玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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あしたのジョー第1期73〜79最終回感想

見終わって1年以上になるけど、この最終回の感想だけ書きそびれていたと言う事が、このアニメの壮絶さを物語っている。
まあ、見終わった時期に輪るピングドラムにハマっていたり、72話で富野喜幸の絵コンテが最後だったりしていたから、感想を書くきっかけみたいなのを失っていた1年間。


とりあえず、もう見直すのもめんどくさいので一言で言うと
「原作ではト書きでしか描かれなかったカーロス・リベラVS矢吹ジョー戦が完全にアニメで描かれていたから素晴らしかった!」(しかもジョー2ではもう一回するのがすごい)
同じ出崎統監督のおにいさまへ・・・のバスケシーンはバスケを全然描いてないのが逆にバスケットボールのスピード感を感じさせているが、あしたのジョー1期の最終回は週刊連載漫画原作では描ききれないほどの壮絶な試合を、原作では反則プレーの殴り合いと言われた試合を、ボクシングとして壮絶に描いた事で、本当に壮絶だ。


そして、原作に追い付きそうになったから、と言う後ろ向きな理由で終わるアニメ企画の癖に、アニメオリジナルのエンディングの癖に、しかも2もあって、あしたのジョー2ではなかった事にされると言うのに、なにか「あした」を感じさせる最終回。


これもまた、一つの可能性。
原作から派生したマルチメディアコンテンツに過ぎないのに、同時に一個の作品として完結させる意志の力、つまり芸術性。


良いです。