玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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かんなぎ4

アニメーション技術の高いかんなぎがアニメーションの話のアニメーションなのにアニメーションっていう感じじゃなかった。
命を吹き込むという意味のアニメーションとして、乗りというか定着が悪い。
ま、ここらへんは体感的なものだから。
石田敦子萬画でも女の子がカリオストロの城かなんかをバイト先のイケメンに薦めたら「いや、アニメって作り物っぽくて受け付けない」って言われて落ち込んだりしてたし。
ま、最近の実写映画で作り物っぽくないのもあんまり無いんだけど。芝居とかはまた別だけど、アレはアレで様式と言う者があってだな。
んー、かんなぎっていうかアニメーションに限って言うと、まあ、言ってしまえば錯覚とか騙しが出発点ですな。脳を欺く影、翳、陰〜♪って言う。
ディズニーとかはすごいフルアニメーションで、ピクサーとかは質感ですかね?モーションキャプチャーとか言うテクニックもあるし、大塚康生氏が若き日のトミーノにディフォルメと省略でのリミテッドアニメーションの演技を見せて驚かせたって言うのもあった。
僕の好きな虫プロとかサンライズとかは金が無いので、「単なる絵だって気付かれる前にカット割を早くして次の絵を見せて、動いてないのに生きてるように見せる」とか言う技を使います。
あと、絵以外にも音楽やセリフで繋いだりとか。
うーん。
で、今回のかんなぎは、どうもそこら辺が生きてるって言う感じじゃなくて「絵じゃん」と、素直に騙されないで醒める瞬間が多かったです。
セリフ的にもキャラが喋っていると言うよりは絵にあわせてスピーカーから人の声がするって言う感じで。長セリフの割に、うる星のメガネやつかこうへい熱海殺人事件のような迫力はあんまり無かった。
うーん。
あー。
どうなんだろう?
かんなぎは演出的には美少女の足とか唇とか生っぽい仕草を取り入れてるんだよな。
の、割に、「絵じゃん」って思う。
いや、絵なんだけど!
あー、どうなんだろう。
芝居よりもアニメ絵を見せたい、綺麗なアニメ絵を見てるほうが快感、っていう回路もあるんかなあ?
芝居しているキャラクターの後で、止め絵が長かったりして、書き割りかよ。って思った。
エヴァも反則長回しはあったけど、基本的にはテンポが速かったし、その時は雨とか有線放送とか機械音で間を持たせたりとかだったわけだけど。
分析うっとおしいな!俺よ!
ああ、俺はおっさんなんだ。貧乏リミテッドアニメのイデオンテレビ版とかが大好きなんだ。(映画も好きだが)
でも、トミノかみちゅ!に賞を上げてたから見る。
とっぴんぱらりぷう