玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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伝説巨神イデオン67

6裏切りの白い旗
以前あみょんの家で飯を食いながら見たときは面白くなかったけど、集中してみたら面白かった。
7亜空間脱走
おもしろかった


感想は短く3ポイントで


1。カーシャうぜえ
カーシャは惣流・アスカ・ラングレーのような髪型で勝気でかわいい。見た目は!
しかし、アスカよりもよっぽどうぜえ!
アスカはガイナックスのマーケティングメディアミックスで、かわいい萌え系ヒロインとして視聴者に欲情されるために上手く作ってある。
イデオントミノアニメだが、ビクターからDVDが発売。そして、主題歌はキングレコード
が、
カーシャは萌えとかそんなの関係ねえ時代!ストーリーラインを破壊する勢いでやりたい放題。
ものすごい好戦的だ。しかもダメな路線のフェミだ。セイラ出撃だ。
萬画版のイデオンでは、大人が動かせないから子どもが動かそう、という少年漫画的な説明に成っていない説明があったが、アニメのイデオンは全く説明が無いまま、惰性で子どもが動かしているぜ!
Bメカのベスとメガネの大人コンビはともかく、イムホフ・カーシャみたいなダメ女に動かさせている意味がわからん。
っていうか、カーシャって何者さ?
シェリルが大学院生っぽいんで、それよりも年下のコスモたちは高校生くらい?でも、学校に行っている様子も無いんだよなー。友達もいなさそうだし。リンとかと仲良くしたらいいのに。
ビクビクしながらwikiった。
(まあ、末路は萬画版で知っているが)

イムホフ・カーシャ 声:白石冬美
性別:女性 年齢:17歳 髪の色:金髪 髪型:ツインテール 登場話:第1話〜39話、接触篇、発動篇
イデオンCメカのメイン・パイロット。イデオンに合体後は主にミサイルの発射・コントロールを担当。夏と冬しかない過酷な環境の植民星A92で生まれ育った。軍の英才教育を受け、ロケット整備士の免許を持っている。男勝りの勝ち気な性格。劇中でそれは幾度となく描かれている。その可愛らしいルックスから他人に女の子らしく見られるが、そう見られること自体が自尊心を絶えず傷つけると感じているという。TV版では最後まで気丈さを失わなかった。現実を受け入れようとしない頑固さもあったが、ところどころで女性の弱さやわがままさを見せる場面もあった。

あ、一応理由みたいのものはあるんだな。7話まで見た限りは意味わからんヒス女だが。
女の子って言うのは(大抵の場合)女同士の表層的なグループを作るものだが、カーシャに友達がいないっぽいのは、そーいう思想信条的な意味があるのかしら?
源しずかちゃんは女友達がいないっぽいけど、それは作劇的な制約からだよな。(たまにおままごとをしてる時もあるが)
ドラえもんギャグマンガだし、リアリティーは必要ない。
しかし、しずかちゃんは「いたわりロボット」を見る限り、封建的女性だね。(ニコニコで見たが、ニートとしては辛い話。dskの妹に俺はのび太とあだ名されているし)
カーシャはしなくてもいい苦労をしてるなあ。
エヴァのアスカとかミサトとかシンジは人間的生々しさを「トラウマ」という記号を使う事で附帯されている。
が、トミノアニメの場合は、普通に人生を歩んでいても生じる自然な思考の偏りや、社会的な立ち位置や肉体的事情(ストレスとか生存本能とか)など、エキセントリックでメンヘルっぽいトラウマを理由にしなくても生々しい激情を描いているんだなあ。すげえなあ。
イデオンのキャラクターは、最近のアニメでよく見るような教科書的な台詞を吐かないからなあ。地に足がつきすぎている。
と、いうか観念的な性格や行動理由を上手く、俗っぽい言葉に落とし込むセンスが素晴らしいので自然な会話に見えるんだな。
やってることは未来人と宇宙人の異文化交流の果ての戦争という、ものすごく観念的になりそうな題材だが!


あと、カーシャもカララもシェリルも美人だが、性格がアレ。
リンとロッタはかわいいが出番がすくねー。
と、言う訳で真のヒロインはギジェだと思う。
というわけで、当時のヤオイについて調べてみた。

☆美形ライバルの系譜
 「リヒテル」というキャラが生まれるまでには、これまた色々なアニメの「No.2キャラ」の歴史や「ライバルキャラ」の歴史を語らなければならないが、これは次回の隠密漫研のテーマとしよう。
 さて、アニメ界のカテゴリーの中では「リヒテル」は「美形ライバル」に分類される。アニメ界では巨人の星の「花形満」を始祖とし、ロボットアニメ界では勇者ライディーンの「プリンス・シャーキン」を開祖とする由緒正しい「美形ライバル」は「リヒテル」のやおいデビューをきっかけに軒並み同人少女の餌食になっていった。
 まず最初に餌食にされたのが翌年79年に放映された「機動戦士ガンダム」のシャア・アズナブルであった。そしてその後も、「イデオン」のギジェ・ザラル、「六神合体ゴッドマーズ」のマーグ、「ダンバイン」のバーン・バニングス、「ボトムズ」のイプシロン、などが次々と食れた。
 しかし、この時点では「ガンダム」のように多くの登場人物がいたとしても「やおい」の対象となりえるのは「シャア」とその親友であり仇である「ガルマ・ザビ」の二人だけであり、近年にみられるひとつの作品から自在にカップルを選ぶことはできなかった。「ランバラル」や「スレッガー」ではやおい少女は萌えることはできなかったのだ。まして「黒い3連星」の3Pなんてのは・・・つまり、同じカップルで他の作品がでるまで盛り上がらなくてはならなかったのだ。
http://www.geocities.jp/rekisihu/onmitu3.html

20 名前: 名無しか・・・何もかも皆懐かしい 投稿日: 02/08/16 18:54 ID:1FVii86n

筋肉系とは異なるが
イデオンのギジェ(断髪後)やダラム、他脇役の男共は
体臭を感じさせるような無遠慮なまでに個性的で生臭いデザインが活きていた。
とかく湖川キャラは女性の色香のみが話題になるが、
「萌え」の語源がイデオンの某男キャラから来ている事を忘れるなかれ。

http://comic.2ch.net/ranime/kako/1029/10293/1029367635.html

モエラは萌える!
コロスは殺せない!

175 名前: 名無しさん 投稿日: 2000/05/18(木) 09:29

やおいネタはわりかしあったと思う
アバデデ×ギジェとか


187 名前: 169 投稿日: 2000/05/19(金) 08:18

不満要素の大半がキャラクターやメカに萌えれん!やん

そんな作品じゃないのは、リアルタイムで見た世代なら
判るでしょうに。
大体、カーシャやキッチンを美少女ヒロインと言ってる段階で
求めてる物が違うかと
イデオンに美少女ヒロイン・・・違和感ありすぎ・・・)



188 名前: そうか? 投稿日: 2000/05/19(金) 08:22

当時はカーシャやキッチンのエロ同人だって
ダラム×ギジェのやおいだって氾濫してた。
まだ萌えという文法が確立してなかったのは
事実だが。
169が変なのは現代の評価基準をそのまま
80年代初頭の作品にハメてることだが、
当時のファンが今より高級だったわけじゃない
http://piza.2ch.net/log/anime/kako/956/956856322.html

ギジェモテモテ総受けすぎ。
ギジェの品のある物腰!端正な顔と髪型!色っぽい声!へたれ!まじめ!おたく!裏切られ属性!
萌えるス!
当時のやおい同人誌は稀覯本だろうなあ。マイホームギジェとか。
今のところ、僕はナロブ×ギジェかなあ〜
ダミドに徹底的に陥れられて嬲られるギジェも見たいなあ
バーン・バニングスはそんなに萌えなかった。黒騎士の方が変態っぽくて好き。漁船で泣くしな!


2.脚本が上手い
前項でも書いたことだが。
白旗の話は、とても観念的で段取り臭く感じた。以前は。
しかし、じっくり見ていると、ただ単に「異文化だから違う」という分かりやすい1アイディアだけで作るのではなく、色んな要素が絡み合ってる。
白旗が徹底抗戦のサインだというのは単純なアイディアだが、それを成り立たせるために「人質になったカララとマヤヤからバッフ・クランの戦力を聞き出した上で地球人がバッフ・クラン流のやり方で宣戦布告した」
と、バッフ・クランが自然に誤解する。
これが無ければ、「地球人とは文化が違うから様子を見よう」と、なるが、カララの存在のせいで戦争。
んで、ダミドは白旗よりもギジェとの出世競争とかが理由だし、故意に停戦信号を無視してる。
あと、停戦信号を出してるのに勝手に出撃するカーシャとか。
そーいう個人的な事情が、「異文化」という設定以上に物語を構築して、疾走させおもしろくしている。
アイディアやテーマを描くだけでは、娯楽作品としてはおもしろくない。
起承転結の承ばかりになる。エンディングに向けての進行に必要な段取りだけになるとつまらない。
イデオンは「転」の話だなあ。そのおかげで迷走に次ぐ迷走だが、それこそがスペースラナウェイ。
イデオンの結は有名すぎますが、それでも過程も面白いですね。
富野喜幸もサウンドトラックに寄せた文で言ってたし。

 映像は軽やかであろう。明るいだろう。なぜならば、Space Runawayの終章は”死滅”
かも知れぬのだから、それに至る”生”は輝いていなければならないのだ。
 イデオンの至る”死滅”とは、何か? それは、明かすわけにはいかない。が、絶望
でありたくはない。反語としたいのだが、さて?
http://wijayu.at.infoseek.co.jp/ide_tom.txt

っていうか、ギジェの指揮能力がないというか、統制がないというか。
つか、イデオンは何で前回の戦いの後に勝手にバラバラになってんだよ。わけわからん。イデの意志のせいかー。


3戦闘が上手い
毎回、やっぱり富野監督は戦闘の戦術に一工夫してて面白いナー。
バリアーで爆弾を受け付けないイデオンに電磁波を流して、イデオンの内蔵したミサイルを自爆させる作戦とか、怖すぎる。
亜空間戦闘という特殊状態で初めて重機動メカを出してきたり。
イデオンはロボットというよりは、人型駆逐艦だと思う。
と、言う訳で富野監督は「イデオンの人気が出なかったのはイデオンソードとイデオンガンが出るまでは殴るだけの単調なロボットだったから」と語ったらしいが、
よく見ると、10人くらいの人間が機銃を操作するイデオンって言うのはなかなかに珍しくておもしろいです。こういうロボットってなかなか無いなあ。
エリアルよりもバラバラに動かしてる。そのわりになんとなくイデが自動で制御してるのかな。
複数の人が動かす、というのは人形浄瑠璃的なものかもしれない、と思った。イデオンの無表情さは人形のものか?

戦艦的なロボットって言うのはいいな。
スタートレックイデオンは異星人との戦いだし、戦艦の話なんで似てると思う。
でも、戦闘に関してはイデオンの方が大分面白いなあ。
スタートレックの戦い方は大抵、光子魚雷の一撃必殺だと思う。っていうか、それ以前にスタートレックは人間ドラマで、交渉事がメインな戦いだよね。白兵戦もあまり規模が大きくないし。っていうかロボットや戦艦よりも人間メイン。
最初のシリーズは映画しか見てないが。TNGボイジャーとEPはよく見た。ネメシスの艦隊戦は規模の割にヘボかった。
だから、スタートレックは艦隊戦闘以前に勝敗を決する事が多い。イデオンは戦闘のなかで何が起こるかわからん。とにかく戦わないとどうなるかわからんし、その混乱がドラマなんだよな。
ソロシップは弾幕もたくさん張るし。
まー、板野一郎の居ないときはミサイルがあんまりホーミングせんので微妙だが。
弾幕は命の叫びか!


おまけ
どうでもいいこと
アムロとブライトとハロがいる。っていうか、「ガンダム星雲」ってなんだよ!
まじめに作れ。
効果音がガンダムと共通するのはまだ許せる