米米CLUBとか河童の石井竜也さんのラジオに富野由悠季監督がゲストで来た
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82歳の富野由悠季監督、82歳のくせにメチャクチャ多弁だよな。アニメの仕事しかできないというくせに、頭がいいのかもしれない。
だって82歳だともうボケてしまってうーとかあーとかいって大小便を垂れ流して介護されて死ぬのを待っているような年代だ。
僕の祖母も昨年90歳で死んだが自分の娘も義理の息子も自殺させておいて長生きして、ひたすら「ワシは長生き出来て幸せじゃ」と介護職員の作った飯を貪っており、戦中戦後の教訓を聞いたためしがない。かと言って、軍人上りの親戚も戦後に在日朝鮮人を攻撃したことを武勇伝にしていて、「朝鮮人をオチに使うのはストーリーとして弱いな」って僕は思っていた。(朝鮮は日本に比較的近いので朝鮮出身者が居るのは別におかしなことではない)
しかし、富野由悠季監督も一筋縄ではいかぬ人物だ。まあアニメオタクの中でも特に凶暴とされるガノタ(つまり僕)の巣窟である機動戦士ガンダムを作った監督だからな…。
- 富野由悠季監督は噓つき
富野由悠季監督のことを語るのは彼のオタクとしての僕にとっては楽しいことだが、彼はとても深い人なのであっさりと語るのは無理。
というわけで、最近は推しの子も売れていることだし、富野由悠季監督のオタクとして彼の「嘘」を軸に感想を書いていきたい。現在午前4時になっていることはオタクには関係がない。
(それはそれとして、推しの子は横槍メンゴ先生と相互フォローと言うこともあり最初から読んでるけど、アニメを見たら「うーわ、めっちゃ懐かしい初期!」って思うんだけど、鬼滅の刃もそうだけど、アニメはアニメでかっ飛ばして同時最終回とかできんのか)
- 打ち切りと富野由悠季
富野由悠季監督は「自分の総監督作品は視聴率が取れないので打ち切りになり、打ち切りになると生活が困窮するという生活を現在まで続けていた」といっていますが、それはウソです。
もちろん、放送期間が短縮された作品はいくつもある。が、じゃあなんで1982年に機動戦士ガンダムと伝説巨神イデオンの映画と戦闘メカザブングルのテレビオンエアと聖戦士ダンバインの企画をやってたのかって言う。
ブラックホール並みに密度が濃い1982年だな。
富野由悠季監督の実家の本家が太いというのは、まあ、プライベートなことなので言及しないとして。
伝説巨神イデオンと戦闘メカザブングルの企画の当初は実は富野監督作品ではなかったという歴史的証言がある。
つまり、きれいごとではなく、企画に富野監督が自分をねじ込んだというのが想像されるが、それはあまり公言するべきではないのかもしれない。
伝説巨神イデオンは機動戦士ガンダムの後番組ではなく、放送局も違う。ガンダムの後番組は無敵ロボトライダーG7。(無敵シリーズは無敵超人ザンボット3、無敵鋼人ダイターン3なので、トライダーとの間に挟まった機動戦士ガンダムの方が異物なのでは?)
どうやら、伝説巨神イデオンは科学冒険隊タンサー5(サンライズ制作)の後番組だったらしく、遺跡調査という点では共通しているのだが、遺跡のヤバさが銀河系レベルになっているのがイデオンなので、その点では富野監督はスポンサーに嘘をついている。
つまり、富野監督は打ち切りを食らうと仕事が来なくなって生活が困窮して死ぬので、死なないために命懸けで仕事を取りに行って監督と演出の仕事をもぎ取って来たんだろうなーということは想像に難くない。
伝説巨神イデオンはアニメーションの歴史に残る伝説だが、命がけで仕事を取って、命がけで演出したのだから、伝説にならないわけがない!(島本和彦作、逆境ナイン理論)
富野監督は今でこそアニメ界の重鎮(?)になっているけど、やっぱりこう、フリーランスで家族を養う必要があった40代の時期は、困窮した浪人者のようなハングリー精神というか野獣の本能があったんだろう。
多分、Gのレコンギスタという2クールの深夜アニメを全五部作の劇場版にしたというのもかなり強引な手段があったのかもしれない。いや、2クールのアニメが5本の映画になる作品はほぼないだろ。毎年映画をしている名探偵コナンも魔法騎士レイアースの後番組から30年間毎週やっているのだぞ。
ちょっと引く。
- 富野由悠季と忘却
過去の仕事の事は忘れるようにしていると、色々な場面で、よく言う富野由悠季監督。
今回も「前にやった仕事を全部忘れないとオバケのQ太郎のコンテは切れない」と仰る。
前にやった仕事を全部忘れているのなら、なんでオバQのコンテを描いた時の気持ちをこんなに具体的に語れるのか?
嘘だろ。
忘れたことにしているけど、実はめちゃくちゃ覚えているし、当時の資料も捨てずに持っている(富野由悠季の世界展から)という、富野監督の御しがたさが感じられる。自民党の政治家かな?
- 富野由悠季とトリトン
コスチュームの話から音楽の話を経て、いきなり「思春期のセックス」とか言い出す富野由悠季(82)。これについては僕も資料を読んでから改めて語りたいと思うので、今回は飛ばす。富野由悠季監督がその時まで生きているといいのだが、富野由悠季監督作品関係者が富野監督より先に亡くなる事例が多く。不健康な僕もまあ、死因が脳を破壊するまではがんばりたい。
石井竜也さんは掘り下げていなかったけど、海のトリトンで手塚治虫先生の原作になかったことをぶち込んだうえに青のトリトンだった原作の単行本のタイトルを海のトリトンに変えさせた(これは多分、出版社の判断)という外道の極みをやらかしたので、富野氏が高畑勲監督のアルプスの少女ハイジの演出をする時に抵抗感がなかった、と仰るのは、
「世界名作劇場の原作のハイジを読んだ上で改変しても平気」ということなのだろう。
富野さんが絵コンテをたくさん描いたフランダースの犬とか母をたずねて三千里とかも原作は短編なのにメチャクチャアニメで膨らましてますからね。
世界名作劇場は世界の名作文学をアニメにしているけど、原作通りとは言ってない。まあ、もともとカルピス劇場が手塚治虫原作から膨らませた「どろろ」とかだったりしたので。
- ザクと富野由悠季
ザクの一つ目にこだわりを持ち、ガンプラでザクよりガンダムの方が売れているのが気に食わないと言う富野由悠季監督。
いや、ガンダムの方がザクより機種が多いだけでは?
ギラ・ドーガまではギリギリ、ザクなんだけど、F91やVガンダムではむしろモノアイじゃない敵デザインを模索していたような…。∀ガンダムの敵メカのスモーやフラットやイーゲルやマヒローなんて、もはや顔がないですからね。(ウォドムがモノアイかと言うと…)(まあ、富野由悠季監督のガンダムじゃない他の監督のガンダム作品も敵メカの顔面デザインに特徴を持たせて差異化したいという意気込みを感じる。SEEDのザフトがジオン語を採用したのは時空の謎)
ガンダムの話になると深淵になってしまってラジオのゲストトークに収まらなくなるので、適当に続編を端折るという調整もする富野監督であった。
ガンダムが白人と言うのは僕も思っていたって言うか、設定でザクの身長が17.5mでガンダムが18mって言う時点でな。
ジオンのザクはナチスとか大日本帝国をモチーフにしている気がするけど、それに対する連邦のガンダムは連合国の英米仏をモチーフにしている気がする。トリコロールカラーとか。
(ザクを零戦とした場合、零戦の出た頃はトップクラスだったけど、連合国の後発戦闘機の方が高性能になって行ったってところも)
- 子どもに対して嘘をつかない
児童文学の原則に沿って子供に対して嘘をつく作品を作らないでいたので、当時の子どもが50代になってもファンでいてくれて、60歳を過ぎても作品を作れたという富野由悠季監督。
子供に対しては嘘はつかないけど、オタクや同業者やスポンサーにはどうかな?そういう警戒心を持ったうえで、それでも!富野由悠季監督の作品に美点を見いだせるかどうかと、君は!
- 富野由悠季監督の初体験
「こういう言い方をしたのは初めて」と富野由悠季監督は講演会やインタビューで、よく言う。
僕も20年くらい富野監督の講演会やインタビューを追ってきたが、富野由悠季監督は場の雰囲気を上げるためか、「そういうご意見は初めてです」と、結構よく言うんだよ。
鉄腕アトムから60年近くもアニメ業界にいた男が!82歳にもなって、そんなに初めてに出会うのか?
それが本当かウソかなのかは監督の主観なので僕にはわからないけど、富野由悠季監督も瞬間瞬間を必死に生きている仮面ライダーみたいな所があると思う。
- 褒められたい富野由悠季
周りは褒めてくれないとも、富野由悠季監督はキングゲイナーの放送前特番や爆笑問題の番組ゲストから20年くらい言っている。
なぜなら、他人は褒めてくれないというと、目の前の人は褒めたくなってしまうからだ。
”たらし”が・・・。
文化功労者として天皇陛下(年下)から賞状と非課税の年金200万円以上をもらっても満足できないかー?まあ、200万円ではアニメや映画は作れないからな…。(だいたい一億円くらいらしい)
ぼ、僕は作品の感想文で割と富野監督を褒めてきたつもりだが、Gのレコンギスタ劇場版のBlu-rayに添付された絵コンテを読むと京田知己さんのコンテのデレンセン戦とかテレビシリーズでは富野監督の意図かと思った部分が意外とそうではないようで、再考を迫られたりしているけど、わざわざ明文化する必要もないのかどうか悩んでいる。(絵コンテの直しは口頭だったりして記録に残ってない場合もある)
- 新作と富野由悠季
過去にたくさん発信したと褒められても、これからも発信したいと意気込む富野由悠季監督。しかし、時代のギャップで何を発信したらいいのかわからないとか言い出す。
うん。
空を飛ぶ戦艦大和に邪馬台国の卑弥呼が憑依して?現代のYouTuberに説教をしに行くというらしいヒミコヤマトが新作と目されているが、トンチキだよな・・・。
そこにどういうメッセージをこめるのかは確かに迷うよね。トンチキだから…。(ヤマタイカのパクリでは?)
まあ、そこらへんはFGOのぐだぐだ邪馬台国シリーズくらいのトンチキでいいんじゃないですかね。邪馬台国は多分100年後もトンチキだと思うので。奴国の金印とかも偶然、江戸時代の水田で九州の農民が見つけたって言う定説だったけど、最近はそれも怪しいと論戦されていてぐだぐだになってますから・・・。
っていうか大日本帝国海軍戦艦大和が空を飛ぶわけないだろ!FGOも五稜郭を飛ばすし、髙橋良輔監督は五稜郭をダイナミックに変形させるし…。ゴールデンカムイも五稜郭にロシアンパルチザンを突っ込むし、土方歳三は生きてたり死んでたりする。日本の歴史を何だと思っているんだ!
まあ、でも、富野由悠季監督もFateも髙橋良輔監督も野田サトル先生もフィクションの人で、現実とはうっすらと距離を置いているので、まあ、そこは、ね・・・。
嘘を嘘だと分かっていても面白ければそれでいい。美しければそれでいい。
- Amazonほしい物リスト。
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↑グダちん用
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