玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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花咲くいろは第#13話 四十万の女〜傷心MIX〜

花咲くいろは11話12話の世代論&文明論とタナトス - 玖足手帖-アニメ&創作-

と、先週書いたが、やっぱりシャカイ系っていうか「どこかの偉い人や世間」といきなり向き合うよりは、主人公の松前緒花の母の皐月さんを呼んで、まずは女系家族三代の語らいで、なんとなく絆、って感じにした13話。皐月が世間の要望で実家の旅館の悪い評価を雑誌に載せた事への攻撃は無し。皐月は喜翠荘が良い旅館だって最初から分かってたっぽいし、最後の文章もそれを再確認した手紙で、実際に雑誌に載せる文章じゃないしなー。
旅館を守るため、ずるい世間と向き合うのは、隣の旅館の結名ちゃんが若い女性のお客様(?)を呼び込む次回からの第2クールからかしらん。今回のエンディングでは第一クールの総集編を振り返ったしね。
そして、気の強い女三代四十万の女たちから「いつも蚊帳の外だよ」ってぼやきつつも老いた母親・四十万スイを背負う、皐月の弟で緒花の叔父の縁さんが、女系家族の中の若旦那の哀愁って感じで良いね。京都の老舗とかも、女が強い割に、ボンは優柔不断やったりしますのや。
ただ、皐月は母親に反発して外の出て行っていたから母の事を分かってなくて、弟の方が分かってると心の中で言ってたりもするんで、若旦那の株が上がるというか、頑張る話もあるんですかね。2クールあるから1クールアニメよりは色々できるかも。でも、結名ちゃんや菜子ちゃんとか、ヒロインの掘り下げや東京の彼とかのほうが重要かなー。
やっぱり、正義のために社会と戦うっていう大きな話よりは、自分の心のために自分の目の前の知り合いと折り合いをつけて生活していくって言うのが、女の子のドラマとしては順当かなあ。ぶー垂れた顔の緒花ちゃんはかわいい

花咲くいろは(2) (ガンガンコミックスJOKER)

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