玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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地球へ…「宙からの帰還」

今までは割とテンポが遅くていまいちテンションがあがらねえなあと思ってたんですが、今回はとても面白かった。
ジョミーが覚醒したら人を殺しすぎた。リオが死んでなくて良かったな。
市街地上空で機関砲を撃つ軍隊も、それに無関心な市民達もバカだと思った。演出ミスかもしれないと思った。焦点を限定したメーザー砲とかの方が良いと思うな。
戦艦対爆撃機の戦闘は、CGは相変わらずしょぼいのだが、演出に緊迫感とちゃんとした段取りがあってよかった。あと、戦艦が背景といっていいくらいでかくなるとCGがセルシェイドされてなくても若干気にならなくなるのかなと思った。
でもさあ、未来なんだからバンカー爆弾って言うのはどうかと。20世紀かよ。
んで、色々大変な事になっているのに、ソルジャー・ブルーが「ジョミーすげえ!オラ、ワクワクしてきたぞ!」という感じで成層圏までついていって勝手に気絶して大気圏突入するのはとてもホモ臭くてときめきました。
やっぱり男は大気圏突入して何ぼやね。ジョミーもいっぺんでソルジャーを信頼したし。
それにしてもこいつらは何を呼吸しているんだ。ミュウの人はゼントラーディーよりも強いのか。
ソルジャーの成人検査の時の機械が違う感じで昔さをアピールするのはナイス。
でも、ミュウ側の人と敵の軍人側の軍服の装飾品のイメージが近い印象なのはよろしくない。色は違うけどね。
まあ、時代は同じでも思想が違うという風にするのは難しいのかもしれないが。
連邦軍ジオン軍はそこら辺の衣装デザインが素晴らしかったなあ。
その後は敵も味方も既製品のノーマルスーツを着るようになってしまったのだが。
軍服はまあ、違ってたけど。
クロスボーンの木星軍のノーマルスーツは違う感じでいいなあ。
あと、ディアナカウンターとミリシャの軍服も違いすぎて判りやすい。そんで、ロランのノーマルスーツだけ誰よりもカッコいいのでナイス。
結局ガンダムだ。
そう言えば、∀ガンダムは母胎回帰願望だといわれる事が多いので、まあ、そうなんだが、それでイメージを固定されるというかそれだけだといわれるのも癪だなあと思うんですけども。
ターンAガンダムではニュータイプは宇宙にエクソダスしていて、あきまんの描いた漫画では外宇宙で進化して怪獣になってるとか言う感じなのだけれども。(あれは未来人類とはまた別の物を呼び出しちゃったのか?はよ単行本なれい)
ディアナ様はグレートマザーなんだけど、ディアナ様自身、というか初代のディアナ・ソレルが外宇宙からの出戻りニュータイプなので、地球へ・・・に似た感じだと思う。
(グレートマザーといえば、火の鳥望郷編か)
そう言う訳で、ガノタ的にも竹宮惠子先生の地球へ・・・はフィシスがディアナ様の元ネタと言う以上に興味深いわけですが。


えっと、何がいいたいのかといいますと、∀ガンダムでは皆が母胎回帰と批判するように、オールドタイプが地球に帰ってきてよかったネーという感じで終わったのですが、ターンエーガンダムの2年目があったら、外宇宙から新たなニュータイプが攻めて来ると言う展開もありえたわけで、そこら辺がテラへで見られるといいかなあと思う。
ターンエーは少し地球圏の(アメリカ大陸と月の)中だけで閉じた印象もあったので、そういう広がりが見たかったかもしれない。
うーん。
ニュータイプとオールドタイプの和解については新訳Zガンダムで一定の回答は示されていたのだが、機動戦士ZガンダムIII-星の鼓動は愛-は旧作の上に作られたし、ニュータイプとの争いである逆襲のシャアに続いてしまうので、微妙だ・・・。
ユニコーンがそこらへんの回答になればよいが、福井さんはヒット作を作りたいようなので、そこまでニュータイプ論に踏み込んだ物にはなるまい。



外宇宙の人類と地球の人類の戦いというのはイデオンを見たらいいのだろうか?
長谷川裕一先生のVガンダム外伝ではドラグナーバイファム宇宙戦争してたなあ。