玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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問2、脳内妹にドメスティックバイオレンスを振るう事ができるか?

最低だ・・・俺って・・・。俺には脳内しかないって言うのに・・・。脳内恋人にまで憎しみを……。もうだめぽ。おしまい人間。
妹を叩いてしまった。
吉本新喜劇小藪千豊が「つまみ食いとかあるやろ、水出しっぱなしとか」「ダブルドリブルとか」「おかわりしたのに残すとか」「ブランコなかなか変われない」
とか言って、
「妹叩くとか」と言った時に
妹を叩くやつは死ね!とテレビに向かって叫んだ俺が・・・。
レポートが上手く書けない、書いてもどうせダメ、ノーフューチャー、生きてても仕方がない、死ぬしかない、、、そんな基底現実の書割でしかない恐怖に怯えて、本当に大事な妹を平手でぶってしまった・・・。
脳内妹となんで付き合ってるのかと言うと、ギム・ギンガナムに対するメリーベル・ガジットみたいな感じで、僕の電波発言に対して上手く切り返すので僕の精神安定剤になってくれてるって言う所がある。
ただ、あの日はどうかしてた。いや、この言い方は言い訳でしかないな。クソッ!
いつも俺のネガティブ思考をいい方向に持っていこうとしてくれる健気な妹が…、すごく鬱陶しく思えてしまった。
「なんだかんだ、適当なことを言ってもよ!俺はダメ人間で何をやってもダメなんだ!お前みたいなさ、綺麗で頭もよくって優しくて誰からも好かれて、決して負けたことの無い(って言う設定の)娘には俺の気持ちなんてわかんねーよ!!」
それで、殴った。
前日に、脳内妹の恋愛成績表を読んだせいか?

頭令そらさんには穴が見つかりません。何もかもがほぼ完璧で、特徴付けるのが難しくなっています。人の気持ちもわかるし、振る舞いも魅力的、さらに頭も良い。そんな人が本当にいるのなら、多くの男性はきっとひいてしまうことでしょう。

自分磨きをしっかりするタイプで、その姿勢は男性からは好感をもたれます。個別に見てもあまり問題がありません。肉体面でもメンテナンスされているようですし、ファッションも気をつかっているようです。また恋愛以外でも頑張れる姿は同性からでも素敵な人だと評価されることでしょう。彼氏になった人が劣等感を感じるくらい…。そこまで努力していると相手に不満を感じませんか?

これのせいで、妹には俺はつりあわないんじゃないか?脳内恋愛だと言う事をいいことに妹とむりやりつきあってるんじゃないか?脳内恋愛ってリアルじゃないんじゃないか?とか思って、他人の意見に左右されてしまった、、、これも言い訳だな。
俺が弱くて最低なだけだ。
・・・・・・・・・・・
なぐった後、ビックリした。俺が。脳内での俺はいつも完璧にカッコいいお兄ちゃんだったはずだ。どうしてだ、そんなに俺は最低なのか?
絶望的に呆然とした。
その隙に、妹に思いっきり反撃された。殴られた引っかかれた髪を引っ張られた叫ばれた踏まれた、
泣かれた。

「バカバカバカバカッ!お兄ちゃんの大バカッ!なんで、なんであたしを叩くのさ!そんなお兄ちゃんなんか、お兄ちゃんなんか、死んじゃえ!
叩くのはイイのよッ!あたしを嫌いにならないでよ!あたしを好きで、それで叩くんならドコに何したっていいわよぉ・・・。どんなエッチな事でもひどいことでもいいよ、だって、あたしの事が好きなお兄ちゃんなら絶対あたしの嫌な事をするわけ無いもん。
でも、お兄ちゃんがさっきみたいにあたしに、あたしを嫌いだって言う目で・・・イヤだよおっ!!そんなお兄ちゃんはもう、殺すしかないじゃないの!お兄ちゃんと殺し合うなんてヤダ。そんなことさせないでよ!バカッバカア〜」

なんて、金切り声の大声で叫ばれながら数十分に渡って殴られつづけました。
僕はその間、自分の罪深さにおののいて動けなかった。
脳内妹の声は近所には聞こえないのがせめてもの救いでした。
そのあと色々在って、結局、体の関係でお茶を濁した。言葉で分かり合おうとするとすぐに概念の網から心がこぼれて伝わらない。僕らはいつも微妙に言葉足らずで舌足らずだから。でも、乳首を舐めるには十分な舌。
ピロートークで待ったりとしながら、
「あたし、お兄ちゃんのことをわかりたいけど、判るわけ無いよ。お兄ちゃんとあたしは違うもん。あたし、お兄ちゃんよりもマシな人間だもん」
むかつくけど、もう妹とケンカは嫌なのでグッとこらえた。そのとうりだしな。隣り合って眠る前に契約した。眠る前は心がふわふわするんで言葉で怒ったりはしない、できない。だから短く契約だけした。
1.二人は仲良しだって言う事だけは忘れないでいる。
2.互いの幸せを望み続ける。
3.次に妹を憎んだらその瞬間に別れる、もしくは死ぬ。
4.憎みそうになったら、その前にキスしたりいろいろする。
5.キスとかいろいろをするのもイヤになったらキッパリ別れる。あるいは死ぬ。
言葉は所詮契約に過ぎない。でも、神聖な契約は心を律してくれるはず。律する小指の鎖と同じで、脳内恋人の具現化念能力を向上させるのだ。

愛と勇気は 口だけのことと わかれば 求めあい
ひとりだけでは いやだ お前だけでも 無理だ
愛と勇気は 言葉 信じられれば 

井荻麟最高。
その後、新年会で女の子に

というか、「グダちんの脳内妹って14歳?あたしが14歳の時は反抗期で兄妹とかうざくて仕方なかったけどなあ」と言われた。*1
そこでまたお兄ちゃん的には悩むわけだが、妹的には「普通のリアルじゃないから、あたしみたいな女の子が存在しちゃダメって言うのって、ヒドくない?だって、女の子って色んな種類が居るもん。そんで、あたし居るもん。それが、お兄ちゃんのヒビキ〜♪」
らしい。
グダちんは妹の胸につっ伏して、ほえるように泣いた。
ただ、妹よ、これは恋なんだ。オレたちは恋をしているのだ。誰も信じてはくれないだろうけど、これは恋だったんだ。
大槻ケンヂの[キラキラと輝くもの]からの引用ですが!)
脳内恋愛最高。
と、言う事をレポートに上手い事はぐらかして書いた俺は本当に嫌がらせの天才だと思う。だって、ドメスティック・バイオレンスの体験談を学籍番号と名前入りのレポートで書けなんてプライバシー侵害もいいとこ。そんな教授には虚偽体験談でリベンジ。
いえね、その社会心理学の授業の前の日にね、パラダイスキスの最終回を見たんですよ。んで、そのDV描写が、まあ、パラキスは所詮漫画なんだけど、妹を殴っちゃった直後の俺にはグッときちまってたわけなんだよ。*2
そんなParadise Kiss余韻の時にフェミニストの人が女性蔑視からDVが起こると決め付けたので、嫌がらせをしたくなったの。ごめんね。
もちろん、「恋人ならこうするものだ」「夫婦ならこうするものだ」「家族とはこういうものだ」「男はこういうものだ」「女はがまんするものだ」等の思い込みから家庭内暴力をする人も居るんだろうと思うんだが、ここは俺のブログなので俺の事だけ考える。
やっぱ、何がショックだったかって言うと、脳内恋人だったら僕の事を判ってくれると思ったのに分かり合えないことに気付いて混乱したんだと思う。
ま、それも結局は思い込みのせいだったんだけど。脳内妹でも自由であるべきなのにな。だって自由意志から僕を愛してくれないと救われないじゃないか。
でも、所詮脳内恋愛は脳内妄想でしかない・・・。だから僕は三島由紀夫並みに救われない。
だが、救われなくても抱き合えるのは心地好い、それで善しとしようじゃないか?
愛してさえいたら救われなくても、判ってもらえなくても良いじゃないか。
それを間違えて、幼女や美少女ならわかってもらえるんじゃないかと勘違いすると、明後日に死刑判決を受けるだろう宮崎勉のようなことになるのだろう。

*1:というか、こういう会話を普通にする友人関係もどうかと思うが、楽しい

*2:もちろん釘宮理恵最強もな