玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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ガッチャマンクラウズ無料配信7話バトルアニメらしくて面白い!

日テレオンデマンド
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うつつちゃんとはじめちゃんはアクセサリー作りとか折り紙つくりとか子ども女子みたいなかわいい交流を深めていてかわいい。
うつつとはじめはバス停の所で口論になったりもしたけど、トンネル事故でうつつが自分の力を有効活用して自信がついたし、O・Dの気配りもあって、もうはじめとは仲良しになったのか。キャッキャウフフしててかわいい。つり球でも、中村健治監督は「変な奴らが自然に仲良くなる」って言うのを描いてたんですしねー。
僕ははじめが趣味の折り紙をうつつに押し付けたのは押しつけがましいなーって思ったんだが、でもそういう押しつけからでも、なんとなくうつつとはじめは仲良くなったみたいでよかったですね。Dさんのとりなしもありまして。
そんな風にお姫様たちは楽しく過ごしていたのですけども

  • 女装お姫様の癖に王子様としての爾乃美家塁

爾乃美家塁はお姫様ポジで、悪い魔法使いに捕らわれたカエルの王子様なのに、はじめとデートしたくらいでいきがって自分とハンドレッドの力でベルク・カッツェをやっつけようとするじゃん。
でも負けるじゃん。だって悪い魔法使い捕らわれた王子様は悪い魔法使いに勝てるわけないですよ。
あー、プリンセスチュチュみたいな民話要素も入ってるなー。
で、負けるじゃん。ガッチャマン助けに来るじゃん。でも、JJは部下に丸投げだし、清音は戦闘許可待ちだし、はじめちゃんはなんか戦闘にやる気ないし、そんな間にどんどんルイルイがリョナられるじゃん。興奮する。ハンドレッドは瞬殺されたのに、ルイルイはじっくり死なない程度にリョナられる舐めプだし、興奮する。
で、死にたがりの丈だけ戦うじゃん。不利じゃん。
すごいここでベルク・カッツェの宮野真守の煽り方がすごいうざくておもしろい。
とかやってる間に、侍ボーイ×ルイルイみたいなのもあるじゃん。
でもショタ清音×丈もある。興奮する。
で、パイパイのすごい便利カッコイイトラック変身からの敗北主義とかネタもあって、おもしろいわー。
とかやってたら死にたい丈×丈でサービスシーン、ほんと多いわ!

  • で、はじめとカッツェの対話

カッツェは世界が自滅するのを見るのが大好き。
だから、自分でぶっ壊すよりは人類が滅びに向かってるよなーって言うのをはじめに言いたかったんすかねえ。
カッツェは自滅を促進させるのが好きだから、怒ったりしないスルー力の高くて、自滅しそうにないはじめ見ると、あんまり攻撃したりしなかったんすかね。それではじめを気に入ったんですかね。
割と、僕はベルク・カッツェみたいに人類はくそだと思ってるんで、糞が滅びゆくあるから糞だよねーって思ってるんで、カッツェに共感できるんですけど。でも、滅ぶべくして滅ぶ怠惰な糞人類はくそだけど、ちゃんと僕の言葉を考えてくれる前向きな知的生物は滅ばなくてもいいかなーって言う風にも思うので、カッツェがはじめちゃんを気に入ったのも少しわかる。会話のテンポも面白くかみ合ってたし。演技指導いいよねー。
カッツェは世界が滅んだり、人が憎み合ってみんな不幸になっていくのを見るのが大好き。僕も糞みたいな官僚機構の規律とブラック企業と自己中心的な大衆と老朽化したインフラと虚構の金融経済が食い合って、結果として誰も幸せになれずに泥沼になっていく人類の愚かさを見るのが大好き。互いに騙し合おうとする屑どもが集まる株式掲示板をウォッチするのが趣味だし。人の不幸は蜜の味でメシウマですよ。っていうか、人は不幸にしかならないんじゃないかなーって。
対して、はじめちゃんは生きることとかきれいなものとかを見るのが好き。具体的に朝五時ごろの星がきれいとか知ってるし。友だちはいる。でも、知らない人の社会の悪意とかは携帯の電源を切って無視するって言うスルースキル高い。
だから陰と陽の関係かなー。
僕は新聞やテレビやネットを見て社会の悪意とかを見て「人間は本当に糞だなー」って思うのが好きなんだけど。はじめちゃんはそういうのはシャットアウトするのか―。そういう風にはじめの自分の見たくないものは電源を落として見ない振りするの、自分の考えたいことだけ考えるようなところはある。やっぱりはじめは「ネットを正しく利用してる」とか「物事の本質を見てる」とか、そういう風な善性の塊だ、と言う風には僕は思えないんだなあ。
で、逆にルイルイはその社会の悪意とかゆがみや見たくない世界を(女装して武装しつつ)認識したうえで正そうとしていて、ここにも陰と陽の関係性があるよねー。女装して厚化粧してる理由をはじめは考えてたけど、はじめと違って汚い社会の中で汚いものと向き合うための武装ですよ。化粧は。そこら辺の男の娘の女装の武装っぽさは、げんしけん二代目よりも自覚的だと思うっす。
はじめは「事実と違っても良い方に自分の中で考える」「嫌な風評は電源切って無視」で、逆にルイルイは「嫌な世間を直視して事実上変えていこう」と、真逆のスタンスなんだけど。
悪のカッツェについてはじめは考えるが自分の中にない「メシウマ」は思いつかない。はじめも「誰かを急に傷つけたくなる」っていうのは、うつつとの発言の中で明かしたけど「他人の不幸でメシがウマい」っていう発想は持ってない。だから甘いものをすごく喰うとかそういう発想。朝五時頃!は具体的でよかったけど。
MESSもはじめのハサミに似てたから、はじめは敵対を辞めたんだけど、はじめは自分に似てるものは抹殺しないし戦わない。で、はじめは「おなかすいた」とかルイルイに似た部分も持ってて、ルイルイと同じくカッツェにも気に入られて、カッツェの言葉も分からないなりに考えていて、そこら辺の「共有する部分と全然違う部分」を持った彼らの今後の関係が気になりますね。

今後はどうなるんすかねー。
侍ボーイは割と単純に生きようとしてる感じがするけど。
ガッチャマンクラウズのはじめはいろいろ考えてるし、JJに見いだされた才能もあると思うけど。はじめはどうもまだ映像表現としてプライバシーや人格形成理由や考え方のパターンが全部見せられてないんで「天才的に正解にたどり着く理解力」とか簡単に評論できないっす。様子見です。


悪い魔法つかいのベルク・カッツェとはじめが対話して、そこから呪いの謎を聞き出して、捕らわれの王子様のルイルイを助け出す―みたいなハウルの動く城みたいな千と千尋の神隠しみたいな話になるんですかねえ。J・J・ロビンソンも謎があるし、はじめもその魔法をかけられてますからねえ。
メシウマともつながるけど、塁もはじめもご飯は足りてるのに精神的に満たされてないから「お腹すいた」って言って、それで爾乃美家塁はカッツェに、はじめはJJにノートを抜かれた。だから二人は似てるし、カッツェがはじめを気に入ったのも、カッツェが塁を見出したのと同じようなものかも。そう考えると、「はじめちゃんの素直に対話する心がカッツェを撃退した」と言う風に簡単にも思えなくて、カッツェとはじめの相互影響も不安で楽しみであるし。JJとカッツェの対話があるかどうか…。


SNSとか「これからの正義」とか「インフラ老朽化」とか「縦割り社会」とか「倫理観の低い企業」とか現代性のあるモチーフをたくさん入れているガッチャマンクラウズですけど、社会学的な見方もできるけど、捕らわれの王子様と魔法使いと女の子っていう、プリンセスチュチュとか少女革命ウテナとかそういう方面からの御伽噺的な見方もできるんですよねー。モノノ怪とかもろおとぎ話だったし、Cのラストの世界の書き換えもそんなところがある。
いやー、いろんな見方や要素があってサービスシーンが多くていいね。美少女もいるし、腐女子対策も万全だ。

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しかし、カッツェは地球が滅びる所を見たい割に、米軍とかをのっとって滅ぼすんじゃなくて、ネット管理者のルイルイに揺さぶりをかけて、でもルイルイはハンドレッドを喪ったし、ギャラックスもどうなるかわかんないし、これからどうなるんすかねー。
楽しみですねー。
つーか、これからっしょ。
平野綾だけに。逃げたけどな。
まだ5話くらいある…。

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でもODさんのキメ顔が一番迫力あったんで、やっぱりパイマンは特に活躍できず、ジュエルペットの亜種として終わるのか…。

丈さんの安否が気になりますが、ジョージ朝倉の昔からジョーの死ぬ死ぬ鷺は伝統芸なので。