玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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最強は誰だ? #仮面ライダークウガ グロンギ怪人ランキング 下

 
 第20話、第26号Aまでを測定した前回の続きです。
nuryouguda.hatenablog.com


 メ集団の後半からゴ集団の後半までのランキングです。


 仮面ライダークウガの敵である怪人、未確認生命体は殺人ゲームをしていた。殺人のルールや期限を決めて殺人をしていたが、結局誰が一番結果を残せたのか?



 関連書籍
仮面ライダークウガ超全集3冊
仮面ライダークウガ大百科3冊
仮面ライダー・クウガ マニア白書
仮面ライダークウガ超全集 <下巻>


 関連サイト
http://sitwoantee.g3.xrea.com/kuuga/ep00.html


 リントもグロンギを記録していたようだな…。


 長くなるので、超全集に合わせて上(20話まで)(メ・ギノガ・デまでの単純なゲゲル)、下(39話まで)(ゴ・ザザル・バまでの複雑なゲーム)、完結編(49話まで)(究極の闇)と分けます。


果たして最強の未確認生命体は誰だ!(ナレーションの立木文彦さんの声で)

  • スコアルール

 次の数列を用います。

スコア=規定ルール難度(EX~E)×ノルマ難度(制限時間対目標数(目標人数/制限時間))×スピード(制限時間対使用時間(制限時間/使用時間))×目標数達成率(達成殺人数/目標人数)×実被害者数×被害者難度(EX~E)


・ランク倍数
EXランク ×10倍

Aランク ×2倍

Bランク ×1.5倍

Cランク   ×1倍

Dランク ×0.5倍

Eランク ×0.1倍



・被害者難度
基本的に一人殺すと1点


EXランク ・超ムキムキな戦士。(主にクウガや同じグロンギ)

Aランク ・高スペックの筋力を持つ戦士(主に警察官)

Bランク ・平均以上の筋力(一般男性)

Cランク ・平均レベルの筋力(混合)

Dランク ・力の弱い人(女性)

Eランク ・子供、老人


・ルール難易度

EXランク ×10倍(非常に特殊)

Aランク ×2倍(すごく難しい)

Bランク ×1.5倍(難しい)

Cランク   ×1倍(ふつう)

Dランク ×0.5倍(かんたん)

Eランク ×0.1倍(なめプ)


 時間は1時間を1とします。


 それでは測定していきましょう。有効数字は大学で考えるのが飽きたので適当。

  • 第31号 推定292.41点

 カメレオン種怪人メ・ガルメ・レ(第21〜22話)
「ギダバサグラセダ・メ・ガルメ・レザ」(舌から生まれたメ・ガルメ・レだ)
犯行開始、5月23日
ルール、姿を消したまま、吸盤状の下で獲物を吸い付け、窒息死させる。その際、次の犯行場所を予告する。集めた警官隊に姿を見せ、ゲームのルールを宣告する。(ゲームのルールを言うのは舌が滑り過ぎでは) A-
目標数、推定162人(ゲームの難度が高いので少ない可能性もある)
制限時間、推定2日
使用時間、大学生の登校時間9時ころ、に犯行を開始して翌日、午前10時に殺害されたので、25時間
殺害対象、なし→警官 A-
被害者数、不明(描写されたのは朝比奈奈々の芝居の先生(何人目かは不明)、3人目の被害者の大学生、会社員の課長、課長が殺害された後に予告されたセントラルタワーに集まった警官数人、翌日午前10時に数人の警官)
 警官の死亡数を、実際の事件での機動隊の動員数から推測したズ・メビオ・ダの事件の推定から、30人程度にする。(しかし、警察も毎週、数十人単位の殉職者を出していたら組織崩壊しそうだが)
 30+4人=約45人。(ガルメの性格上、1日目にノルマの半分を消化していそうだが、2日目に集まった警官(難度が高い獲物)を一気に殺害したかったのかも)



スコア=規定ルール難度(A-)1.9×ノルマ難度(制限時間対目標数(162/48))×スピード(制限時間対使用時間(48/25))×目標数達成率(45/162)×実被害者数45×被害者難度(A-)1.9=292.41


 一度ゲームを成功させたからか、警官隊に姿を見せたり目的がゲームと明かしたり、全体的に調子に乗っていると言うか舐めプのムードが強いガルメ。結果、あまり得点は伸びず。ただし、ズ集団時代にガルメがクリアしたときの推定得点は177.7点なので、そこからは伸びている。メ・ガドラ・ダの推定値よりも高得点ではある。
 もちろん、ゴになるために難易度を高めようという姿勢はある。最強のゴ・ガドル・バが警官隊を獲物に選んだが、ガルメも警官を狙ったようではある。
 しかし、1日目の予告殺人では一箇所で1人しか殺さず、二日目に集めた警官隊も全滅させる前にクウガに倒されたため、やはりスコアは伸びなかった。(メ・ギャリド・ギと同じく描写されなかった犠牲者が多いのかもしれないが)
 調子に乗っているのと、ゴに昇格しようと興奮したり、メ・ガリマ・バに煽られたせいで、ちょっと身の丈に合わない犯行をしたのかも。杉田刑事によって体組織のサンプルを取られて、透明化を無効化するスタングレネードを用意されたのも誤算だろう。リントから進化した現代人の科学を知らなかったのが敗因。(これは他のグロンギにも多く共通する。小説版で長く人間社会に溶け込んだグロンギは、人間の科学を逆用したりもしている)


 成功した場合のスコア(二日目に集めた警官隊で一気にクリアを狙ったとする)
成功スコア=1.9×(162/48)×(48/25)×1×162×1.9=3789.63点


 ゴを意識して格段に上がった目標値に比べて、達成値が低い。やはり二日目に警官隊を一方的に虐殺するつもりが、スタングレネードとクウガによって計画を破綻させられたのが大きいと評価される。


  • 未放送メ集団後半8体 平均1010.9点

 第27号カエル種怪人メ・ガエラ・レ〜第35号シマウマ種怪人メ・ジュウマ・ダ(第31号メ・ガルメ・レを除く)
 8体
 第36号の事件開始までに未確認生命体関連死亡者は1389人との報道。
 第20号までの事件で合同捜査本部が認定した未確認生命体関連死亡人数は278人。
 新規犠牲者1111人。
 この記事で取り上げた第21号〜第26号A、及び第31号による犠牲者の推定数、53+35+71+24?+30?+80?+45?=338人(推定)(第26号Bを含めていないので不確定だが)
 未放送の犠牲者の推定数=1111-338=773人
 一体平均の推定殺害数=96.625人
目標数、推定162人
制限時間、推定1日
使用時間、超全集によると犯行開始当日にクウガに殺害されているので、12時間程度かと
殺害対象とルール、なし、とする


スコア=規定ルール難度(C+)1.3×ノルマ難度(制限時間対目標数(162/24))×スピード(制限時間対使用時間(24/12))×目標数達成率(96.6/162)×実被害者数96.6×被害者難度C=1010.919


 クウガに当日に殺害されるまでにノルマの半分以上を達成しているので点数が伸びたのかもしれない。ただし、メ・ギャリド・ギやメ・ガルメ・レの殺害数がもっと多かった場合、未放送の犠牲者の推定数は減るが。


成功した場合のスコア=規定ルール難度(C+)1.3×ノルマ難度(制限時間対目標数(162/24))×スピード(制限時間対使用時間(24/24))×目標数達成率1×実被害者数162×被害者難度C=1421.55


 制限時間を1日にすると単純に数値は倍増するが。ガルメのように2日かけた例もあるので、制限時間が1日ではなく単純にクウガの殺害速度が向上しただけなのかもしれない。
 ただ、報道からの推定殺害数は確実に増加している。第6号ズ・バズー・バの目標数は2日で81人だったので。


  • 第36号 推定2599点

 カマキリ種怪人メ・ガリマ・バ(第23〜24話)
「振り向くな!」
犯行日、6月22日
ルール、「犯行日当日10時57分、御茶ノ水駅を発車した総武線の千葉行き電車に乗り込み、その車両内の乗客に香りでマーキング。後にその匂いを元に乗客の居場所を探知し、すれ違い様に大鎌で首を両断して殺害する」A’(Aではないのは武器が変形しないため)
目標数、288人
制限時間、18時間
使用時間、夏至近くの日中で死亡したので18時前、ゲーム開始から7時間程度かと推定される。(五代雄介はその日のうちにライジングタイタンフォームになるための実験を千葉の科警研でして都内に戻ってきているし、一条薫警部補も6時間程度でゲームの法則を解き明かしたので、ちょっと速すぎるよーーー!)
殺害対象、男女問わず C
被害者数、大百科による確定数は6人だが。それはあまりにも少なすぎる。犠牲者の遺族に聞き取りをする警官の手帳などの描写にもっと気を配るべきだった。
 メ集団でありながらゴ集団のルールをするガリマに対して、採点係のラ・ドルド・グは後のやり方をしなくてもいいと言ったくらい、ガリマは苦戦していたようだが。そもそもあんなデカい武器を隠さずに堂々と歩き回っている時点で…(カマキリなので空を飛べる可能性もあるが)。同じ電車に乗っていても分散した被害者を見つけ出して殺し、マーキングされていない人間を見逃すなど、効率は悪い。
 しかし、その複雑なゲームの法則性に一条たちが気づくためには、やはりある程度の数の犠牲者は必要。
 精度は悪いが、ガリマの能力の高さとゲームの難度の高さのバランスから、放送されなかったメ集団後半の平均値の96.6人を殺せたとしてみる。


スコア=規定ルール難度(A')1.95×ノルマ難度(制限時間対目標数(288/18))×スピード(制限時間対使用時間(18/7))×目標数達成率(96.6/288)×実被害者数96.6×被害者難度C=2599.07


 メ集団後半の平均殺害数も、不明瞭なギャリドの達成値や第26号Bなどの推定要素が高いのだが、とりあえずそれくらいはガリマがこなしただろう、という割と低めの見積もりでも2千6百点近くをマークする。ゴのルールの複雑さの加点と今までだいたい2日程度だったのが一気に1日以下になった制限時間と、ノルマに上げた人数の多さなどで数値が跳ね上がったようだ。


制限時間いっぱいでクリアした場合のスコア
成功スコア=1.95×(288/18)×1×1×288=8985.6点


  • 第37号 7303点

 フクロウ種怪人ゴ・ブウロ・グ(第25〜26話)
「ギブギデ、ボソグ」(射抜いて、殺す)
犯行日7月19日
ルール、「東京23区を五十音順に飛行して移動し、地区ごとに9人ずつ殺害する」
殺害方法「超高空から寸分違わず肩口からごく微小なペリット(鳥が吐き出す餌の不要な部分)を撃ち込み、心臓に付着させて、心筋梗塞で即死させる」A+
(メ・バヂス・バもそうだけど普通に脳や心臓を射撃で貫通させるだけじゃなくて、ひと手間加えている。視聴者が真似できない方法で殺すというのが制作側のルールだったらしいが、そもそも空を飛べないだろ、視聴者)


目標数、207人
制限時間、推定14時間(後述の通り、5時間で23区中14区をクリアした。この計算だと8.2時間で目標達成。(時速300Kmで空を飛ぶので、都内の移動時間はほぼ誤差)しかし、クウガに片翼を破壊されても2時間で再生し、その休憩時間に焦りはなかったため、余裕があると思われる。不測の事態に備えた余裕を6時間と仮定すると14時間が制限時間か。(翼を治すための2時間で暇つぶしに読んでいたカミュ全集は数冊読み終えたが、全部は読んでいない)前回のガリマに比べると被害者の選定は簡単なので、制限時間もガリマの18時間より短いはず)
使用時間、5時間(羽が再生した後に再開した犠牲者数が不明なため)
殺害対象、男女問わず C
被害者数、126人(14区を制覇)


スコア=2.3×(207/14)×(14/5)×(126/207)×126×1=7302.95


 さすがにゴ集団。一気に増えた。数千点。
 同じような高空から射撃するタイプのメ・バヂス・バが30時間程度で121人殺害するのを目標にしたが、このゴ・ブウロ・グはその目標値に近い126人を1/6の5時間で達成している。
 肩口から心臓へ撃ち込んだペリットは見た目の外傷はなく、心筋梗塞が死因という超精密射撃もゲームの難度を上げている。意味はわからないが。射撃されたということも気づかせないで暗殺するのが狙いか?(現代人の科学力で普通に定点監視カメラに映っていて発見されたが)


 クウガに邪魔されず8.2時間で一気にクリアした場合のスコア
成功スコア=2.3×(207/14)×(14/8.2)×1×207×1=1万2018.6点


 万を超えてしまうのか。


  • 第38号 4496点

 ウミヘビ種怪人ゴ・ベミウ・ギ(第27〜28話)
「ギンボン・ザブダダ・ゴ・ベミウ・ギ・レ」(死のコンダクター、ゴ・ベミウ・ギよ)
犯行日7月27日
ルール、「ショパン作曲のピアノ練習曲(エチュード)『革命』の音程に合わせ、遊泳施設などの水のある場所を選び、楽譜の音符の種類に合わせた人数を殺害する」(大人2人は2分音符、大人16人は16分音符、8人の大人と16人の子どもは八分音符に十六分音符を足した付点8分音符)
殺害方法、「標的の心臓付近にマイナス150度の超低温を作り出す鞭を触れさせ、局部的に超低温にさせる事で心臓麻痺を引き起こして殺害する。」
ハンデ「警察官の前に人間態で姿を表してピアノを引き、ヒントとなる楽譜を残す」EX-
 音符に合わせる犯行だけでAランクだが、精密な水中でのムチさばきと超低温の能力、そして警察への挑発がEX-ランクへの加点対象。(まあ、敗因でもある)


目標数、不明
制限時間、不明
使用時間、4.5時間(プールが閉鎖されるまでに順調に進んでいた時は2時間)
殺害対象、58人中、16人が子供 42人がC 16人がE
被害者数、58人(冒頭で殺害したストリートダンサーの少年少女はゲームの対象ではない)


 二人目で、いきなり目標も制限時間も不明なやつが出た。ゴは割とそこら辺を決めてると思ってたのに。
 問題はベミウは革命のエチュードのどの部分をどこまで再現するつもりだったかだ。
 犯行場所はドルフィンプール、レクサススイミングスクール、みずさわウォーターパーク、ミラージュホテル、外浦海水浴場と、頭文字が「ドレミミ」
ド(16分音符) 
レ(8分+16分音符=付点8分音符) 
ミ(16分音符) 
ミ(2分音符)
という革命のエチュードで繰り返されるキーフレーズをなぞるものだったが。


 実は「ドレミミ」の部分は革命のエチュードの冒頭ではない。前奏はかなりの速弾きなのだが。
 で、ショパンの楽譜を見ると、「ドレミミ」の後に「ソソソラ」が続いて、これでワンフレーズみたいな感じ。「ドレミミ」で犯行を終えず、「ソ」の外浦海水浴場を襲おうとしたし「ソ」が頭文字の現場を複数調べていた様子から、「ソソソラ」までやるのが区切りがいいと、ベミウが考えていた可能性が高い。(一条薫並みの推理力)(ラで始まる水泳施設って難しくないか?)
 「ソソソラ」の部分も16分音符、付点8分音符、16分音符、2分音符である。(僕の楽譜の読み方が間違ってたらごめんなさい)
 なので、未達成の犠牲者数は殺された58人と同じ。
 

 正確にはこの「ドレミミ ソソソラ」のフレーズは2連続なので、推測される目標は58×4=232人。(大人が168人、子どもが64人)ブウロよりちょっと多い感じ?
 もっと少ない目標数のゴ集団の怪人はいるのだが…。 


 目標数がブウロよりも少し多いので、制限時間もちょっと長い18時間と推定。


スコア=規定ルール難度(EX- 8)×ノルマ難度(目標人数/制限時間)232/18)×スピード(制限時間/使用時間)18/4.5)×目標数達成率(達成殺人数/目標人数 58/232)×実被害者数×被害者難度(EX~E)(大人42×1+子ども16×0.1)=4496


 ルール難度は高かったが、この計算では子どものスコアが大人の十分の一と低い(子供向け番組で子どもを殺すのは卑怯判定なので)。また、ブウロは目標の半分以上を殺害したが、ベミウは警察の対策などにより1/4で終わった。


 警察とクウガの妨害がなかった場合、2時間で目標の1/4を達成したので、8時間で達成できたとする。その場合、
成功スコア=8×12.89×(18/8)×1×(168+6.4)=4万点。


 やはり、異能+複雑ルール+リントへの挑発でルール難度が上がると、目標スコアは伸びる。だが、それが原因で実際には対策されて、未達成という結果になる。


  • 第39号 11万9716点以上

 カメ種怪人ゴ・ガメゴ・レ(第29〜30話)
「ボンバロボ・ゼゴセ・ゾダゴ・ゲスバ」(こんなもので、俺を倒せるか)
犯行日8月21日
ルール「ルーレット、もしくはポーカーを使って地区を決定し、高層ビルの屋上から指輪などを変化させた鉄球を雨あられのように投げて圧死、もしくは打撲死させる」運要素が絡むので難易度が高いが、精密さは低い。 A++


目標数、567人
制限時間、72時間
使用時間、5時間(10時27分に犯行開始、11時47分にクウガと交戦、双方傷を追う。関東医大病院で治療を受けた五代雄介が赤の金のクウガになる決意を固めて、追い込みポイントを一条が策定するまでの描写、及び蝶野潤一のドラマから1回目の交戦後、死亡まで3時間程度と推測。死亡推定時刻15時半)
殺害対象、なし
被害者数、346人以上(ラ・ドルド・グのバグンダダの描写から)(演技ではカウント数を減らしているようにしているが、多分凡ミスだと思う)


スコア=規定ルール難度(A++ 5)×ノルマ難度(567/72)×スピード(72/5)×目標数達成率(346/567)×実被害者数346×被害者難度C=11万9716点


 10万超えとは、流石にあの大爆発を引き起こしただけはある。また、3日の目標時間に対して使用時間が5時間と短く、その割に6割以上の達成率である。(ルーレットからポーカーにゲームを変更した後に警察に発見されるまでにも1件犯行を行ったのでもっと多く殺していたはず)


 性格やルールなど、ギャンブル性が高い怪人なので、運が良ければ達成率が跳ね上がって高得点になるタイプ。


 ギャンブル性が高いので、成功した場合の時間は、実際の使用時間からの推測より、ちょっと長めに12時間。


成功スコア=5×(567/72)×(72/12)×1×567×1=13万3954点


 劇中での達成率が高いので、成功スコアと実際のスコアの差は比較的少ないが、10万超えはすごい。


  • 第40号 不明

 イノシシ種怪人ゴ・ジイノ・ダ
『てれびくん小学館超ひみつビデオ仮面ライダークウガvs剛力怪人ゴ・ジイノ・ダ』
「ゴセパ・ガダデデ・ブザブ……ゴ・ジイノ・ダ・ザ!!」(俺は、当たって砕く……ゴ・ジイノ・ダだ!!)
犯行日、8月27日
ルール、練馬区の某撮影所を襲撃
目標、制限時間、使用時間、不明。
 撮影所に何人いたのかわからないし、僕はこのビデオを見てないのだが。ライジングマイティではなく、ふつうのマイティフォームに倒されたらしいので、大したことないっぽい。


  • 第41号 1万3300点

 バッタ種怪人ゴ・バダー・バ(第31〜33話)
「ヂバグ!キョグギン・サギザザ・ゴ・バダー・バ・ザ!」(違う!脅威のライダー、ゴ・バダー・バだ!)
 犯行日9月1日
 ルール「鋼の馬(バイク)から引きずり降ろして轢き殺す。最後の一人はクウガ」A+++
 ゲーム自体はそれほど難しくないのだが、短い制限時間内にクウガをターゲットにしたことで加点。(未達だが)


目標数、99人
制限時間、7時間(セリフでは)(超全集、大百科などの書籍では4時間となっているが、テロップで表示された使用時間とズレが有る)
使用時間、6.5時間(8時半頃に犯行開始、死亡推定時刻15時過ぎ)
殺害対象、バイクに乗っているもの B 最後の一人は仮面ライダークウガ EX
被害者数、98人


スコア=規定ルール難度(A+++ 6)×ノルマ難度(99/7)×スピード(7/6.5)×目標数達成率(98/99)×実被害者数98×被害者難度B1.5=1万3300点


 リーチをかけたのはいいのだが、余裕こいて一回アジトに戻ったりして時間もいっぱい使っていた。また、クウガをターゲットにして難易度は上がっているが、そのせいで時間を取られて目標が未達。ゲームに勝つことよりもクウガとバイクで戦うことを楽しんでいたので、ゲームとしては得点が伸びなかったか?しかし、前回のガメゴのスコアがギャンブル要素で高くなっただけで、低く見えるが、1万3千超えはブウロの目標値よりも高いので、やはり上級怪人と言えよう。
 最後の一人をクウガにしたのは場当たり的にも見えるが、それ以前から他の怪人(ベミウ)のゲゲルの最中にクウガ(五代雄介)に挑発行為を仕掛けていたりしたので、戦いたい気持ちはあったようだ。


時間いっぱいで赤の金のクウガ(ランクEX++)を倒して成功した場合のスコア
成功スコア=6×(99/7)×1×1×(1.5×98+50)=1万6717点


 クウガは強いけど、1人だけだとそこまで伸びないか。


クウガを無視して4時間で成功した場合のスコア
成功スコア2=規定ルール難易度B+(1.8)×(99/7)×(7/4)×1×99×1.5=6615.6点


 短時間なのはいいのだが、クウガと戦わない場合はルール難度がトラック運転手を狙ったズ・ザイン・ダと同程度まで落ちるので、得点もメ集団上位のメ・ガリマ・バ程度にまで落ちる。


  • 第42号 330点

 ヤマアラシ種怪人ゴ・ジャラジ・ダ(第34〜35話)
「君達が苦しむほど、楽しいから」
犯行日、9月11日〜19日
ルール「装身具を極小の鍼に変えて標的の脳内に短距離テレポートで刺し込み、4日後に元の大きさに戻る性質を利用して標的の脳を内部から破壊する」
ハンデ、もしくは趣味「死亡した犠牲者の葬式に顔を出す。死亡が確定した犠牲者や家族、警察を挑発する。自殺者はカウントに含めない」EX
 戦闘能力は弱いし、性格も最悪だが、短距離テレポートという技術は分子構造を操るクウガの超人たちの中でも、特筆するものがある。また、趣味かもしれないが死の宣告をしに犠牲者に会いに行くなど、ハンデを設けている。ジャラジは小柄なので(グロンギに年齢の概念があるのかは不明)、戦闘民族のグロンギの中で自己主張するには異常行動をしてハンデで難易度を上げる意図があったのかも。趣味かもしれないが。


目標数、90人
制限時間、12日
使用時間、8日
殺害対象、緑川学園2年生男子 C-
被害者数、89人


スコア=規定ルール難度(EX 10)×ノルマ難度(90/288)×スピード(12/8)×目標数達成率(89/90)×実被害者数89×被害者難度C- 0.8=330点


 能力とハンデ込みでルール難度はEXだが、ジャラジの用心深い性格から殺害数に対して圧倒的に長い制限時間(おそらくグロンギ中最長で、自殺者が出ることも計算に入れている)、弱い少年を狙うという減点要素でズ集団程度のスコアしか出ていない。


 ただ、この程度のスコアしか出してないやつが視聴者と五代雄介や被害者たちに与えるインパクトはグロンギ怪人中トップクラスという点で、やはり異彩を放っていると言える。(同じくトラウマ怪人のメ・ギャリド・ギも確定スコアは低かった)
 また、ジャラジは点数よりもとにかくゲームクリアを目指したというのがはっきりと見える低得点だ。


転校生に針を仕込んで12日いっぱいかけてクリアした場合のスコア
成功スコア=10×(90/288)×1×1×90×0.8=225点


 転校生に針を仕込んでから4日という保険をかけていた分、8日目時点の達成スコアよりも目標スコアのほうが低くなるという珍しいケース。やはり特異な怪人だった。


  • 第43号 推定3240点

 サソリ種怪人ゴ・ザザル・バ(第36〜39話)
「ガダギバ・ゴ・ザザル・バ!バレスド・ドバググ!!」(あたしはゴ・ザザル・バ!舐めると溶かすぜ!!)
 犯行日9月27日
ルール「爪に塗ったマニキュアの色の順に、対応した色の『動く箱(乗り物)』に乗った標的を殺害する。」A++5
 超強酸性の体液はすごいが、体質の問題なので、爆発物を吐くメ・ギイガ・ギと同じくらいかもしれない。マニキュアの色をローテーションさせているという縛りがある。最初はタクシーの運転手を一人ずつ、というローペースだったが、徐々にエレベーター、バス、電車とスケールアップさせていく計画だった。しかし、それは警察に見抜かれてしまった。


目標数、不明 ただ、同じ女性怪人であるベミウの話をドルドにされた時に怒ったので、仲が悪かった様子。ザインと争っていたビランのことを考慮して、ベミウの目標(推定)だった232人よりも18人(グロンギは9進法なので)多い250人と推測。
制限時間もベミウを意識して18時間程度にしたようにも思えるが、ザザルはジャラジの慎重さも評価していたので24時間程度と推測する。

制限時間、不明(24時間?)
使用時間、8時間
殺害対象、なし C
被害者数、本編から確認できたのは、タクシー運転手18人 エレベーターの乗客9人 バスでの犯行3件(一台あたり約15人程度か?)=72人。警官隊との交戦はゲゲルに含めず。


スコア=規定ルール難度(A++ 5)×ノルマ難度(250/24)×スピード(24/8)×目標数達成率(72/250)×実被害者数72×被害者難度C=3240点


 犠牲者がカウントされる描写が少なく、また、このエピソードではズ・ゴオマ・グ強化態との乱戦もあったので、ザザルの正確な殺人数は少なめに計算してあるが。
 ザザルの性格は怒りっぽいのだが、ベミウやジャラジを参考にして複雑なゲゲルにしたようだが。ゴオマの邪魔、警察の妨害によって殺害数が伸び悩んだ。最初からタクシーではなく電車を襲って大量殺戮をすればある程度はスコアが伸びたかもしれないのだが。


24時間で成功した場合のスコア
成功スコア=5×(250/24)×1×1×250×1=1万3020点


 後半の怪人にしてはスコアが低いが、ゴ集団のファーストプレイヤーのゴ・ブウロ・グと同じような目標スコア。ルールは多少難しいが、性格としても能力としても割と平凡な感じか。


  • 第3号(強化体、完全体) 200点

 コウモリ種怪人ズ・ゴオマ・グ(強化体、完全体)
 「ゴセバ…!俺は…今に!」
犯行日9月27日
ルール、なし。ダグバを負う過程で警官隊と複数回戦闘。犠牲者、警察官を中心に推定100人


目標値や制限時間がないため、関係する係数を1とします。


スコア=1×1×1×1×(被害者数推定100人)×2=200


 バルバ、ガドル、ザザル、クウガと交戦したが、仕留め損なったのでスコアには加算されず。結局、ダグバに殺害される。


  • 第0号 整理戦 1万2452点

 ン・ダグバ・ゼバ(中間体)(第35〜40話)
 犯行日9月14日〜10月1日
ルール、「自分が復活させたものの、ゲリザギバスゲゲルの権利を失った、力のないグロンギのベ集団、ズ集団、の162体、およびヌ・ザジオ・レとズ・ゴオマ・グの計164体を、3週間(正確には18日)で全国各地を探し回り、ひとり残らず殺害する」EX+


 目標値や制限時間がないため、関係する係数を1とします。
 クウガが8ヶ月で40体倒したのに対して、11分の1の期間で4倍のグロンギを殲滅した速度は評価できるが・・・。
 クウガは主にグロンギを殺すのに平均してだいたい4時間位かけていたが、ダグバは5分程度でズ・ゴオマ・グ、及び仮面ライダークウガアメイジングマイティフォームを倒していた。だが、今までの怪人も殺人や戦闘だけでなく、被害者の選定にも時間をかけていたとして計算していたので。


スコア=規定ルール難度(EX+ 20)×ノルマ難度(164/(18日×24時間))×スピード1×目標数達成率1×実被害者数164×被害者難度EX10=1万2452点


 人間よりも強いし日本中に潜伏していたグロンギを探して殺すというゲゲル(整理)は難易度が高いはずなのだが、舐めプなのか、グロンギのボスにしてはそこまで点数が伸びなかった。


 それでも、他のゴ集団の達成スコアの大半よりも高得点ではある。


  • 第21話から第39話まで メ上位〜ゴ中位 実績ランキング

第1位 第39号ゴ・ガメゴ・レ 11万9716点以上
第2位 第41号ゴ・バダー・バ 1万3300点
 

第3位 第0号ン・ダグバ・ゼバ 整理戦 1万2452点


第4位 第37号ゴ・ブウロ・グ 7303点
第5位 第38号ゴ・ベミウ・ギ  推定4496点


第6位 第43号ゴ・ザザル・バ 3240点
第7位 第36号メ・ガリマ・バ 推定2599点


未放送メ集団後半8体 平均1010.9点


第42号ゴ・ジャラジ・ダ 330点
第31号メ・ガルメ・レ 推定292.41点


第3号ズ・ゴオマ・グ(強化体、完全体)(暴走) 200点


第40号ゴ・ジイノ・ダ 不明


 やはり順当に後半に行くにつれてスコアが伸びてパワーアップしている。(参考、前回の記事で1位は第26号Aメ・ギノガ・デ 推定598.9点)
 仮面ライダークウガは、クウガのパワーアップは割と見た目でわかりやすい。反面、セリフだけで語られるグロンギのゲゲルの難易度や殺人数は、割と脚本でどうとでも書ける部分だと思っていたのだが。数字にしてみて、やはりちゃんと怪人が強くなっているということを想定して構成されているとわかる。
 また、第43号ゴ・ザザル・バのスコアが多少低いのは警察とクウガの連携の結果だと言える。卑怯でゲームのクリアを優先するゴ・ジャラジ・ダとメ・ガルメ・レのスコアが低いのも性格が出ている。

 

  • 同時期 成功時の最高値(ノルマ目標)ランキング

第1位 第39号ゴ・ガメゴ・レ 13万3954点
第2位 第38号ゴ・ベミウ・ギ 推定4万点
第3位 第41号ゴ・バダー・バ 1万6717点(クウガ抜き6615.6点)
第4位 第43号ゴ・ザザル・バ 推定1万3020点
第5位 第37号ゴ・ブウロ・グ 1万2018.6点


第6位 第36号メ・ガリマ・バ 推定8985.6点
第7位 第31号メ・ガルメ・レ 3789.63点


未放送メ集団後半8体 平均推定1421.55点


第8位 第42号ゴ・ジャラジ・ダ 225点


 ギャンブル性が高く、中間結果から短時間でのクリアが可能になっていたゴ・ガメゴ・レと、ショパンの楽譜から推定されたゴ・ベミウ・ギの目標スコアが突出している。しかし、それ以外のゴ集団の3人の目標スコアが1万数千点でまとまっていて、違うルールでもゲーム性が揃えていてちょうどいい感じだ。ゴ・ジャラジ・ダ以外。



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