玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

重戦機エルガイム25〜27Mk-IIが出ました。

第25話 ラブアゲイン 脚本:渡辺麻実 ストーリーボード、演出:杉島邦久 作画監督:金山明博
第26話 サーチII 脚本:渡邊由自 ストーリーボード斧谷稔 演出:関田修 作画監督大森英敏
第27話 ミステイク・ラブ 脚本:富田祐弘 ストーリーボード、演出:井内秀治 作画監督北爪宏幸

  • 第25話 ラブアゲイン

・アムは買い物に出た先で劇団時代の彼氏と再会する。彼は今は正規軍の諜報員に成っているのだ。そして、ネイの盗聴器でアムを使ってダバ一行の場所が知られたり。
・まだトライデトアル星に居るらしい。
・アムは昔の彼氏のチェックの家でシャワーを浴びて、ちょっと昔の話をしたりやり直さない感とか言われたりするが、発信機を付けられたままダバの宇宙船に戻る。
・アムが男物のシャツを着たり、ちょっとしたサービスシーンがある。
・アムはダバの宇宙船のターナで昔の彼氏に会ったことをみんなに知られるのだが、ダバは「僕にはアムの人生をどうこうする権利はないのだ」とかいい子ちゃんぶったことを言うので、アムはヒステリーを起こして出ていく。
・ターナをネイのオージェと、ヘッケラーとアントンのバッシュが襲う。アムはチェックのせいで場所が知られたと思う。
・チェックはアムに謝るためにヘビーメタルのバルブドを基地から奪ってアムに会う。
・アムとチェックの口論。アムはチェックがネイの手先になったことをなじったり、「いっしょに暮らそう」と言ったのにスパイをしたことに怒ってチェックを拳銃で撃つ。
・アムは「同じ優柔不断なら正規軍より反乱軍に賭けた方がいい!」と言うのだが、視聴者としては反乱軍がそれほどいいとも思えないんだが…。まあ、スター・ウォーズの延長線上なんだろうな。この前のシーンで、アムは「戦争ごっこはもうたくさん!」とダバに言うので、盗賊上がりのアムは反乱軍か正規軍かって言う所では理論や利益でどちらにくみするか決めているわけではなく、あくまで感情の流れでやってるだけっぽい。
・アムに撃たれたチェックは「正規軍に入ったのは誰のせいだと思ってるんだ…」とひとりごちるので、どうやらアムが3年前に「私は自分の可能性を試したいの!」と劇団を抜ける時に言ってチェックと恋愛関係を分かれたせいで、若いチェックは絶望して正規軍に入ったようだ。この男女の恋愛関係のもつれで戦争が行われるのは、どうも軽い感じがするんだが、80年代なのか。また、富野アニメとしてはこういう風にアムが自分勝手に男を振り回して中途半端に放浪していくのは、「チョキさん」って感じである。
・戦闘としてはバッシュの新型バスターランチャーが3発発射されるのが見せ場。だが、バスターランチャーは整備不良だったようだ。破棄されたものはキャオが拾う。
・アムが激昂してディザートで発進するが、アムは訓練が足りないので上手く操縦できないで、ネイのオージェと絡んでピンチになる。
・アムを助けるために、チェックはバルブドでオージェを羽交い絞めにして自殺しようとする。が、ネイの方が戦士として上なのでチェックのバルブドは振り切られる。そしてアムのディザートの右腕がオージェに切断されるが、飛んで行った右腕がセイバーを持ったままだったので、それがオージェの顔を傷つける。そのせいで、ネイはあっさり退却する。ここら辺の、すぐに敵が撤退するのはやっぱりエルガイムの不完全燃焼感覚。ミヤマ・リーリン以来、敵が死なないですね!敵が死なないでずっと同じ敵とだらだら戦っているので物語が進行した感じがしない。ステラ・コバンが死んだくらいか。
・チェックは生死不明だが、アムは「チェックが生きていたら優しさに甘えたくなる(だから死んでいてくれた方がダバとくっつける)」と、かなり自分勝手なことを言うが、そこら辺の男女関係はドラマとしては面白いかな。
・そういう各話完結の「いい話」がしばらく続いていたが、次回からはエルガイムMk-IIをめぐる連続劇に成る様子。

  • 第26話 サーチII

・今回からオープニングが変わって、「風のノー・リプライ」になり、オープニングにエルガイムMk-IIが登場する。Mk-IIの頭部に入っている人影とはいったい何だろうか…。(すっとぼけ)
・オープニングの映像はほとんど前期の使い回しだが、クワサン・オリビーの顔のアップがすごい。妹萌えの私としては、これはかわいいと思う。金髪だし。
・トライデトアル星のポセイダル基地でエルガイムの技術を転用したスタックと言う新型ヘビーメタルが開発され、ギャブレット・ギャブレーはそれを貰いに来る。
・何の前触れも伏線もなく、ダバが42度の高熱を出して病院に行く。が、その老人の医者はホモ・セクシャルの上でダバを病院に監禁して、ギャブレット・ギャブレーに居場所を知らせて売る。
・スタックを飛行させて、病院を急襲するギャブレー。スタックは不安定だし、ギャブレーはちゃんと説明書を読んでないので飛行形態のまま変形できないで苦戦する。
・キャオは襲ってきた兵士のグライアを奪って、ギャブレーのスタックとハッシャのバルブドに対して奮戦するが、スタックのパワーに押されて負けて緊縛されて基地に連れ帰られる。緊縛ノルマ。
・キャオを助けるために、ディザートで出撃するレッシィ。病気の体を押してダバもエルガイムで出撃。ギャブレーはアシュラ・テンプルではなくバッシュに乗り換える。キャオは潜入してきたアムの力を借りてスタックを奪う。
・アムはギャブレーのバッシュに掴まれて人質になってしまう。
・ダバは基地に突入するが、熱が酷くて倒れてしまう。それを見て、ギャブレーは「ダバが芝居をしているんじゃないか」と思って、人質のアムとスレンダー・スカラのイレーネ艦長を使ってダバが本当に病気なのか確認させる。普通にヘビーメタルで殺害したらよかったのに…。
・逆にイレーネ艦長にダバが銃を突き付けて危機を脱出する。アムもどさくさでバッシュから落とされる。けっこう高い所から落とされた割に、アムは平気だ。
・どさくさの戦いでエルガイムはランサーを上手く使ってバッシュの両腕を切断して窮地を脱出して逃げる。
・イレーネ艦長を人質に取らなかったダバについて、ギャブレーは「人としての格の違いか」とか言うんだが。
・ダバの熱は何かの病気ではなく、単に風邪を引いたら熱が上がりすぎる体質って言うだけで、戦いの中でたくさん汗をかいたらなんとなく治った。雑なオチだ…。
・キャオはスタックの技術者を「スタックを完成させる手伝いをしてやるからさあ」と丸め込んでスタックと彼を奪う。それがエルガイムMk-IIの原型になるのだが。

  • 第27話 ミステイク・ラブ

・このラブって言うのは誰と誰の間のラブなのかいまいち分からんのだが。レッシィが中心らしいのだが。
・反乱軍のダバ一味でターナの脇役のアロンが元十三人衆で本物の戦士のレッシィに対して「女の子はこんなことを止めてもっと平穏な暮らしをした方がいいんじゃないのかな!」とか言う。物凄い今更感。しかも脇役の癖に唐突にな。ダバたちが全員で捕虜になった時も無視されていたという脇役すぎるアロンたちなのだが。
・というか、ダバ一行の4人組とギャブレット・ギャブレー以外の男たちのモブキャラぶりと言うか、存在感の無さと言うのはひどい。まあ、ギャブレーの存在感は面白いんだが。やっぱり、若い永野護の引き出しの少なさなのか、富野監督がメインキャラ以外にドラマを付けなかった雑さなのか。
・その上、怒ったレッシィはアムが料理をしているのを見て、磁気嵐の中を一人でディザートで出撃する。雑な展開だなあ…。一応、ダバたちの若者ばかりのターナ部隊はギャブレーのしつこい追撃には耐えられないで挑発に乗る、って言うギャブレーの作戦ではあるんだけど。
・レッシィはギャブレーのバルブドと交戦になるが、ギャブレーは負けて足を怪我して機体から投げ出されて倒れていた。レッシィは生身のライトセイバーでギャブレーと戦いになるが、ギャブレーの怪我をしたところを蹴って気絶させる。が、ギャブレーの足を手当てしてやる。気づいたギャブレーとレッシィが「女と男の違い」とか口論になる。
・ギャブレーは「お前はネイと同じようにマシーンに馴染み過ぎている」と女戦士としてのレッシィを責める割に、助けられたのに「優しさは捨てろ!」とか言うので何をしたいのかいまいち分からん。まあ、ジェンダーっぽい展開をしたかったんだろうけど。
・で、レッシィは女らしさを気にして急に料理をしたりする。ラブコメかよ。80年代だなー。
・レッシィがギャブレーを助けたことをアムとキャオがからかうけど、ダバは「ギャブレーは仲間になってくれたかもしれない男だが、成り行きでこう成ってしまった」と取り成す。ギャブレーのこういう微妙な立場はラストへの伏線にもなるし、ギャブレーは面白いキャラだ。
・対して、レッシィに暴言を吐いたことを気にして勝手にアロンが戦闘機のスピリッツで出撃してしまう。が、アロンに存在感が無いため、アロンがレッシィに横恋慕しているという感じも弱く、中途半端な印象。
・ま、そんな適当な展開で戦闘状況になるが、エルガイムMk-IIの初出撃になる。アロンはエルガイムMk-IIのための前座扱いで、あっさり撃墜されて全然いいところがない。死んではいないが。
エルガイムMk-IIの初戦闘だが、モニターの接続が不完全だったり、バランサーが調整されてなくて射撃の照準がつけられなかったり、ということで新しい機体の本領が発揮できない。だが、最初から最強と言うよりは徐々にパワーアップしていくのかな、と言う点での期待はできる。
・だが、エルガイムMk-IIのお披露目よりもギャブレーとレッシィの生身での決闘とか、女らしさと戦士としてレッシィが迷うというドラマが優先されるので、ロボットアニメとしてエルガイムMk-IIの印象が薄い。まあ、ウェイブライダーZガンダムよりはマシなんだが。
・レッシィと決闘で勝つが、「女の命は取らない」と言って去っていくギャブレーの方が印象に残ってカッコいい。速水奨だし。
・しかし、レッシィは「帰る場所になってくれない男なんて」みたいなことをギャブレーに言うのでまた男女関係が富野作品らしくめんどくさい。こういう点はおもしろいので見所がある。でも、ちょっと露骨すぎるかもしれない。
・レッシィに文句を言った脇役のアロンは、撃墜された戦闘機から投げ出されても誰にも気にしてもらえないので、脇役の男の扱いがかわいそうだなーと。だが、速水奨には敵わないのか。
・本当に、ブラッドテンプルの頭はどっから出てきたのか全く謎ですね!!!


ROBOT魂 [SIDE HM] エルガイム Mk-II

ROBOT魂 [SIDE HM] エルガイム Mk-II