玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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2004年富野由悠季精華大学講演今思えば

キングゲイナーの小説版が尻切れトンボになって、どうやらお蔵になっていることを考えると、本当に富野由悠季さんは小説を書くつもりではなくなっているんだな。
うーん。
まあ、確かに、ボクもアレから富野小説をZガンダムVガンダム+ガーゼィとリーンの翼&ファウ・ファウ物語と読んで来たわけですが、正直、小説としての面白さというよりは、アニメ作品の理解を深める情報源としての面白さの方を強く感じていたのかもしれないわけです。
アベニールは持ってるけどまだ読んでない。
それも、どちらかというと∀ガンダムのアイディア元という興味の方が大きいし・・・。まあ、富野小説は見かけたら買うようにしてるけど。破嵐万丈シリーズも(持ってるけど途中までしか読んでない)。
やはり、御大は小説家としての才能は無いのかなあ?
いやいや、ガンダム世界の情報補完だとしても、他のノベライズガンダムと違い、富野小説は、その保管内容自体にも固有の思想や物語性を感じさせてくれると思うし、やっぱりよいと思うぞ!(F91の上巻はほとんど世界観の補完なのだが、面白かった。映画だけでは深みが分かりにくい。)


それに、やはり、閃光のハサウェイのオーストラリアの空の青さ!青春の青!
閃光のハサウェイを読んで感じた空の美しさのヴィジョンは「世界の中心で愛をさけぶ」を映像美として軽く上回りすぎてると思うぞ。
Ξガンダムのミノフスキーフライトは単に技術革新だけで無く、この青さを感じさせるためなのではないかと思うのであるよ。
(映像では見られんようになったが・・・。新海誠を一スタッフとして描かせたら良かったのに)


だから、1作でもいい作品があったらよいと思うし。
トミーノが手塚治虫に思うように、全ての作品がすきということは、無いんだよな。
ただし、どんな作品でも誰か、好きなマニアがいるということも確実で、本屋やビデオ屋で「こんなの誰が買うんだ」という作品も存在するということは受け手がいるということで・・・。


結論は明日か、明後日の日記に続きます。