玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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#シンエヴァンゲリオン を見て「大人になれ」と言うなんて何も言ってないのと同じ

 なんか今日もシンエヴァンゲリオンの3週間前の感想に「大人になれ」っていうコメントが付いた。


「大人になれ」ってなんて便利な言葉なんでしょう!大人の定義も、その成り方も不確定なのに、(一応僕は39歳であるが)オタクに対して「大人になれ」とコメントすると、どうやらそういう人達の間では「なにか一言ガツンと言ってやった感」があるっぽい。
大人の条件
自信がつく!毎日が面白くなる!大人の「勉強」大作戦


 僕の主治医は「大人になれ」とは言わないけど「テクニカルに立ち回れ」とカウンセリングでよく言われる。人間関係やブログのコメントなんか真面目に熱くなる価値もないし、テクニックでクールに立ちまわればいい。


 それにしても、「大人になれ」コメントがすごい多いのでちょっと数えてみました。(あまりにもクソすぎるので削除したコメントもあるけど)(最近はクソコメントも昆虫標本的な面白さはあるかなーって思っている)

nuryouguda.hatenablog.com


名無し
自分の思い通りにならなくてイラついてる感がひしひし伝わる。
いい加減大人になれよ。そういうメッセージ


名無し
出涸らしには興味が失せたとか上から目線で言ってるけど梯子外されたの自分だってことに気づいてなさそう
映像表現に関しては賛否あって然るべきだけどエヴァのテーマなんてアプローチが違うだけでTV版からそんなに変わってないし結局自分が25年勝手に想像膨らませてたエヴァ像と違うってだけでは?
こんだけ優しく諭されても大人になれないってのなら最早処置無し、それだけよ


テスト
大人になれよ



つまらない大人になったんじゃなくて、成長できない子供のままなのでは?


通りすがり
めんどくせえなあ、だ駄々こねる子供かよ。共感できず批評本編より長くて読むのが辛い。なかみ子どもがおじさんといっても説得力ないんだよ。面白いとか面白くないとか素直に言える大人になれ


KK
エヴァはあなたの人生の投影ではなく、庵野秀明監督の作品であり彼の人生の投影だからこういう結末を迎えた。 歳を重ねたなら、そういう他人の人生観を許容出来る位には大人になりましょう



キモカネ中年
ネチネチウジウジと文句垂れててダセェw
だからいつまでもネットでイキってることしかできない只のうだつのあがらない中年なんだよキミはw いいかげん「大人になれ」


キモカネを嗤うニキ
ネチネチウジウジと文句垂れててダセェw
だからいつまでもネットでイキってることしかできない只のうだつのあがらない中年なんだよキミはw いいかげん「大人になれ」
(※ブログ主注釈、コメントが承認制ということがわからずに、反映されないのが不安になって二回同じことを書き込んだ様子)

「8個」


nuryouguda.hatenablog.com


甘やかされたり甘やかしたり

お金目当てがヒシヒシと感じ取れる記事で面白いなぁ
エヴァを記事にすれば信者もアンチも来るしまとめサイトに転載されればまたお金ももらえる

母親の死については誰も何も言う権利はないけどそれを一番のブログの題材と話題性に利用してるのは主であることもお忘れなく。
良い意味でも悪い意味でもね。

大人ならこの意味は分かると思う。

ブログ主が辛い辛いと文面でいくら書いてもそれを煽りに来るような輩も今後は増えるだろうね。
ただ一つ言いたいのは本当に辛い人はTwitterやブログで投げ銭期待したりAmazonの欲しいものリストを貼り付けたりはしないよ。
母親やエヴァの記事で楽に稼げると思わないことです。



いやいや、アンチつかってしっかりお金儲けするのが大人ですよ。それをつついて誹謗中傷投げかける人は損得計算できない子供。大人になってな。



0930

自分が不運な人生だからってアニメやエヴァにすがるのが良くないだろ?庵野さんも別にあなたような不遇な人を救済する訳でもないし共感させようとも思っちゃいない。まるであなたはリリスに集るインフィニティの成れの果てだ。
まっ、せいぜいドンと大地に踏ん張って生きることだな。

「3個」



 あー、意外と少ないな。だいたい10個か。


 しかし、僕は大人になるということは「名を持つこと」という、ゲド戦記みたいな価値観なのだが、捨てハンドルネームとか名無しで「大人になれ」ってだけ言ってくる人ってなんなんだろうな。
ゲド戦記(6点6冊セット) (岩波少年文庫)


 まあ、別に傷ついたり怒ったりしているわけではないのだが。


 僕が「シンエヴァンゲリオン」の感想について、アニメとしてあまりできが良くなかったと思ったので、富野由悠季監督の「アニメを作ることを舐めてはいけない」の広告を貼ったわけだが。
アニメを作ることを舐めてはいけない -「G-レコ」で考えた事- (単行本コミックス)

 その後に先日、書いたように庵野監督に僕が「アニメを作ることを舐めてはいけない」と批判すると言うより、ガンダムエースで発表されて一ヶ月後に発売される「アニメを作ることを舐めてはいけない」の知名度が低いと思ったので、アクセス数が集まるであろうシン・エヴァンゲリオンの記事に富野監督の本の広告を「置く」ということ自体に戦術的広告の意味があった。実際20冊売れたし。売ったもん勝ちです。


 しかし、そのことで「富野由悠季監督の権威を利用して、シン・エヴァンゲリオンに文句をつけていて醜い」とかコメントされたりしている。


 まあ、そういう見方もあるだろうね。


 それはそうと、シンジくんが大人になったり、キャラクターたちが結婚したりしている「大人になる」ということをひとつのテーマにしているっぽいシン・エヴァンゲリオンを見た人たちが、それについて「あんまり面白くなかった」と感想を書いた僕に対して「大人になれ」って言ってくるのも、シン・エヴァンゲリオンの権威を引用しているだけで、結局論拠も筋道もない、単なる他人の言葉の引用に過ぎないよね。

『これまでのヱヴァンゲリヲン新劇場版』+『シン・エヴァンゲリオン劇場版 冒頭12分10秒10コマ』


 結局、名無しのコメントなんてもんはデミウルゴスの被造物のうめき声にしかすぎないのだろうな。大体の人間は哲学的ゾンビだ。
 繰り返すけど、僕の「アニメを作ることを舐めてはいけない」は戦術的広報テクニックです。読者の心理的反応も操作するぞ。



 しかし、まあ、やっぱり「大人になれ」とか「俺は大人になった」というのは非常に魅力的な言葉なんだろうなあ。僕は使いたくないけど。
 ウマ娘のゴルシも「リスペクト・シャケ」イベントで「シャケは子作りのために川を上る」って言ってるし、大抵の生物の本能として成熟と交配は大きなテーマなんだろうなあ。
ウマ娘プリティーダービー「デフォルメ」アクリルキーホルダー「ゴールドシップ」

 なので、「大人になれ」ということは、本質的に何も言っていないのと同じなのだが、生物の本能として「重大なことを言ってやった感」があるんだろうね。


 でも、人間は社会的に複雑になった動物なので、単に年齢が18歳を超えただけでは大人になっていないらしい。僕のように働かないでヘラヘラアニメを見てテキトーな文章を書いて、それが評価されて広告収入を得たり、読者から一年分の食料を送ってもらったりするオタクは大人ではないらしい。
 キモくて金のないオタクは大人ではないので、「大人になれ」って言われるようだ。



 僕はお金は死なない程度にあればいいかなーって思ってるけど。でも、大抵の人はお金をためたり収入の多寡を競ったりするのが人生の目標みたいな感じになってるのかな。


 まあ、「大人になれ」っていうのは「努力は必ず報われる」とかと同レベルのバズワードに過ぎないし、僕に「大人になれ」っていう人は大人の定義も、なり方の方法も示すことが出来ないんだろう、とは思う。
おとなが育つ条件――発達心理学から考える (岩波新書)




 じゃあ、ネットっていうか、この僕のチラシの裏の王国であるブログで自分の意見を書かないで、世間の言うように「シン・エヴァンゲリオンの興行収入が伸びている!すごい!日本の誇る文化!感動的な完結!歴史的偉業!」みたいに「素直な」翼賛コメントをするのが大人なのかなー。僕は嫌だね。


※追記
 そもそも僕はシン・エヴァンゲリオン劇場版のラストが山口県のローカルっぽい駅の実写っぽいのが気に食わない。「ネオンジェネシス!」って派手に言っておきながら「使徒もエヴァもいない現実の日本がいい」という世界になったのが嫌い。新世紀感や未来っぽさがない、現状追認っぽい所がすごく嫌い。
 そういう現状を無批判に受け入れるのが大人だとしたら、そんなところからは新しいものも何も生まれないと思うので、僕は嫌いです。



 ちなみに、脳内妹に「何が大人だと思う?」って聞いたら、ひとしきり爆笑された後「兄上は七寸を超える立派な一物をお持ちではござらぬか」と言われました。完全にふざけている…。
すべての「キレイ」に理由がある #かわいい超え 大人メイク教本
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花の慶次 ―雲のかなたに― 1巻


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