玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

当サイトはGoogleアドセンス、グーグルアナリティクス、Amazonアソシエイトを利用しています

はい、ここで過去の大量絶滅を振り返ってみましょう。

とかいっても、俺の妄想に適う絶滅は主に2つなんだが。(変な文章だ・・・)
つまり、35億年前の藍藻による光合成の開始に伴う原核生物の焼殺大絶滅地獄と6500万年前の恐竜の大絶滅です。
ラン藻は酷いことをしたと思います。自分がエネルギーを得るために大気に毒ガスの酸素を無節操に排出しました。ふらふらと海の中にいた罪の無い古細菌は皆酸化させられて焼け死にました。
しかし、おかげで真核生物やら多細胞生物やらミトコンドリアやらが生まれて酸素を吸ってアグレッシブになった。あと、鉄鉱床もできた。
恐竜の時は、恐竜のニッチがなくなったお陰で哺乳類が進化した。その前の恐竜の君臨記で哺乳類はルサンチマンを貯めまくったので進化したに違いない。んで、恐竜は石油になった。あと、巨大なシダやら裸子植物も結構絶滅したが、それは石炭になってくれた。
つーまーりー。大絶滅は次の進化を促進するものなのだが、その前の大繁栄も、次の進化した生物の餌を廃棄物と言う形で用意すると言う事になったんじゃないだろうか?
と、するとですね。分かりますね。我々人類の生まれてきた意味が。
どうしてここまで阿呆みたいに増えたのか。
そもそも、人類は異常な適応性と異常な繁殖姓を持つ。そのくせ、知恵ももち、文明国においては知恵と繁殖性が相反して精神異常を引き起こすまでにもなっている。そもそも、人間男性は射精し続けるようにできてるし、女性は妊娠し授乳し続けるようにできている。留まる所を知らない欲望は膨大なエネルギーを要求する。
つまり、原子力の発明こそが我々の種の最終目標だったのだ。
厳密には、核廃棄物を生産することか。
そもそも、倫理観の薄く、自由主義で刹那主義の僕の持論としては、
「この世にあってはならないことは、物理的に不可能な事だけである」
という。つまり、脳内で実の妹と毎日セックスしても恥じない。
塾講師が子供を殺しても、「そりゃあ、刺されたら死ぬわな」くらいにしか思わない。
ヒューザーだの小島だの総研だのも、皆やってるよね。米帝イラクを侵攻してもチェチェン露助が拷問三昧でも中国が少数民族を弾圧しようがアフリカ人が隣人を皆殺しにしようが、そういうこともあるかもねー。
しかし、「少子高齢化対策で、人口を永遠に増やしつづけなければ経済が回らない」とか「放射性廃棄物は安全に処理します」とか「セレマ葬儀場反対」とかは非常に怒りを覚える。というか、物理的に極限をとったら不可能なのだ。
その不可能な事を必要な事のように言う人間には、今まで怒りを覚えて不条理な恐怖すら感じていた。
しかし、だ。
我々がそのために、まさにそのために誕生したと言う本能があるとしたら、どうだろうか?
いくら、不完全なアーキタイプの理性が、物理的に続けていけないと見抜いても、本能には勝てない。
シロアリが蟻塚を立てるように我々は核廃棄物を海に、地中に、大気に、撒き散らすのを止められないのだ。ほかにも人造元素やら、機能も良く分からない化学物質とか。そういうもので、地球を汚染する事が我々の仕事なのだ。
そこに、シャア・アズナブルは気付いたのではなかろうか?
核兵器を満載したアクシズを地球に直撃させれば、ほとんどの生物が死に絶えるだろう。しかし、大量の核物質と稀少元素と新種の化合物を生み出すことにも成ろう。
それが、次の生物進化を促進するのではないか?
NHK地球大進化の受け売りだが、わりかし生物は全滅リセットを喰らってるらしい。でも、地中とか成層圏の隅っこに浸透した細胞の切れっパシとかRNAのヘナヘナの奴とかが生き残ってくれててすぐに(といっても数千万年で)増えるんだと。
だから、シャア・アズナブルの「地球にはしばらく休んで貰う」と、言うのはまさに、それくらいの長いスパンでの休みなのだろう。
んで、スターシード(星の種子)の事だが。おそらく、次の主幹生物は、知能を持った原子炉だろうな。
人類が阿呆みたいに撒き散らした核物質を細胞内の新回路でミクロ的に代謝し、核分裂核融合光合成するかのようにエネルギー源とする怪獣が生まれるのではないか?と私は思う。
また、人類の文明遺物の中でも耐久力の強いものは残り、怪獣の脳を刺激して知能を持たせるのではないか。そうでなくとも、融解し焼け残ったビル街の森などは知的な刺激を与える気がするなあ。

火の鳥 2(未来編) (朝日ソノラマコミックス)

火の鳥 2(未来編) (朝日ソノラマコミックス)

その怪獣は進化を続け、いつしか宇宙空間でも自立的に熱核融合を可能とする宇宙怪獣とかウルトラマンになるのではないかと。
そう、我々人類の脆弱な精神と肉体では想像もつかない神聖高貴な星界の火矢となる宇宙のケモノたちが生まれるのだ。そして彼らは宇宙全土を征服し、高度な精神感応のネットワークで銀河を数珠のように結ぶのだ。それから先は私のようなサルには想像を絶する!
その、真なるスターシードの礎となって消えていくのなら、我々人類の混乱や絶望もむしろ誇らしいものとなりませんか?
宇宙の意志を聞いたシャア・アズナブルはそのための革命だったのではないだろうか。
スペースノイドはその、火球となり核の冬のゆりかごとなった地球を神のように見守るもよし、地球環境が消滅した事で自滅しても良し。と。どちらでもいい。てか、十中八九コロニーも絶滅するだろ。
シャアは本当に人類を消そうとしたんだなあ。ネオ・ジオンだと人の革新だとおだてて人類を使って。
だが、そのシャアにも心残りというか人の部分がある。そこがシャアをただのマッド独裁者とは違う英雄にしている所だ。アムロアルテイシアだな。
アムロ・レイだけはシャアの心を見抜き射抜いてくれるのだ。だからこそ、
「地球に住む者は自分達の事しか考えていない、だから抹殺すると宣言した」
「人が人に罰を与えるなどと」
「私、シャア・アズナブルが粛清しようというのだ、アムロ
と。人が人に罰を与えると言う事はできん。だからこそ、キャスバル・レム・ダイクンではなく、誰でもないシャア・アズナブルとして粛清しなくては自我が崩壊してしまうんだろうな。
そんな弱さしかないのに、シャアはすべてを背負おうとしたんだなあ。大佐!まさに純粋だ。
「しかし革命のあとでは、気高い革命の心だって官僚主義と大衆に飲み込まれていくから、インテリはそれを嫌って世間からも政治からも身を退いて世捨て人になる。だったら」
「私は世直しなど考えていない」
シャアはアムロには正直に人類の切腹願望を口にしている。ナナイもクェスも見捨てたのに。
そして、ベルトーチカチルドレンのラストで感動したのがやっぱりアルテイシアのくだりなんだなあ。妹萌えニスト的には。
そうなのだ。
人類は絶滅し、次の星の種子へゆりかごを譲らなくてはならない。しかし、それは、今なのか?その引き金を引いて良いのは私なのか?宇宙の進化のために、妹やミライさんやベルトーチカや、地球の上で飽きもせず湧き出る愚民の子供を殺してしまって良いのか?そして、核物質は本当に十分溜まっているのか?
そんな迷いもある。それを断ち切るアムロガンダムの鉄拳!命の光!太陽との融合!
だから、やっぱりシャアム最高。
なんてのは、逆襲のシャアの妙なエコロジー思想とか設定の粗がどうしても受け付けない俺が無理やり面白がるために捏造した電波に過ぎない。生命がどう進化するかなんか知ったことか。ただ一つ確かなのは、ガンダムがどんな歴史を辿ろうとも最後には必ずディアナ様が幸せになってくれるから安心だ、と言う事だけ。