また久しぶりに読んだので、アイドルの今井百夏と卜部美琴の馴れ初めがうろ覚えになってたが、いや、今回も良かった。
かねがね金がねえから単行本を買ってるのはこれくらいだ。
今回はアイドル編の終わりとネコミミ肉食女子編と垂れ目策士少女編。うん、変なの。
- 作者: 植芝理一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/02/23
- メディア: コミック
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植芝理一の本は皆持ってるから好きだが、変わりまくる絵柄のそれぞれに魅力を感じる。
卜部の目の瞳が小さくなって白目がちの三白目になったのは好みではなく、髪から目が出る頻度が増えたのも素顔の有り難みが薄れたように思えたのだが、その目付きの絵柄変化を利用した猫目属性をテーマにした話はなかなか良かった。
うーん。
恋愛漫画やラブコメというのは、ライバルキャラや浮気やハーレムや多くの美少女の登場というのがうる星やつらあたりからのトレンドだと思う(まあ、それ以前は知らない)のだが。謎の彼女Xは多少の浮気や揺れ動き事件はあっても卜部がずっと一人の彼女というのを貫いててすごいな。謎要素やオカルト要素も序盤から薄れて、卜部も内面モノローグを言うようになったり、普通の女の子になって、特に重たい事件や超能力もなく、思春期のかわいらしい恋愛模様だけを描いてて面白い。あ、アフタヌーンならラブロマがあったか。ま、それくらいシンプルなんだが?
それでいて、卜部や多少のゲストキャラクターを通していろんなシチュエーションの萌えを出してくるのが植芝理一のフェティシスト力だなあ。フェチ光線すげえ。
アイドルマスター的なアイドル論もなかなかスッキリ決着してて良かった。
ていうか植芝理一の描く女の子はかわいらしいね