玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

伝説巨神イデオン38 宇宙の逃亡者

脚本富田祐弘 絵コンテ斧谷稔 演出関田修 作画監督湖川友謙
あらすじ
http://www.sepia.dti.ne.jp/stillness/ideon/story/television38.html


えーっと、最終2話を見ました。
えーっと、なんとも、感想を思いつくヒマも無いようなアレでしたが、頑張って書きます。
とりあえず、前半。


いやもー、なんて言ったら良いのか。泣きたいけれど涙も出ない。


とりあえず、楽な作画の話から。
えっと、作画はかなり良くなりましたが、機動戦士ガンダム00に比べたらヘッポコです。デッサン狂ってるし、色少ないし、CGとか特殊効果も拙いし。
しかし、僕のモニターがヘッポコだからなのか、ヘッポコアニメの方がよく動いているように見えます。
ワンカットで動いている空間の広さが段違いなので、そこら辺は富野だなあ。と。
あと、CGとかコピーをあんまり使ってないけど、アディゴとか、ミサイルとか、隕石とか、多過ぎ。
で、CGだと一個一個演算するか、もしくは全体をテクスチャにするか、とかそう言うことだと思うんだけど(よく知らんけど)
手書きでたくさん書いて、適当に動かすと一個一個が独立して動いているみたいでスゲーな。板野一郎回です。
ただ、よく動いているように見えるだけで、実際はあんまり動いてないと思う。たくさん動いてるカットも秒数自体は短くて、インパクト勝負なところがあるし。
バンクも多い。けど、合体バンクとか必殺技バンクは敵のミサイルの当て方や中2枚の抜き方を加減してタイミングを変えてきているのがいじらしくて偉いな。
面白がるために騙されてあげるのが大人の特権です。
そもそもアニメというか映画自体が騙し絵なんです。



あと、僕は貧乏なので、「もっと高いテレビを買ったらもっときれいでもっと面白く見れますよー」という経済原理主義者は嫌いです。
ヘッポコテレビでいいです。
なんとなく何が映ってるかわかれば良いんです。
映画館でも一番前に座って、情報よりも臨場感とか言う人だし。
ちっさいテレビでも、メッチャ集中しますよ。
まあ、ここら辺は小銭が溜まったらすぐに翻意するだろう。
ワンセグケータイよりは文庫を読む派。
青空文庫ですら、プリントアウトして読む。


あと、38話は、戦闘から一時、船を隠している休憩中の
ギジェとシェリル
ベスとカララ
コスモとカーシャ
のカップルの最後の交感がとてもエロかったです。
三様で。


ヤケ酒のシェリルに「君が見たかったから」と、精一杯気障な台詞を吐いて一緒に飲むギジェ。でも、ギジェは根がマジメだから「もう止めた方がいい」って言っちゃう。それに対するシェリルの反応も悲しいが面白い。
超ストレス状態の男女の愛情の綱引きと感情の爆発が。
僕はキモヲタだから、こういう現場に遭遇しないように逃げて生きてきているわけですが。アニメで見ている分には安全です。
ですが、声優さんの肉声の演技は胸に詰まります。
井上瑤氏のテンションが急に上下する芝居もすばらしいし、林一夫氏がギジェの精一杯の優しい低音を出すのも素晴らしい。ギジェの芝居はこのシーンだけというよりは1話からのギジェの立場の変化によってかなり変転している。それでいて、基本のギジェはギジェとしてある。素晴らしい。
アニメーション的な部分よりも芝居で見てるなあ。


ベスとカララは耳掃除です。
地上波で精一杯のエロシーンといえなくも無いな。
それを見るカーシャ。


で、新世紀エヴァンゲリオンから数えてセカンドインパクトの年に当たるイデオンにおける碇シンジ惣流・アスカ・ラングレーであるユウキ・コスモとイムホフ・カーシャのベッドシーンです。
カーシャがイデオンAメカコックピットにいるコスモにコンピュータの部品を届にきたとき、コスモは黙々と作業をしていた。
カーシャはベスとカララがイチャイチャしてるのを見て、興奮しています。というと、エロゲーみたいだが。
そんで、コスモが作業している横で座席をリクライニングさせて、「ベスとカララは気楽なものね」って言って、寝ます。
うわぁ。誘ってるぅ。
イデオンのやり直し世界のエヴァンゲリオン第九話と同じくらい興奮した。
カーシャが戦闘服姿のまま、戦闘用コックピットでだらしなく眠るのがエロいんだ。湖川友謙めー。
あの時のアスカの絵みたいに巨乳じゃない。
ただ、これは僕の個人的な感想かもしれないけど、僕は寝ている女の子や猫の胸郭が呼吸に合わせて膨縮を見るのが、結構好きですね。
あー。生き物が正常に稼動しているなーと言う風に、見るのが好き。風車とかも好きですね。
大学時代の合宿で、一人だけ後輩の女の子が寝ているところをズーッと横の椅子に座って飲みながら眺めていたことがあるくらい。
変態ですかね?
ま、とにかく、こういう童貞の気分は分かると言う事。
で、カーシャはコスモを誘っている意図があったかどうかは知らないけど、なにしろズーッと戦闘をしていたので、そのまま爆睡した。へっへっへ。体は正直だな。
カーシャはその戦闘中で「どこへ行ったって、宇宙の身なし子よ!」と自暴自棄に危険な飛行をしていた。カーシャの精神はギリギリまで張り詰めていた。
「寝るなら他へ行ってくれ」と言おうとしたコスモだが、カーシャの寝顔を見て何も言えなくなる。
作業があるのに、明かりを落として毛布をかけてやる。
童貞の優しさ。キタコレ。
「俺たち、なんでこんな事をやってるんだろうな・・・。カーシャ」
カーシャは寝言もなく爆睡
キスをするとか、そう言う雰囲気じゃないんだ。
そう考えると、使徒はマダマダぬるい敵だったんだなあ。ゲーム感覚。
ヱヴァンゲリヲン新劇場版 REBUILD OF EVANGELIONでは、いくらか過酷さが増しているようだが。バトルアクション辺に入るヱヴァンゲリヲン新劇場版:破はどんな風になるんだろうか?


コスモは床で寝た後、カーシャよりも先に起きて仕事をした。
次の朝、早速敵が攻めてきた。
長らく敵に位置を知らせていた生体発信機を全て捨てたのに、今は発現し始めたイデ自身の重力場が敵を呼んでいるのだ。
やりきれない。


その出撃間際に

ギジェ 「コスモ、休めたのか?」
コスモ 「たっぷり寝た。カーシャと一緒にね」
ギジェ 「おやおや」
カーシャ 「誰が! コスモと一緒に寝るものですか!」
テクノ 「ハハハハハ!」

って言うようになったコスモの脱童貞は近いのかもしれない。
スゲーカッコよかったし。粋なシーンだ。
こういう下世話な話題で共同体の場を和ませるスキル。そしてそれが必要な戦場。
まあ、次で人類は滅びるわけだが。
オイオイ!そりゃねーぜ!


あと、地味にハンバーガーを食いながら出撃するアフタ・デク10歳を「がんばってねー」って見送るパンダ・ロッタとアーシュラもある意味男女関係かなー。


ハルル様がダラムの事を回想するのもナ…。ツンデレがデレきれなかった後悔ですよ。


そんで、ギジェが死んでイデが発現して、惑星を割ります。
そのせいでハルル・アジバが老兵を使い捨てにする間に集めた艦隊は全滅。ハルル様はフェードアウト。
ハルル様かわいそう過ぎ。

  • 今回の戦いについて

有名な惑星割りイデオンソードの回ですが。イデオンガンよりもイデオンソードの方が直結感があって強くないですかね?
いやー、きれいに真っ二つにしたなあ。あははは。


それよりも、ギジェの戦死が素晴らしい段取りだった。
1.カーシャのCメカ(訂正→)コスモのAメカが敵の到着前に惑星の巨大植物のトリモチに引っかかったのをギジェが助ける。
2.トリモチを利用して敵をやっつける作戦がわりと成功。今回の敵は老人部隊で、自分たちの命を投げ出してハルルの時間稼ぎをする特攻部隊。彼等が出撃するシーンを見ると、コスモたちに次々と狙い打たれていくのを見ると辛くなる。
3.敵が多過ぎ。イデオン側もトリモチを利用する事にこだわりすぎて逆に動きが狭まる←ここら辺トミノっぽい
4.敵がカーシャに特攻。ゼロ距離射撃によってカーシャ機に撃墜の危機。
5.ギジェ機が体当たりしてカーシャ機を助けるも、自らがトリモチに。
6.敵「動きの止まった敵を狙い撃つぜ!」
7.ギジェの下半身蒸発。
8.イデの発現をギジェは上半身のみでしっかりと見る。



ギジェ!



グロい死体は出ない。きれいな顔だ。
下半身は確実にビームに飲みこまれてふっ飛んでる。映らないけど。
ただ、他のキャラクターのリアクションがちゃんとそのようになっているのが。
物理的な描写よりも、そういうものを見たときの心情を心にとめておきたい。



そうしないで、如何にインパクトのある死に方や殺し方のほうに技巧的な興味が行ってしまうと。
凡作に過ぎないと思う。
でも、僕も高校生の頃は多重人格探偵サイコとか読んでたしなあ。僕がおっさんになっただけか。
まあ、サイコは単に雨宮一彦のメガネ君ッぷりが気に言っていたところが大きいんだが。



結構死体画像はネットで見るようにしているけど、グロテスクとか、痛痛しい、と言うよりは「死んだら物になる」っていうだけです。
まあ、食べ物は美味しいしな。
それにしても、物のくせに動く生き物の方が不思議と言えば不思議だな。面白い。
相手が嫌がらない限りは、なかなか見飽きない。




というわけで、シェリルさんが完璧に壊れた。
かわいそう!


スペース!ラナウェイ!