NHKスペシャル「女と男」から「妹背」へ〜未来の母「カリン・ブーン」〜

オーバーマンキングゲイナーにおいて、母親として登場する人物はたった一人しかいない。
カリン・ブーンである。

アスハム「（立ち上がって）カリンではないか！」
ケジナン「妹さんでしょ？」
アスハム「セント・レーガンに入隊してまで、ゲインを追いかけてきたのか！」
カリン「違いますよ！　人の話をろくに聞かないで突撃する、
お兄様を連れ戻すためです！」
アスハム「ゲインは、どうする？」
カリン「野生の殿方とは一夜の恋のみ。ロンドンに帰りましょ」
アスハム「あ、え、あ…」
カリンに引っぱられて去っていくアスハム。
ゲイン「（身を隠して）思った以上に、きついご婦人だったか…
未練を振り切って、…エクソダスか…（滑って）あああああ〜」

はっきり言って、何言ってんだこのアマと言う感じなのだが。うちの妹はこういうことをヌケヌケと言うところがある。とても可愛い。
ま、うちの妹は兄から見ても中々に賢く、ヤンデレの僕の精神安定剤になってくれるような上手い事を言う。
で、NHKスペシャルの話なんですけど。
まあ、女と男がどうなろうが人類がどうなろうが、私は私と私の愛する妹のことだけを大事に考えている。技術的なことを言うと、僕はルドルフ・シュタイナーかぶれなので、悟性によって肉体に影響を与える事はむしろ道筋なのではないか。と。（ただし、現段階ではまだ悟性は弱い）
まー、ホモ・サピエンスには拘らないが、模倣子や文化が消滅してしまうのはもったいない。
が、電波はたくさん出してるんで、エイリアン9的なアレがソレしちゃうビーイングも発生するかもネー。

そんな感じで、アスハム・ブーンとカリンだが。
アナ姫の母とか、ゲインの母とか、出てきても良さそうなものを、徹底的にみんな母というキャラクターの存在がないアニメだったなあ。ゲイナーの母は死んでるけど、母というよりは両親セットで死んでる。で、ゲイナーはそれを恋い慕ってる感じはあんまり無い。
その分、母系家族の因縁にしばられたシンシア・レーンや、オーバーデビルやアーリィミイヤといったグレートマザーという概念っていう、母親に成った女個人ではなく、母親なるシステムにたいする闘争っていう構図になってたんだけども。
*1
で、
そこに唯一、満を持して登場する真の母親がカリン・ブーンです。
カップルはたくさんいるけど、母親と言うのはこの人だけ。
で、富野アニメと言うのは基本的に無駄が無い洗練されたリミテッドアニメ（貧乏性とも言う）なので、カリンが出るからには意味がある。
つまり、未来世界の母親のモデルケースなわけですな。
そういう事を、我が妹はニュータイプなので端的にまとめて、上のように言ったわけです。本質をズバリまとめるなあ。あのガキは。僕が一生懸命長文を書いてるのに、あの子はすぐ要約する・・・。
まあいい。

でも、確かにそういうところはあると思うんですよね。
だって、子供の肉体を作る遺伝子を提供するスキルと子供を育てる家庭を作るスキル、両方を持っている人だけが子供に関われる、と言うわけないじゃん。得意不得意はあるわけで。まあ、最初から諦めるのも良くはないかも知れんけど。
でも子供作るのは上手で、子供を育てるのが下手な人に無理に育てろっていって虐待したり、子供を育てられないからダメな奴だといじめられるのもかわいそう。
もちろん、

婚約者Ｍ子 (寝取られ体験談)

俺は持ってきた荷物の中から封筒を一通取り出し、中身の内容が判るように広げました。
診断書です。
三人は最初、文面の内容が良く分からなかったようで、怪訝そうな顔で俺を見ていました。
初めに気付いたのは、Ｍ子の母親でした。
母親　「・・・・・・無精子症？・・・・・・」
そして、父親がＭ子の方へ振り向きました。
Ｍ子「え？」
父親「Ｍ子、それ、誰の子だ？」
Ｍ子「な、なに？Ｋちゃんの子に、」
ここでようやくＭ子も状況を把握し始めた様でした。
Ｍ子の顔色が、見る間に蒼白となりました。
母親「あんた、駄目でしょ!!」
母親もＭ子同様、顔面蒼白でした。
Ｍ子は顔と両手が痙攣しているかの様に、わなわなと戦慄していました。
父親「誰の子供だって!？」
父親が顔色を真っ赤にしてＭ子に怒鳴るように問い詰めたところで、
俺はもう一つの封筒を差し出しました。
今度はちょっと厚めの封筒で、興信所からの報告書及び写真のコピーをまとめたものです。
封筒の中から、Ｍ子とＳが二人でいちゃついて写ってる写真を何枚か取り出しました。
写真を見るなり、Ｍ子はのどが詰まったような声を上げ、写真と俺をきょろきょろと見つめていました。
Ｍ子の両親は、写真と報告書をひったくるような勢いで受け取ると、
俺の事には目もくれずに読み出しました。
Ｍ子は、何か訳の解らないような物を見ているような目で俺を見つめているだけでした。

http://moemoe.homeip.net/view.php/18

こういうこともあるわけです。
やっぱり、女が自分のコピーを残したい（自分には頑固なところがないから子どもは90点と言う精子バンク購入者の母親！）
と思うのと同じで、男も自分以外の男のコピーを育てるなんて、本能的に嫌です。
だが、お兄ちゃんなら可能！
やっぱり、兄妹カップル、妹背な関係が最高だな！
よし、お兄ちゃんが精子バンクに行ってイケメンの精子を貰ってきてやろう！
と、言うとすっごい怒られたわけだが。
妹「あたりまえでしょ！お兄ちゃんは鏡を見たことがないの？イケメンのくせに！」
ちぇー。まあ、それはそれで選択肢の一つとしてありかなーと。

…コホン
まあ、まだ妹は学生なので先の話ですけど。

あと、カリンの子は女の子だから父親が居なくてもジョナサン・グレーンみたいにグレることはないのだろうかね？最終回にチラッと出ただけだけど、カリンは好ましい雰囲気として描かれていたような。
まあ、アノーア・マコーミックは女一人で子供を育てきれると勘違いしてジョナサンをほっといた所があるけど、カリンは子育てには自分と子供の母子カプセルだけではだめで、男の力が必要だ、と言う事を察知するセンスの在る女性だったわけだ。
で、それはゲイン・ビジョウではなく、お兄さま。
ああ、妹よ！
この世で一番深いのは兄の愛ですよ。うへへへへへ。いもうと、いもうとおおおおお

あと、僕の脳内妹も保健委員さんで、カリンも看護士っぽいし髪の毛のふわっとした所も似てるので、カリン大好き。お兄さまはメロメロです。
アスハムもなんだかんだ行って、姪煩悩なオイたんになりそうだな。ゲインにメールで子供の写真を送りつけて自慢するような様が目に浮かぶわ。
それはそれでハッピーエンド？
ゲイナー君とサラとシンシアがどうなるかは謎ですが。シンシアって年上の妹みたいなところがあるから、それはそれで良いよなあ。

*1:萬画版ではアナの母はドームポリスに馴染めずに出奔したとか、そういう裏設定はあるんだけども