魔王である一面を隠した兄が、妹と仲の良い主人公とガソリン車に乗って帰宅するの、実質ウテナ30話。
うわっ。これはウテナだわー。
絶望王=ディオス
ブラック=鳳暁生
ホワイト=アンシー
だわー。
妹と主人公の中が親密になるのを利用する魔王とか実質ウテナ。魔王がその野望の片鱗を見せて主人公をロックオンするので、実質ウテナ30話。兄妹はデートしないって言うのが実にウテナ30話。
ただ、レオナルド・ウォッチは天上ウテナと違って妹がいるんですけど。どうなるんですかね。あと、アンシーみたいにメガネなのはブラックの方なんだが。
で、テーマ的にもすごくウテナ。少女革命ウテナでは「女の子はお姫様らしく」という幻想を革命することがテーマだったんだけど。
血界戦線は「ステゴロ最強という不治の病にかかった男」という幻想がテーマだった!で、決闘するわけじゃん。ウテナだなー。
「何故か ひとつも進化できなくて居座る渇望がある。
素手 一対一
種族を越えてこの二つのルールに縋りつく大馬鹿ども
そうだよ、血を見たいんじゃない。 有史以前から男達には不治の病がかかってるのさ。
「ステゴロ最強」という病気にな」
つまり、いい男のお手本としてレオ君の前にいるクラウスさんは王子様のメタファーなんだよな。
また、レオは妹にトータスナイト(原作のエピソード?)ってからかわれていると言うが、クラウスさんの戦い方も盾と槍を持った重装歩兵みたいだと例えられたわけで。レオは王子様と言うか、ナイトを目指すのかな。レオはクラウスさんに憧れるあまり自分もクラウスさんに成るのかどうかって言うのがウテナっぽい。
また、クラウスさんが拳闘の素人と言うのが、微妙に剣道の素人のウテナに似ている。
血界戦線はオトコノコのためのウテナになろうとしているのかな?それを東映出身の女性監督の松本理恵監督が演出しているって言うのがまた渋い。
十三王の扱いとか、かなりアニメオリジナルらしいけど、どうなるんでしょうねー。ウテナ的にも、原作的にも、アニメとしても、妹萌え釘宮理恵アニメとしても。
まあ、僕はオッサンだけど、思春期にクラウスさんを見たら「カッコいい男とはこういうものだ」って影響を受けただろうなー。僕の若いころはトライガンでしたね。あれもカッコよかった。
あと、ここら辺のマンガっぽい演出はウテナの前のセーラームーンの前のきんぎょ注意報!の東映っぽい。
この写真も実にウテナだなー。
うーん。悪いウテナオタク警察になってしまうー!
Go!プリンセスプリキュアも実質ウテナ!Show By Rock!!も実質ウテナ!
「ウテナを作りだすのは学園だ。
学園というシステムの存在が、ウテナというアニメを作り、追い詰めていったのだ!」
「ゼクス、王子様など何処にもいない!アニメ全てがウテナなんだ!俺もお前もウテナなんだ!」nlab.itmedia.co.jp
- あらすじ
ホワイトの双子の兄・ブラックと対面するレオ。地下鉄で会った少年にそっくりなブラックに驚くレオだったが、彼に「初対面だと思う」と返されて首をひねる。ブラックと話すうち、レオは同じ兄という立場の彼に共感を覚える。 ライブラの事務所に出向いたレオの携帯に、ザップから「殺される!」という悲鳴が届く。どう聞いても何か企んでいるとしか思えない声色だが、そんなザップの要請にも、クラウスは紳士たる態度で救出へと向かう。 たどり着いた先は、倉庫街の一角にある地下闘技場「エデン」。そこでは毎晩のごとく、素手と素手で男たちが殴り合う――ステゴロの野良試合が繰り広げられていた……!
- スタッフ