玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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戦闘メカ ザブングル 10〜17

全話レビュー感想なんかくだらねえぜ!
富野アニメを見ろおおおっ!
ファイヤー!ボンバー!
ああ、おもしろいな。ああ。おもしろいな。
とりあえず、細々と見て、命ながらえ。
イノセントのドームに行ったり、ティンプが退場したり、ホーラが再登場して、ハナワン族という半魚人が出た辺りまで。
普通に面白いから、大して感想ない。
イノセントはシビリアンを争わせるけど、イノセント自体も完璧な理性人というわけじゃなくて、結構馬鹿なのか。イノセントへの不信の芽となるようなボタン砲の嘘とか。ティンプやホーラみたいな信用の置けない流れ者を仕掛け人として雇ったりとか。
もっと宗教的に不可侵な感じかと思ってたけど、エルチののぼせかたは恋心に近いよねー。
まあ、イノセント自体も新しい人類に打倒される弱点を世界をデザインした人に設定されてるのかなあー。
キングゲイナーのロンドンIMAもいつかは真の自由主義者に打倒されるべき物として作られた仮初めの官僚支配だったし、そう言うモチーフはあるのかも。
風の谷のナウシカもそう言うものなのかもなあ。
泥の海の中だけで生きることを運命付けられた改造人間のハナワン族はどうもナウシカの蟲使いを思わせる。
ナウシカは月刊萬画だったので、最終的には主人公のセカイ系的観念論に収束する大河ドラマだったが、ザブングルは同じような要素をボトルショーの人情物の題材としている。
プロポピエフとコトセットとファットマンたちおっさんが劇をするのは、スタートレックホロデッキギャグ回みたいでおもしろかった。親父たちが真剣に可笑しいことをして事態を打開しようとするのは楽しい。


ジロンは相変わらず良い男過ぎるし結構背が高くてガタイもいいのでモテモテ。
自分勝手に復讐を遂げるために、周りを利用しているんだが、そのために皆に的確な指示を出して、結果としてアイアン・ギアー全体の生存率を上げていて、つまりリーダー的存在で超カッコ良い。ジロンはアイアン・ギアーのエルチ派にもラグ派にも顔が利く。なぜならモテているからだ。


ラグはジロン一本槍のようだが、他のサンドラットの女リーダーだからかあんまりジロンへの好意をあらわにしないのね。サンドラットの中の男も繋いでおかなきゃね。エルチの好意をからかう。
エルチはお姫様だからジロンにもピエル様にもポーラにも次回のエルコンドル氏にも、それなりに満更でもないように男を測ってるよーな所がある。
ミス・ギャブレット・ギャブレイみたいなハイミスにはなりたくないのよね。十代のうちから婚活を自然にやってるなあ。


「パターンだね」って言葉をよく言うなあ。80年代のパロディ性だなー。富野自身もオリジナリティがあんまりない人だから、個性なんかないね。
ロボットモノのパターンに対するパロディは78年のダイターンからやってるらしい。
マジンガーZが生まれたのが1972年でしょ。それで、パターン化するのに6年もあればって感じか。
ま、ロボットだけじゃなく次郎長あたりの講談も含めて作劇のパターンってのは在るか。結構、古典的な芝居の要素もある気がするね。
とかいいながら、パロディ的なロボットアニメはマイトガインとかエヴァとか、アクエリオンとかグレンラガンとか、定期的に出て来るんで、人間の文化的記憶力のサイクルとしてはそうか。


あと、ジロンは感激屋だからよく泣くけど、今日もジロンがハナワンのリーダーを殴りながら泣いた時は俺も泣けたなあ。いいなあ。
ジロンいいなあ。良い奴だ。
人をぶっ殺して生きてる奴だが、人情が在る。

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