玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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バトルスピリッツ ブレイヴ!カードバトルは草食系?草食の何が悪いの?

今週の43話「獄将デュック復活! 執念の十二宮Xレア」まで見た。うおおおお!熱い!熱いぜ!これぞ男のロマンだぜ!
だが、twitterでこんな発言を見た。

@komickers 暮井大助@わかめ神
プリキュア見てた嫁の一言:女の子はガチで殴り合いなのに、男の子はカードファイトなんか…これで肉食系女子と草食系男子を作るんだな…。
7月24日 Tweenから
https://twitter.com/#!/komickers/status/94922180554530816

うおお!判ってない!分かってないぜ!嫁!
殴る女が強く、殴らない男が弱いって意味かい?本当の強さはそんな事じゃないぜ!嫁!
ていうか、草食系男子で良いじゃないか!嫁!


だが、福井晴敏先生ですらバトスピをディスっている。

−−−電撃HOBBY6月号 四十の魂 第36回 東日本大震災より


 いま巷に流れる児童向けコンテンツを見てみるがいい。
ほとんどがカード上のデータか、パートナーとなるモンスターを駆使した代理バトル。
そうでなければ超絶的な能力を持った主人公が、友情パワーで地球も回してしまうお定まりだ。

中略

こうも立て続けに変事に見舞われる世界で、「大人」であることを義務づけられた四十の魂世代が求められているもの。

それは決して効率化の推進などではないし、ましてや牙を抜かれた草食動物になることでもない。


こんな時、兜甲児ならどうした?

アムロ・レイ古代進ならなにをする?

きっと他人の指示を待つことなどせず、自分の判断と責任においていまできる最善のことをしていただろう。

ある時点から我々は「努力と根性」を軽視するようになっていた。
無駄な血と汗と涙を流すより、もっと効率的であるべきとする世の風潮に習い、各々の分野でそれを実践した。

売れる要素のみを効率よく集積した結果、マニアにしか喜べない作品が横溢することになった。
いまの児童向けのコンテンツにしても、子供が喜ぶ要素を解析して羅列しただけだと思えば状況は変わらない。
http://logsoku.com/thread/yuzuru.2ch.net/x3/1303127214/
抜粋

違う。
福井先生、全然分かってない。
っていうかさー、福井先生はサンライズの力を借りてガンダムUCを作ってるのに、バトスピを批判するのは、内ゲバって言うか、あんまりよくないと思う!


君は本当の強さはなんだと思っているのか!
そもそも、バトスピはカードファイトだから軟弱だと思っているのか?
否!
ていうか、カードアニメでも面白ければいいと思うんだが。少女漫画でも歴史バトルからファッションから恋愛ドラマまでいろいろあるわけだし・・・。
プリキュアはかわいいので好きです。キュアムーンライトキュアサンシャインキュアマリンキュアブロッサムハートキャッチプリキュアが好きです。映画とプリキュアショーに行って、ライトを振ったり握手したりしました。一人で。キュア紳士ですが、何か?


では、それを今週のバトルスピリッツブレイヴで考えてみよう。
って言うか、簡単な話ですが、

男の強さは、暴力ではなく、ケジメを受け入れる心の潔さなんだよ!


以上、終わり。



実はバトスピはいつでも戦争状態や紛争が起きる危険な世界だし、空中戦艦とか銃で武装してるレジスタンスとかいるし、暴動とかもあるんですよ。
なのに、バトスピはそれをカードによる外交的決闘で矛を収めるという、ヤクザのケジメ博打みたいな物語なので男らしいと思う。


今週のバトスピは、戦いで傷ついて記憶を失った獄将デュックが女の子に拾われて保護されておとなしかった。

女の子が持ってる十二宮Xレアっていう伝説の道具を見て、デュックが中途半端に記憶を戻して暴走

デュックが暴れて村人を殴ったり、女の子を人質に取ってる所に、主人公のダンが駆けつける。

で、ダンの連れの肉体派のゾルダーが「錯乱してるっぽいし殴ってぶちのめすか」ってダンに言う


ね?バトスピにも、暴力って言う選択肢もあるんですよ。プリキュアとか、福井先生が好きな「熱血」とか「根性」みたいに。
ただ、それをやったら人類が滅ぶから辞めようってのがバトスピの未来っぽい所やねん。
パトルスピリッツ ブレイブはもう43話になってて、これまで、ガチで暴動が起きてたり、城が燃えたり、人が刺されたり撃たれたり死んだりしてるんですよ。
でも、ダンは主人公なので、正義なので殺したりしないのよ。


で、ダンが「俺とバトルスピリッツで勝負しろ!俺が負けたら十二宮Xレアを渡す!俺が勝ったら大人しくしろ!」って暴れてるデュックに言うのよ。
すごいじゃん。
ヤクザのケジメ賭博並の世界やねん。
暴力に暴力で対抗したら、結局は核戦争とかになるんですよ。
で、バトスピで大事なのは、
「勝負して、勝ち負けの結果を潔く受け入れる」
っていうカッコよさがカッコいいんだよ。
今週の冒頭で、ゾルダーも「バローネに先週バトルで負けて、十二宮Xレアを取られたけど、負けたんだからしょうがねー」って言ってたけど、そういう潔さが大事。カッコいい。
んで、


ダンがバトルして、デュックとバトルの中で、魂と魂の会話をして、

ダンがデュックに「お前は記憶をなくして、十二宮Xレアを集めるのに取りつかれたぬけがらだ!」とか言う

デュックが前にダンと戦った時の事を魂っぽい会話で徐々に思い出して

ダンが「家族や国民を思いやっていた頃のお前を思い出せ!」って説教して

まあ、説教しながらダンが勝つ。んで、デュックがなんかすがすがしくなるっぽい

んで、デュックの人質になってた女の子が「おじちゃんは本当は優しいんだよね、私の持ってるXレアカードを欲しかったけど、無理矢理取り上げなかったもんね」っ言って、いい話だなーってなる。


ここがどう重要かって言うと、デュックは錯乱しててもカードバトラーの魂とか、男のケジメとか、人を思いやる心を失ってなかったと言う所。
デュックはもともと、民や家族を思いやるいい領主だったんですよ。それが権力闘争とかカードバトラーに負けて没落して、サイボーグに改造されて洗脳されたり、その後負けて記憶を失ったり、色々苦労してるんすよー。
でも、廃人寸前になっても、「暴力ではなく、カードによる理性的な勝負のケジメを付けないと人の物を取ったらダメ」って言うことは憶えてるのが、カードバトラーの魂で、すごい男らしくて、カッコいいんですよ!で、デュック渋いなー。ダンかっこいいなーって思うのよ。
わかるかね!
殴ったり、血を流したり、暴力を振るったら、男らしくて良くて、
カードで決着を付けて、殴るのを我慢するのは、草食系で軟弱というのは、
ものすごく浅い物の見方なのですよ!
わかるかね?キミィ!
いや、カードファイト!ヴァンガード!みたいな日常カードバトルも面白いけどね。


しかも、逆境無頼カイジとかと違って、ダンは自分や金のためにバトルしてるんじゃないしね。いや、カイジも仲間がいるけど。ダンは地球の未来とか、地球規模の災害に対して生き残る人を多くするためとか、政治的に足を引っ張る人に対抗するためにバトルしてるんすよ。
だから、ケジメっつっても、自分のためとかだけじゃなくて、すごい大きなものとか、環境問題とか大きなものに対するケジメでもあるんだわ。
こう、今、原発とか地震とか経済とか、巨大になって、自分や政治の判断が正しいかどうかわからん問題って有るじゃないっすか。
それに対して、ダンは戦うんだけど、じたばたしたり人に責任を押し付けたりしないで、ケジメを付けて、自分の態度を決めて、負けたら従うし、勝てる見込みがあったら最後まであきらめないって言う、心の潔さとか強さを見せてくれてるの。
だから、決して、「カードで戦って、血を流してないから軟弱」っていう事はないの。
むしろ、「暴力ではどうしようもない事に対する態度」「ルールを守ると言う事」の大切さを教えてくれてるわけで、単純に殴り合うよりも難しいかもしれないのよ。バトルスピリッツ ダン。
もしかしたら、いきなりサイコフレームの力で神の力を手に入れるっていう機動戦士ガンダムUCとか、レイプされたトラウマがあるからシリアスな大人向けって言うガンダムユニコーンよりも、バトスピの方が深いかもしれないの!福井さん!
サンライズのオリジナルアニメであるバトスピはそう言う所にも感覚があると思うなー。


っていうか、アニメって、絵じゃん。芝居でも第四の壁とか有るし、ニュース映像とかも他人事じゃん。だから、他人や登場人物がいくら痛い目にあってても他人事じゃん。
そこで、感動できるかどうか、とか、登場人物が強いと思えるかどうかって言うのは、内容が凄惨かどうか、とか、暴力を振るうかどうか、じゃなくて、そういうのは演出の一つでしかなくって、結局は思いの強さがどれだけ強いか、って言う所だと思う。
アニメってのはいくらでも奇跡を起こせる絵だからこそ、精神の強さを描いた方が説得力があるし強いと思うし。それを描いたり、そこで感動するのがアニメだろ!それはカードバトルでもプリキュアでも変わらないと思うんだ。


という訳で、いくらヒット作家の福井晴敏先生や、ツイッターで見かけた女の発言であろうと、俺が面白がっているアニメを批判したら許さん!
って言う話でした。


あと、そういう正々堂々としたカードバトルのスパイスとして、今週のラストに、ヴィオレ魔ゐっていう女がバトルスピリッツの勝負が終わった直後で気絶してるデュックから、手続きなしでカードを盗んで行った。
あー、女はずるい!と、思う部分とクラッキーが言っていたように「魔ゐにも彼女なりの考えがあると信じたいな」という所。
で、来週は人をだまし続けてきた暗闇のザジとのカードバトル回。ザジもずるいキャラ。
正々堂々だけでなく、ズルいキャラもいるので、展開が面白い。


ダンは面白いよねー


追記;
最近、『ヴィンランド・サガ』(VINLAND SAGA)っていうヴァイキングの萬画を読んでいるのだが。その後がきで作者の幸村誠さんが
「子供が生まれて、母親が大切に育ててる。ヴァイキングも母親に大切に育てられたのに命を大事にしないなんて、男って馬鹿だね」
って、肉食系男子も馬鹿、っていう風な事を描いてたんだけど、それも、このバトスピの話題に似てるなーって思う。
つまりだねえ、女の側が「女の子はガチで殴り合いなのに、男の子はカードファイトなんか…これで肉食系女子と草食系男子を作るんだな…。」とか言って理性的な草食男子を暗に非難して、「強い男になれ」っていう風潮を作ってるから、男はモテるために調子こいて戦ったり暴力を振るおうっていう欲を出すんじゃないかなって思う。
単に男が馬鹿で、母親の愛を大事にしてないってわけじゃなくて、女に愛されるために暴力を振るって命を大事にしないのが、肉食男子の文化だと思う。
だから、つまり、僕が言いたいのは、男は感情的で男を利用するような女の甘言に騙されることなく、無駄な暴力を振るわず、男の掟やルールを理性的に守るケジメを持って生きることこそが本当の強さだし、そう言う強さがバシン・ダンにはあると思うのだ。



↓福井さんの話は長いので、下にアーカイブしておく

 こういう連載では避けて通るのが通例であるし、単行本になった時はトータルな気分を壊すことになるとわかってはいるんけど、やはりなにもなかったよう顔で原稿を書くことはできない。
東日本大震災、被害に遭われた方には心よりお悔やみ申し上げます。
 今日現在(三月十七日)、危機はいまだ去っていない。
余震は収まっていないし、福島原発事故も予断を許さぬ状況が続いている。
東北地方の製紙工場も大打撃を受けて、これからの出版状況がどうなるかも判断できない。
この原稿が無事に皆さんのお手元に届くかどうかさえ、現状では誰も確約しようがないことになっているのだ。
 とはいえ、いまこうしてあなたの目に届いているのだから、約一ヶ月半後の未来には事態も少しは好転しているのであろう。
その時には、「追い詰められていたよなぁ、あの頃は」としみじみ振り返っていられると信じたいが、いま現在の不安、やり場のない怒り、どうしようもない無力感は、しっかり記録に留めておきたく思う。
 自分には非がない、防ぎようがないレベルの災厄に見舞われ、それまでの生活レベルが根こそぎ危機にさらされる・・・・・・もしくは容赦なく奪われる。
程度の差こそあれ、これまでの人生で同様の苦難を経験してきた四十の魂世代は多かろう。
バブル崩壊阪神大震災オウム事件北朝鮮問題。
9・11テロにイラク戦争リーマンショックと来て、ついに戦後最大の自然災害が到来だ。
牧歌的だったのは学生時代まで。
社会に出てからは災難に次ぐ災難の日々を過ごしてきた四十の魂世代だが、「重荷は、それを背負える者の肩に担わされる」という格言もある。
 地球環境も経済も、過渡期の混乱にあると言われて久しい。
それを乗り越える役目がこの肩に担わされたと思えば、五年と平穏が続かなかったこの二十年あまりの激動もあきらめがつくし、
ロボアニメを始めとする大量のフィクションは、そのための抵抗力を養うために我らに与えられてきたのだとも考えられる。
だってそうだろう。
これまでに、いったいどれだけ「地球と人類の危機」を疑似体験してきた思う?
SFの定番でしかなかったその言葉を現実の問題として捉え、対処してゆかねばならない最初の世代であるからこそ、
我ら四十の魂世代は幼少の頃から英才教育を施されてきたのかもしれないのだ。
 いま巷に流れる児童向けコンテンツを見てみるがいい。
ほとんどがカード上のデータか、パートナーとなるモンスターを駆使した代理バトル。
そうでなければ超絶的な能力を持った主人公が、友情パワーで地球も回してしまうお定まりだ。
我らの幼少期に活躍したロボたちも相当に荒唐無稽であったが、少なくともマジンガーZ以降、ロボとは基本的に人が乗り込むものであり、
そのパワーアップには搭乗者の血の滲む訓練が不可欠だった。
ロボが大破すれば搭乗者も重傷を負うし、中には片腕を失った者もいる。
ロボじゃないけど、星飛雄馬矢吹丈も代償を支払い、自らの命と引き替えに必殺技を繰り出していた。
 無論、将来のこの日を予測して、当時の大人たちが意図的に仕掛けていたなどという話はない。
まだ戦後を引きずっていた日本の空気、影響力があった戦中派の息吹きが我らにも余熱を与えていたに過ぎず、
その証拠にある時点から我々は「努力と根性」を軽視するようになっていた。
無駄な血と汗と涙を流すより、もっと効率的であるべきとする世の風潮に習い、各々の分野でそれを実践した。
次々に旧来の価値観が崩れ去り、教えを請うべき先輩諸氏が精彩をなくしてゆく中では、そうする以外に生き延びる術がなかった。
 そう、アニメがメカと美少女漬けになり”萌え”に収束していったのだってそういうことだ。
売れる要素のみを効率よく集積した結果、マニアにしか喜べない作品が横溢することになった。
いまの児童向けのコンテンツにしても、子供が喜ぶ要素を解析して羅列しただけだと思えば状況は変わらない。
作品を生み出すのにマーケティングは必要不可欠とはいえ、マーケティングからのみ紡ぎ出された作品があるとすれば、それはもう作品とは言えない。
ロボットアニメなんてその最たるものだが、そんな中からガンダムを始めとする「作品」を送り出してきた先人たちに対し、効率化を推し進めてきた我々がなにを生み出せただろう。
 このままじゃいけない。
これまでも思ってきたことだけど、今回のようなことがあるとつくづく実感する。
こうも立て続けに変事に見舞われる世界で、「大人」であることを義務づけられた四十の魂世代が求められているもの。
それは決して効率化の推進などではないし、ましてや牙を抜かれた草食動物になることでもない。


こんな時、兜甲児ならどうした?
アムロ・レイ古代進ならなにをする?
きっと他人の指示を待つことなどせず、自分の判断と責任においていまできる最善のことをしていただろう。
飛雄馬は肩が壊れても投げ続け、丈なら命と引き替えに拳を繰り出したに違いない。
仲間、家族、なによりも自分自身の意地と尊厳を守り抜くために。
全国の四十の魂世代よ、多くは妻子とローンを抱え−−−−−−あるいは今回の震災でなにもかも奪われ−−−−−−不安と絶望の日々をお過ごしと思う。
しかし我らの中には、「戦う男たち」の遺伝子が埋め込まれているのだ。
こうしている間にも原発に駆けつけ、バケツリレーでもいいから燃料棒を冷やしたいと思っているものも多くいるだろう。
できることなら筆者もそうしたい。
それができるのであれば、いま前線で戦っている者たちに最大限の敬意を。
そして彼らが勝利して帰ってくるまでに、各々の立場と職域を通じて一刻も早く事態の正常化を。
これからも戦いは続く。
我々は決して無力ではない。
次の世代に託すべき地球のありよう、伝えるべき人類の心、すべて決めるのはこれからの我々自身なのだから。


−−−電撃HOBBY6月号 四十の魂 第36回 東日本大震災より
http://logsoku.com/thread/yuzuru.2ch.net/x3/1303127214/

バブル崩壊以降,当然モノは売れなくなってきます。で,そういう中で何をするかというと,やっぱり売れるようにしていかなければいけないわけです。売れるようにするために何をするかというと,「飲み込みやすく」するんですね。
 つまり,今までだったらその,テーブルがあってご飯が並んでいる状態があればよかったんですが,美味しそうな料理が並んでいるだけじゃお客さんが来ない。そうなると,「もう噛まないでもいいですよ」というくらいの,いわばエキスのようなお粥状のものを,どれからどう食べようかな? ということさえも考えさせないで,とにかく相手の口元まで持っていってしまうんです。

 凄い砕けた言い方をしてしまうと,“バカみたいな話”ばかりが多くなってしまったんですよ。


 ちゃんとした大人なら聞く価値もないっていうようなもの,これが今,「若い子達はこういうものが好きなんだよ」という話でもって大量に作られて,若い子達も選択能力がないままに,差し出されたお粥を飲み込んでしまっている。
 で,それに慣れてしまっているものだから,たまにちゃんとしたお話,つまり「ちゃんとした食べ物」が来ても,噛み方が分からない,飲み込み方が分からないという風になってしまう。
http://www.4gamer.net/games/125/G012548/20110401036/
4Gamer.net ― 「最近のコンテンツはお粥化している」――「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」でなぜこんなにも感動するのか。原作者・福井晴敏氏の発言を踏まえて考えてみた