玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

怪人の #仮面ライダークウガ 第36、37話 感想


Episode36”錯綜”、37”接近”


 前回のゴ・ジャラジ・ダの話は怪人の胸糞さと、僕自身がキレる17歳世代で放送当時に社会から忌み嫌われていたという感情で、面倒くさい文章を書いたが。


nuryouguda.hatenablog.com


 なんか今回は割と普通でした。いや、怪人の殺人ゲームの邪悪さは前回でいったんピークになって、今度はグロンギ怪人同士の殺し合いという複雑さという違う形でインフレしているというのは分かる。


 でも、前回のラストでクウガが怒りを爆発させてゴ・ジャラジ・ダを斬殺しながらアルティメットフォームの幻影を見たり、その壮絶さに警官隊も言葉を失ったり、という感じだったのだが。


 今回の五代雄介の精神のテンションは割とそれを引きずっていないと言うか、ゴ・ザザル・バの犯行が開始されても割とスムーズに冷静に警察組織と連携したり作戦立案したりしていて、プロの戦士って感じでした。
 杉田刑事も、強酸性の腐食液の反応から発生している煙やガスを密閉空間で吸い込むと危険だからと、警官隊に撤退を命令したり、割と頭がいい感じだ。科警研での腐食液の分析の支持もかなり専門用語が飛び交っている。怪人の形態変化武器を解明するために、戦闘ではなく科警研で実験のためにクウガに変身させるとか、人間たちの戦術もこなれてきている。
(それをザザルに忠告するラ・ドルド・グは移動し終わったタクシーの犠牲者のかたわらにいるのだが。(コンドルなので飛んでタクシーを追いかけてたのかなあ…)B群9号として警察にも認知されているけど、ラストまで特に対策はされていないという。2000年当時は同時多発テロ事件や加藤智大の犯行以前なのでまだ監視カメラも少なかったのか。クウガの劇中でも一応監視カメラへの言及はあるけど)
 一条薫刑事も割と早めに長野から戻ってきているので、一条不在の不安、みたいな感じも薄い。(そして、バラのタトゥの女とからむのは五代雄介ではなく、やっぱり一条なんだな)


 服装は胸の谷間を見せたり革のミニスカートだったり一見セクシーギャルに見えるサソリ種怪人ゴ・ザザル・バのゲゲルは、タクシーや電車の外装をあらかじめ調べた上でそれと同じ模様をネイルに塗り込んで、その爪の模様と同じタクシーや電車に律儀に乗って、目的地まで乗車して、降りる時に一人殺す、という、かなり面倒くさいと言うか細かい感じ。ヤンキーっぽい言動だが、細かいのかなあ。時間的なコストパフォーマンスも悪そう。
 王水よりも腐食力が強い体液という体質なら、もっと大量殺戮もできそうだが…。あと、ゲゲルを始めた怪人はだいたい2話でクウガに駆除されるけど、この連作エピソードではズ・ゴオマ・グの暴走もインサートされているので、ゴ・ザザル・バは4話生き延びます。


 ズ・ゴオマ・グ強化態の強さもゴ・ザザル・バとはそこそこ渡り合えるし、ライジングではないクウガよりも強いけど、ゴ集団最強のカブトムシ種怪人ゴ・ガドル・バには圧倒される、という強さの定規として噛ませ犬なりに機能していた。で、次回は究極態になってラスボスに突っかかってっていう。
 前回のゴ・ジャラジ・ダの犯行が卑劣だったし演出もホラーテイストだったが、ズ・ゴオマ・グに対するゴ・ガドル・バの仮面ライダーカブトみたいなゆっくり歩み寄って強い一撃を与えるタイプの戦い方で、カブトムシ怪人らしい、グロンギの中でもかなり甲冑を着込んでいるタイプのデザインということもあり、武人らしい感じがした。特撮演出も廃工場破壊とか、電線切断スパークとか、スタンダードに迫力を出していた。
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 というわけで、今回は前回ほど感情が揺さぶられる話でもないし、怪人も撃破してないし、そこまで感想には力が入らない感じではあった。まあ、ゴオマについては怪人の組織の中でも下位の人をいじめの標的にしてたら反撃される、みたいなメッセージ性があるのかもしれないけど。でも、普通に第0号が全国各地に8ヶ月潜伏していた弱めの怪人を大量に殺処分しているので、ゴオマとしてはやらないと殺されるという個人的な危機感もあっただろうし。グロンギは組織として本当にあかん。まあ、悪の秘密結社だからな……。人間の組織ほど連携や信頼やぬくもりがないっていう感じ。


 序盤からもやもやしていた科警研の科学者の榎田ひかりと息子とジャンの関係という脇役のドラマも、少し改善に向かっているようでもある。


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