玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

木曜にブレンパワード最終回を見た

プライベートでトラブルがあったり精華大学のDVDコーナーが満員だったのでVHSでブレンパワード最終回を見た
やはりこういう時はブレンだな
比瑪がやさしすぎる
すげえ
でも勇がバロンに殺されようとしたら金縛りを解こうとそのトサカに「んならもーぅ!」
ババァに彼氏は渡さない攻撃性もあるのだな


そんでやっぱりシラー・グラスがキモだな
シラーで泣ける
オルファン組が仲良しだ
シラーに感動できない人は余り好きになれないかも
今後のシラーはジョナサンと付き合えるか?


そんで伊佐未勇がイケメンね。超かっこいい
勇がシラーを説得する「シラー、怒るな!ジョナサンは俺の身代わりになってくれた。シラーの身代わりもやってくれたと思わないか?」
含蓄があるなあ
最大のライバルをそのように評せるのはすげえ
親世代の因果をジョナサンが引き受けたってことか
最終回なのに脚本演出絵コンテは富野監督じゃないが富野ニュータイプ会話だ
「怒るなよ。恨みは忘れろ、ネリー・ブレン」と言うのも男らしくてイケメンだ
理性で感情を諭せるのが偉い
比瑪やネリーの感情的な行動を理性に咀嚼したんだろうけどな


あと、勇のイケメンポイントはキス魔の所な
出撃前に勇を慰めに来た比瑪が「勇は優しいから傷つくんだよ。そう言うところは好きだよ」と言いつつ「怖くなんかないもん」と強がると比瑪の頭を股に挟んで後ろからキス
体が柔らか過ぎる(笑)
最後に宇宙に出た所でも比瑪が別れを惜しんで話してたらキスで黙らせて出撃
男らし過ぎる
新世紀の進歩的男性はタイミングよく敵を殺すよりもタイミングよくキスをする才能が求められます
勇は数撃ちゃ当たるキス魔でもあるが
「俺の女」発言やネリーの口説き方といい、勇は女慣れしてるなー
自分がモテる自覚がすごいよ
比瑪と出会う前にオルファンのプリンスとして筆卸しはしてそう
でも、相手が翠かクィンシィに更迭されたとかで、タラシって言うよりはスレてなくて気を遣うとこもあるんだろうな
カナンは恋愛恐怖症っぽかったから愛人と言うよりはお目つけ役だったかもしれん
ラッセは超タラシ。でもカミカゼ
比瑪にキスしまくりなのはオルファンからでた解放感と比瑪のフェロモン出し過ぎのせい
ブレンパワードリア充アニメだった!(笑)
ライターに女性が多いから少女マンガ的タラシズムもあったんだろうな


でもキスに溺れるだけじゃない
宇宙で比瑪とキスしたあと、勇は姉とオルファンのためにみんなと繋いだ手を放して、迎えに行くんだぜ
オルファンさんと依衣子姉さんにみんなが手をつないで仲良しだと見せつけたのは、見せつけただけじゃなくその輪にオルファンさんも迎え入れるため
やさしすぎる
それならオルファンさんもみんなを帰しても寂しくない
皆のために女とのつながりを切った後、ちゃんと帰って来るのが母性に拮抗できる父性だな


そういう映像として見たら、小説版の「花のプレゼント」を謝罪するくだりがなくても説得力は感じたな
(まあ、ここでいれないと前の伏線が浮くんだが。姉と弟の記憶の年齢差っていうのもあるんだよね)
「何と言ういたわりと友愛」とか言わんでも見れば分かる。っていうか、何というって言うこともなく手を繋いでるだけなんだが。


こういう脳がない巨大異星生物との共存マクロスFも同じだけどブレンの方がすっきりと優しいな
勇がクインシィ・イッサーもネリー・キムも宇都宮比瑪も自然にゲットするのは、ヒロインの選択を保留しただけの早乙女アルトよりも格段にイケメンだ
勇, 「絶対者なら、それをまるごと救えるはずだ!」


てなわけで、やっぱり小説の解説の「これまでの富野作品であれば、おおいに同情を集めたであろうジョナサンやクインシィは、女たちのあっけらかんとした空気を前に道化と化し、失笑さえ喚起する始末だ」
って言うのは、他の分析は適格なのに、突き放したみたいで悲しい
ジョナサンとクインシィの必死さも濃かった気がするぞ。すくなくとも私はかなりリアルな共感ができた。
勇は二人を最後まで気にしてたし
明るい女は傷ついた人を失笑する者とは思いたくない。面出明美小説では女の力は認識の狭さからかもしれないって言う自覚もあったりした。


福井晴敏先生は黒富野世代の戦争小説家でいらっしゃるから、そういう女っぽさは嫌いなのか?富野監督ではなく脚本家の面出明美氏が書く小説版はいらないって言うスタンスだろうか?うーん。富野由悠季の補完と言う点ではいらないかもしれないが、面出明美さんは好きだしナー。ヤダモン小説も持ってるし。
それに、福井さんは小説家になるほど富野小説が好きで「富野小説で補完しないとわからない。アニメは派手なだけ」っていうけど、うーん。
どちらも媒体の違いで、楽器による変奏では?と思う。
そりゃ、ティターンズ設立の政治的目的とかエンジェル・ハイロゥの帰趨とかは小説を読まないとよくわからんのは確かだが、そういう情報は状況の説明や設定であってメインテーマよりは少し外れてるかも。文字だから情報を入れ込める小説って言う媒体だから、入れたって言う感じ。
そんで、小説版ガンダムの主人公周りのイベントって言うのはアニメ版の補完という以上に全然別物である事が多い、というか大抵死ぬ。どうも富野監督の意志に任せると死んだりしがち?自殺願望が在る?あるいは富野由悠季監督は悪役に感情移入することが多いんで、主人公にも死んでもらわないとバランスが取れないって思うんだろうか?
そう考えると、面出版ブレン小説は富野小説よりマトモという点で異質ノベライズではある。ま、面出氏がメインライターだけどな。


それに、「結局人は分かり合えないものなのだ」っていう現実認知も作劇の都合でしかないって割り切って見てたりする。
だから「人は分かり合えない」って言うよりは「この話に出てる人は分かり合えなかった」って言う視点ね。だから「ブレンパワードの人はたまたま分かり合おうとした」っていうのでオッケー。
それをして、「人は分かり合えないのが現実」ってアニメが言うなよ!wwwwwwww
まあ、僕は幼児期に黒富野を何となく見て、白富野から自覚して黒歴史を再履修してる世代なんで、黒好きの人とは一線を画してるかもしれないけど。黒トミノ作品も全部面白かったし、そんなに明確に線引きができるとも思わない。


てなわけで「白富野は母性の明るさに癒される。父性の黒トミノから転向しやがった」って言う評論は信じられん。
女に癒されたら、イケメン男は女ができない事を覚悟してやったり女よりも広い人達に優しくなるって言う男らしさが強調される気がする。
そう言うのは戦いに勝つとか優位に立つよりも大事なのでは?タイミングよくキスする才能。ちゃんと向かい合ってセックスする関係。




外の世界に男集団だけで出て行って戦う事が男の仕事と言う世代にはそのような男は母性に庇護されてるだけに見えるかも知らんが。
でも、あまり男女での敵対反発分離を当たり前とせんでもよろしかろう?
有り体にゆうと僕は両親に親をやって欲しかったんですよ
いけませんか!
ま、もちろんキスしたくない女やキスする資格のない男ってのもいるとは知ってる。だから、愚民にならないようにしなきゃだけど。
でもさ、アニメを見て分かり合えないのが現実って思っちゃったら、テレビの外の現実でもアッパーリミットを設定しちゃって余計分かり合えなくなるんじゃないか?それに、アニメや小説の虚構の作り手程度の貧しい人生経験から「分かり合えない」って決め付けるナヨ!分かり合おうともしないで!
だったら、アニメや脳内恋愛の中くらいは分かり合えると信じさせてくれ!せめて、脳内恋人だけは愛させてくれ!
僕だって、こういう理屈が通用するのはアニメや脳内だけだって知っていますけどね。
だから、テレビの前で「こんな恋愛してみてー」って言うだけの童貞ニートですよ。フヒヒサーセン
リア充の人は、分かり合って幸せになってくれ!ちゃんといたわりあったセックスをしてくれっ!たのむから!
黒いチューリップもアムロ(ベルチル)もキンケドゥさんもウッソもキースもただの父親になったんだよな。結局。それでいいじゃん。黒とか白とか!
(ゲインはダメ人間って言うのが彼らしさだから別にいい。それに、カリンにはお兄さまがいるしね。)
ムンクの聖家族像のヨセフとか好きです。
「父親の世代が乗り越えるべき力を持っていないから、父親のモデルケースがわからない、だから父親になれない」って言うよりも「父とその母が歌えなかった歌が弾む」「参考書が無くても父親に成れ!」っていうことで、むしろそれは父親世代を殺しさえすれば父親になれた時代よりも厳しいことを言っているのでは。
だけど、親が親をやってくれないトバッチリを一番知っている子供世代だから、むしろ自覚的に繋がれるんじゃないか?
虐待が連鎖しがちといっても、それを悟性で相克できるはずだ。と。
それに、自分の親世代がバブルや資本主義や戦争やらなにやらで親であることを忘れたって言うのは、生物の長い歴史から見たら一瞬の事なんだから、直近で参考になったり乗り越える対象がいなくても、好きになれる相手がいて、ちゃんと愛していっしょに生きていこうとしたら大丈夫!ってそういうのが決定的にオーガニック的な何かなのだと思いたいです。
私は乙女チックですよ!脳内妹まで居ますからね!



あと、今おもいついたんですけど、バロンズゥってグランチャーの進化形態だから憎悪の象徴のような敵だけど、プレートの段階でノヴィス・ノアを追跡したり、上の村でヒメ・ブレンと共鳴したりしたのって、むしろバロンズゥはビープレート的な物を誰よりも求めようとして手にいれられなかった、手にいれるのを怖がったって言う存在かもしれないな。
ほら、回避性人学障害の人って人間関係を求めすぎて怖がってる所があるし。
龍神丸は幼稚園児、ブレンパワードは小学生、グランチャーは中学生のいじめっ子、バロンズゥはメンヘルをこじらせた大学生(デスメタル?)。


というわけで、ブレンパワード好きすぎる。ちょっと見直しただけでこれだよ。