やっぱり、マンガでもライブでも、このアニメでの持ち味は出せなかったと思う。これはアニメーションとしてすごい芸術だね。個人的にはもっとライブシーンを多くして欲しかったけど。
ストーリーと絵などの骨格は萬画。絵コンテの元になったり、音を出してるライブが血肉。菅野よう子の音楽も良いし、渡辺信一郎の監督した動画や声優の演技や影の付け方などもナイス。
それで、アニメの絵と色とリズムに合わさって全体的にセッションしてる感じが良かった。
ストーリー的にはホント、短編小説って感じでするっとしたものだったんだが。アニメですごく豪華な演技と演奏になっててすごかったなー。
- 作者: 小玉ユキ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2008/04/25
- メディア: コミック
- 購入: 7人 クリック: 419回
- この商品を含むブログ (225件) を見る
ああ、あと、ホモセクシュアリズム的にも、少女漫画的にも、恋愛的にも、人種差別的にも、わりと色々とハッキリしないでふわっとした感じだったのが結構良かった。
律子ちゃんが仙太郎か薫か、どちらかの男とくっつくかというハッキリとした感じではないけど、三人が同じ場所に来たよーって言うだけで、なるほどなーってまとまった感が出る雰囲気が良いよねー。
- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2012/07/27
- メディア: Blu-ray
- 購入: 1人 クリック: 32回
- この商品を含むブログ (37件) を見る
女子的視点で言うと、ホモだからとか、腐女子を満足させる男たちの絡みとかでもなく、乙女ハーレムでもない。
ただ、女性にちゃんと興味がある男、しかも男として力や技能や技量や器量がある良質の雄を鑑賞するだけでも気分が良いよねーって言う感じでした。仲良き事は美しき事かなーって。
- 作者: 中島梓
- 出版社/メーカー: 光風社出版
- 発売日: 1992/08
- メディア: 単行本
- 購入: 3人 クリック: 37回
- この商品を含むブログ (15件) を見る
ラストのオルガンのセッションが、シンセサイザーっぽくなってて、ちょっと50〜60年代のジャズから70年代のピンク・フロイドのプログレっぽい雰囲気になってて、二人が沸かれて過ごした時間の重さが感じられた。演奏としても上手いし、時代考証が演出とマッチしてすごい良い効果を生んでるよなーって感心したものだよ。
眠いから長文はよすけど、良かった。
- アーティスト: TVサントラ
- 出版社/メーカー: ERJ
- 発売日: 2012/04/25
- メディア: CD
- 購入: 5人 クリック: 85回
- この商品を含むブログ (50件) を見る