玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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スタートレックヴォイジャー第146話第147話「聖域ユニマトリックス・ゼロ」(前後編)

http://www.usskyushu.com/ds9/voy146.html
http://www.usskyushu.com/ds9/voy147.html
いやー。おもしろかったなー。
なにしろ、久しぶりのボーグクイーン(サイバー肌ヌラヌラ女王)榊原良子様とキャスリン・ジェインウェイ(完璧超人艦長)松岡洋子とセブン・オブ・ナイン(金髪碧眼爆乳サイボーグ)沢海陽子の異種族間レズビアン三角関係親子関係紛争にセブンの元彼の存在や、それによるTHEドクター(人工知能)中博史のセブンに対する軽い失恋が絡んで、大変な情報戦交渉戦艦隊戦に成りました。
その上、キーを握るのはセブンたちボーグの夢の中の共有無意識世界の楽園異界。
オレの好みの要素過ぎる。植芝理一的な。
どうも僕はSFやミステリ的な特撮や謎解きよりも、こういう俗っぽい感情や幼年期的欲求のやり取りを、ロボットとか宇宙船とかに置き換えて大スケールで描く作品が好きなようです。富野信者だし。
普通の恋愛ドラマや職業ドラマには興味ありません!
宇宙ドラマ、未来ドラマ、超能力ドラマ!で、普通の感情を描くのが好きです。
ハルヒは本当に男のオタクっぽくって女としては好きに成れないな。

  • 今回の萌えポイントー!

ボーグという亜空間通信ネットワークサイボーグの宇宙人の集団は銀河中に散らばった宇宙船に乗りながら意識を共有している。それをボーグクィーンが統合して命令しているのですが、今回はその中で自我を完璧に同化されなかった異分子が反乱を起こしました。
その反乱に「自我」や「個人の主権」を何よりも尊重する信仰に取り憑かれているアメリカ人のジェインウェイ艦長がほっとけばいいのに手を貸して、数十億人いるボーグのうち、数万人がネットワークから自我を切り離して個人になりました。
で、
ボーグ・クィーンは「声が聞こえない。空間グリッド、96 の 5。空間グリッド、1-8-2 の 12。何百もの声が、何千もの声が。」と言って慌てふためきます。榊原良子の声で。
そんで、ジェインウェイ艦長を拘束して、モニターに自分の部下の乗る宇宙船を映し出し、「空間グリッド 0-9-1、スフィア 8-7-8。乗組員 1万1千ドローン。既に…1人だけ声が聞こえん。選択の余地はない。全員を黙らせるしかない。」自爆装置作動ドカーン!「お前のせいで彼等は死んだ」って言う。
榊原良子の声で。
も、萌えッ!
いつも友達みんなの声を聴くのが大好きなボーグクイーンたんは、そのSNSを誰か一人が退会しただけで寂しくなって、その人が乗っている宇宙船の残り数万人のお友達ごと爆破します。
すばらしいボーダーライン症候群でネット中毒でメンヘルネットアイドルで寂しがり屋の女の子じゃないか!
ドSな女王様の仮面の下の少女!
もーえーるー
しかも、ハマーン・カーン榊原良子です。ものすごくダメなタイプのニュータイプですね。
ハマーン様は自分の中に人が入るのは嫌がっていたけど他人の声には敏感なタイプ。
っていうか、ボーグクイーンはやっぱりいい性格をしてるなあ。
超萌える。抵抗は無意味だ。


ピカード艦長に殺されたクィーンとは別の個体っぽい。今回、クィーン自身が夢の世界に行って子どもに「私もお前と同じ年頃の時同化され、最初は不安だったが、仲間の声が聞こえ始め、考えがわかると、何も怖くなくなった。」っていうから、クイーンは最初の一人だけではないらしい。
っていうか、

ユニマトリックス・ゼロで、異星人の男の子たちが遊んでいる。「どこなの?」 「ここだよ!」
走っていった子供。男の子は茂みの中を這って進む。
その前に立っている者がいる。ボーグ・クイーンだ。「怖がらなくていい。立って顔をよく見せろ。従うのだ。」
立ちあがる男の子。「あなたも機械人間だ。またいじめに来たの?」
「…そんなことはしない。助けに来たのだ。お前たちを。」
「でもあなたたちは、僕らを…何だっけ。」
「同化すると? そうだ。だが恐れることはない。友達を作るのは好きだろ?」
うなずく男の子。
クイーン:「同化された者は全て友達になれる。お互いが考えていることが全員にわかるのだ。」
「それって楽しい?」
「…ああ。とてもな。」 近づくクイーン。「私もお前と同じ年頃の時同化され、最初は不安だったが、仲間の声が聞こえ始め、考えがわかると、何も怖くなくなった。」
「パパやママは恋しくない?」
「ここにいる。私のそばに。我々の一部だ。彼らの声が聞こえる。両親と一体になりたくないか、寂しがっているぞ。会いたいと言っている。」
「僕も話せるの?」
「すぐにな。だがその前に、もっとここを知っておきたい。」
「僕、森中を見渡せる場所を知ってるよ。」
クイーンは手を差し出した。「案内してくれ。」
手を握る男の子。


眼下に森が広がっている。
男の子:「すごく綺麗でしょ。」
クイーンは何も言わなかった。


ユニマトリックス・ワン。
ボーグ・クイーンはジェインウェイに話しかけた。「お前の忠告を聞いたぞ。ユニマトリックス・ゼロへ行ってきた。予想より遥かに原始的だった。ボーグの完璧な世界よりあんな未開の地を好むとはな。」
ジェインウェイの映像が乱れる。「もう少し長くいれば、わかったかもしれない。」
ボーグ・クイーン「あそこはただの…幻想に過ぎん。」

も、萌える。親と一体化した精神的幼女の女王様萌え。子どもと会話して困る女王様萌え。レズのツンデレ女王様萌え。
榊原良子の声で。


最終回にも出るらしい。超楽しみ。






BLAME!のセーフガードはボーグっぽいんだが、萬画と違ってドラマのボーグはアクションシーンの時に歯を食いしばったりするので、すごく人間臭いですね。