、部下に対してはずっと演技を続けられていたのにねえ。ジャミトフを殺すのも、偶発的な爆発事故に隠れて即断即決。それでも、シロッコを簡単に悪役にしすぎていて、大分微妙なんだが。
シュナイゼルがカノンとディートハルトにコーネリア殺しを見せたのは、あまり上手くないような。カノンはもうちょっと常識がありそうだから、怒るんじゃないかなー?
終盤に主人公の戦う目的としての悪役を設定するのは、なかなか難しいね。
学園ものとかだと何となくむかつくいじめっ子とか、スポーツならジョーよりも上手くて強くて地位と金を持ってて紳士で奥さんが美人でむかつくとか、その程度の理由で良いんですけど。(いや、ジョー自身の完全燃焼的な物もありますが、対象としてな)
なまじ現実にリンクさせた風刺的な戦争アニメだと、その程度の卑近な理由ではいけなくて、逆に世界征服とか国民管理主義とか恐怖政治とか、スケールがインフレしちゃうんですかー。その割にその行動理由が個人的な人格障害帰納されるって言うのは最近の困った傾向かな。
うーん。
僕は富野信者なので、富野アニメしか言わないけど。
ギレン・ザビ〜ディアナ・ソレルも独裁者だけど、独裁者も地勢や歴史の歯車の一部だったかも知れんって言うものがあるのが好きです。
なんか、悪いやつはメンヘルだから悪いんだっていう風に作劇されると、メンヘルとしては蚊帳の外に置かれた感じがして若干寂しいです。
いや、まあ、僕は現実の空気を呼吸したら胸が痛くなると言う程度の軽症メンヘルですけどね(笑)
ある個人のパーソナリティーに責任を求めるよりは、それを生み出すシステムや人と言うものの何かと戦ってほしい。
だから、キッズ・ムントだけではなくってオーバーデビルに関わったゲイナーを含む人々の心の中の氷がラスボスって言うのは、初見でははっきりしなかったけど、後からじんわりと来るよなー。
迫水真次郎も気の狂った王様と見せかけて、最後は迫水家の墓の中に入る、血脈の中の一人とか、桜も含めた生き物の一つだったと言う、みたいな。
うん。おれ、富野信者過ぎる。
ガンダムに影響を受けたアニメを見ても、思うのは富野ばかりなり。
んで、シュルル・ジ・ブリタニア皇帝のセカイ系主義を最終回前に(形の上では)打倒したんで、シュナイゼルエル・ブリタニアの望む世界はなんじゃらほい?と期待してたけど。
21世紀のアニメの悪役の悪癖と言うか口癖と言うか、「戦争する世の中を終わらせる」といういつものアレを言い出しました。僕はこのセリフが大ッ嫌いです。
なんでかというと、僕は民主主義者だからです。僕にとって民主主義の気に入っている所は革命権という戦闘行為をなるべく穏当な形でシステムに内包している所です。それは状況の変化に対応して、遺伝子を変えたり新陳代謝をしていく、と言う点で社会が生命体に近づいていくって言う進化として正しいかな。と。
ですから、永遠に戦争、というか闘争、と言うか変革がない、っていうのはどうかと思うなー。
有体に言えば、ムカツク人がいたら殺したいです。
っていうか、シュナイゼルは不老不死でもないくせに戦争という手段を抜きに状況に適応できるように世界の面倒を永遠に見れるんか。アホめ。
平和が幻想って言いながら、フレイヤ兵器による脅しって・・・。うーん。ねえ?まあ、僕としてはフレイヤは火傷と免疫低下と蛆虫の原爆よりはラクチンに死ねるっぽいから大歓迎ですけど。
国民皆が死にたがって、フレイヤを撃ちまくられたらお百姓さんがご飯を作れなくなるなあ。せっかく減った人口です、なら良いけど。
シュナイゼルが戦争を嫌がる理由もあんまわからん。「戦争の無い世界」って部下に言ったらみんなついてくると思ってるだけなら、本気で信じてるよりはましだけど、それはそれで皆が馬鹿すぎる。


うーん。不老不死になった上で、集合無意識に働きかけて世界を作りかえてみんなの面倒を見ようとした若本規夫お父さんの方が具体的で立派に見えるなー。
まーいいや。


音楽に合わせて色んな人の動きを見せるのは面白かったです。
リヴァルとミレイちゃんが出なかったのは残念です。
オープニングでダモクレスに藤堂さんが向うので、またいろいろ動くんかナー。
まあいいや


ジノとカレンがくっつくのは残り物処理っぽいけど。
まあいいや。
終盤にまた動くッしょ。今の立場が不安定だし。


玉城が仮面を被らないで玉城全開で頑張ってたので超カッコよかった。


ニーナ・アインシュタインが協力してるのはロイドさんの雰囲気のよさも在るよなー。いいキャラだ。ジャム。
ピンクランスロットは3倍でしょう。


ナナリーの復活は特にたいしたトリックじゃなかったので、フレイヤは次元跳躍兵器じゃないのね。余計訳わからんが。なんなんすかね?
うーん。
超能力萬画なんだから、慣れてもいないし、資料にも乏しい政治劇にしないで、思いっきりファンタジーにしたほうが面白いかもしれんが。
ナナリーが親父と同じように「嘘つかれてむかつく」って言うのが面白かった。
そんでシュナイゼルに利用される事で、視聴者から見てのナナリーがやっぱりイノセントな位置に収まったのは残念。やっぱりナナリーはお姫様か。お姫様だけどな!
親父のギアスで盲目だったってナナリーが知ったら目と足が回復して、今までの鬱憤を晴らすようにマリアンヌ譲りのナイトメア乗りになって全員ぶっ殺すかと思ったのになあ。
まあいいや


嘘とか世界の平和とか命とかはどうでもいいから、俺の欲望の言うことを聞け!
で良いじゃないですか。だめか。だめだよなー。ポニョになっちゃう。
そこらへんの折り合いですねー。


でも、今回は今までに比べて引きのクリフハンガー色が薄くて、終盤の最終戦闘って言う感じが発動篇みたいな映画版っぽくて、そういう構成自体はいいなあと思いました。