しばらく更新ができていなかったのは、映画を見に行って風邪を引いていたからということと、後、ソーシャルゲーム6本のイベントを走っていたからである。シャニマスが餃子で再点火された。
やはり映画館は人が多いし空調で空気が乾燥しがちなので喉の病気になりやすい。医師に相談したところ、湿式マスクという湿ったパッドが入ったマスクを付けるということ。いつも寝るときも常にマスクを付けていないと僕は喉がやられるくらい病弱なので、映画館では今度からいつもよりも強めのぬれマスクをつけようと思う。
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で、何を見に行ったのかというとボヘミアン・ラプソディがまだやっていたので見に行ったのだった。
もともとQUEENの音楽は好きだったし、うつ病が悪化する前はカラオケでよく歌っていた。(大学生時代にピンク・フロイド→プログレッシブ・ロック→ジョジョの奇妙な冒険→QUEENという順番のミーハーだが)
このブログはアニメブログなので急に洋楽の話をしても読者に需要はないかもしれないけど、一応面白かった映画だしアカデミー賞もいくつか取ったので言及しておく。ちなみに僕はブログを執筆しているときは大体洋楽ロックかクラシックを聞いています。これはインテリ自慢ではなく、執筆しているときは単純に耳が退屈して鬱病の発作が起こるので耳をふさぎたいのだが、日本語の曲だと言語野が執筆と競合するので海外の曲がいいと言うだけですけど。まあ、英語は半分くらい分かるけどそこそこ聞き流せる。
僕が小学生の時にはフレディ・マーキュリーは死んでいるので、リアルタイムのファンではないのだが。UKロックは好きです。で、映画館は音響がいいのでレンタルで家で見るよりはいいかなあという感じだった。でも耳が音痴なので、QUEENの曲を映画館で聞いたときの感動と、初めてCDを買って聞いたときの感動とどっちが上かというのはちょっとよくわからなかった。音源は芝居でやっているのか本家のを使っているのか。
とにかく「そっくり」と絶賛のラミ・マレックのフレディだけれど、素晴らしいのは彼のフレディだけではない。クイーンを演じた4人の役者がそれぞれにハマり役なのだ。中でもブライアン・メイを演じたグウィリム・リーは、ビジュアルが激似なのはもちろんのこと、ふとした仕草やギターを弾く際の腰の落とし方に至るまで相当の作り込みっぷり。
rockinon.com
ブライアンとロジャーが音楽総指揮として全面的に協力している『ボヘミアン・ラプソディ』だけに、劇中のライブ・シーンで流れる音源は、すべて実際のクイーンのライブ音源から採られている。中には本作のオリジナル・サウンドトラックで初アルバム化されたライブ音源もあるし、そもそもライブ・エイドの音源自体が映像音源ではなく、オーディオ・トラックとして商品化されるのも今回のサントラが初だ。
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とのこと。役者が演奏している部分と、ライブシーンでのオリジナル音源と使い分けているみたい。違いはそんなに分からなくて自然に見れた。ただ、盛り上がりについてはアイドルマスターのライブビューイングとか沼倉愛美さんの生ライブ、KING OF PRISM -PRIDE the HERO-の戴冠式と比べると、やっぱり僕はアニメオタクなのでアイマスとかキンプリの方が盛り上がったと思う。個人の感想です。
というか、QUEENの曲をいつも作業用BGMにしているので、いつもの、って感じでそこまでうおーっ新しい!て感じはなかったけど、でもフレディが客やバンドを煽るパフォーマンスの演技はよかったな~って思いました。(小並)まあ、キンプリと違って宇宙に行ったりはしないんだけど。
キンプリの新作も見なきゃなあ。コードギアスも見たい。(バンダイチャンネルで総集編映画が見れるので、見てる。思い出す作業。そしてバンダイチャンネルで有料でケムリクサも見始めた)
kinpri.com
- 承認欲求の話
で、メンヘラの話なんですけど、ラストでフレディ・マーキュリーがライブエイドって言うチャリティコンサートに出るのがラストの見せ場で、ライブシーン自体も単純に盛り上がるしエキストラもたくさんいてスケールがでかいしすごいんだけど。
それに出演することで、主役のフレディ・マーキュリーが元カノとゲイの彼氏に認められてバンドのメンバーとも和解して、褒められて承認欲求を満たしてよかった、という物語の構造になってるのがメンヘラとして気になった。
特に、厳格でバンドに最初から反対していた父親のゾロアスター教徒に「チャリティは正しい行いだ」と認めてもらうことが「映画の」物語の構造として一番の報酬系に位置しているように見えたのが、ちょっとなー。
実際の事実として実在のフレディ・マーキュリーさんがそう思っていたのかというのは知らんけど。
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なんというか、フレディ・マーキュリーほどの才能と財産に恵まれた人であっても親に認められたいという小さな子供のようなお気持ちが原動力というのは、僕にとっては寂しいことだった。僕は自分がメンタルヘルスの精神障害者で大学に行かせてもらったのに低収入だったので親が自殺しているので、親に認められることに失敗した人生であった。
そういう僕にとってはフレディ・マーキュリーがエイズで死ぬにしてもファンや身近な人に認められるのを目的にするという展開は少し怖いと思った。僕は永遠に親に褒められないのだ。フレディが羨ましいというより、あそこまで才能があっても親に認められないとキツいと思ってしまうのが人間の精神の原則だとしたら、僕は無理なのでとても怖いのだ。精神科の先生にも「親との関係で精神がぶっ壊れた患者がすごいたくさんいる」と言われているので。ぶっ壊れても、僕は親が死んでるので関係を修復することも無理だし、詰んでる。
ジョジョの奇妙な冒険のブチャラティとかも親で苦労してるよね・・・。
- 追記
acco-chan-president.hatenablog.jp
ラストで劇中のフレディ・マーキュリーが「自分が何者かは自分で決める」と言ったのだけど、それは親に対して「正しい行いだ」と言って認めてもらうというイニシエーションを経てからのセリフに聞こえた。うーん。独立独歩とは・・・。難しいです・
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と、このように読者に読んでもらって認められたいという気持ちは僕にもある。贈り物をもらうのは実益でもあるのだけど、かまってもらいたいという気持ちが大きいというのは恥ずかしながら自覚している。
しかし、ラ・ラ・ランドにも共通しているけど、ボヘミアン・ラプソディでもアメリカの芸能界のパーティ文化が描かれていて、それは僕は経験してないので特に羨ましいとも思わないし、パーティ文化の文脈をもっていないのでよくわからないのだが、やっぱり人に関わってもらってチヤホヤされたいという気持ちがあるのかなあという感じだ。お金持ちならお金で静かにいろいろと楽しめると思うのに、大勢の人とパーティーする文化がアメリカにはあるらしい。日本の天皇陛下も在位30年を祝って250人の人を招待してお茶会をするらしい。なんともご苦労なことだ。
僕もインターネットのガンダム論壇でチヤホヤされたい。でも本当はずっと寝ている方が気持ちいいかもしれない。せやけどちやほやされるためにはこういう文章を書いたりしなくてはいけないし、Gレコを分析せねばならん。Gレコを分析するのは僕が楽しいからやっていることだけど、いつの間にか読者の人に読んでもらいたいという気持ちで、アクセスが少ないと不安になる。ジョジョの奇妙な冒険の岸辺露伴は金やチヤホヤされるために萬画を描いているのではないけど、読んでもらわないと不安になる。
僕も読んでもらえるブログを書かないと自分に価値がないし自殺した方がいいと思う。でも、だらだらソーシャルゲームでデータ上の敵を仮想敵に倒して強くなる遊びをするのもそこそこ達成感がある。グラブルでやっと戦力30になった。デレステではマスターのフルコンボはできないくらい下手くそだけど大槻唯は全部持っている。もちろん今回の限定SSRも実装から20分で手に入れた。
食べログやインスタグラムで自分が食べたものを人に見せる人や、観光地で自撮りを人に見せるために足元が不注意になって事故死する人もいる。
なぜ、人はそこまで人に見てほしいと思ってしまうのだろうか。ただ空の青さや水の美味しさ、そして少しの美しいもの、それをただ淡々と感じていくだけで、なぜ満足できないのだろうか。なぜこんなに寂しいのか。
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僕は社会的に地位がないしクズだし無能だし精神科の先生に金を払って会話をしてもらう以外にまともに人と会話しない生活をしている。仕事をすると基本的にいじめられるポジションになってコミュニケーションは苦痛になって、仕事をするたびに(まあ、僕みたいな無能が入れる会社はたいていブラックなので身体的にもキツいのだが)精神病が悪化する。
なので、僕は寂しい人間です。それは僕が無能だから仕方ない事実として受け入れねばならん。
それは仕方ないのだが、話を戻すと、フレディ・マーキュリーほど世界的にトップランクの才能を持ってる人でも自分に満足できずに他人や親からの承認を求めようとするのだとしたら、とても人生は疲れるものだなあと思って、僕は少しうんざりした。
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究極生物になってセックスは不要!他人は全て道具!静かに暮らせればそれでいい。というジョジョの奇妙な冒険のボスたちのようなおひとり様ライフで満足できたらなあ、と思うのだけど。承太郎は本当にDIOに酷いことをしたよね。母親が病気になったのは母親が弱いからなのに。まあ、DIOも刺客を送ってきたから悪いんだけど。
アリストテレス先生のニコマコス倫理学をやっとこさ読み終わったのだが、人生の目的は幸せになることで、しかし、幸せな人はそこそこ適度に孤独ではなく、適度な人付き合いで徳を高めるらしい。
ソーシャルゲームやアニメ鑑賞も楽しいと言えば楽しいんだけど、ツイッターで他人の話題についていくためにやっている小学生の承認欲求みたいなところがある。そう考えると、やっぱり寂しいのかなあ。うーん。僕は脳内妹と一日中遊園地で遊んだりできる人間なので孤独耐性は高いはずなんだけど。でも、精神科医の見立てによると、他人、特に親に評価されたかったけど果たせなかったという失敗体験によって、実際に幻痛や不眠や消化管の異常などの症状を発現させてしまっている。なので、たまにこういう映画を見てナイーブな表現があるとこういう長文を書いてしまうのだ。では、BBちゃんの宝具を上げる作業に戻るべきなのだ。