まあ、薄いよね。
というのは別に悪口ではなく42ページしかない同人誌(個人誌)であるので。風邪が一週間も治らなくて閉口しているけどずっと寝れるわけでもないので、安静時の暇つぶしに読めた。
ゲームにログインする元気もない。
それに執筆の経緯が2024年3月9〜10日に静岡県三島市で開催された「ぬまりびと博覧会」で展示頒布するためのものだったらしく、それほど分量はない。
しかしまあ、自称富野由悠季作品研究所開設準備室第一室長の菰田将司さんには数年前のなんかの富野ファンの集いみたいな場でお会いしたこともあるし、富野由悠季ファンの意見の冊子を読んでおくのも定点観測としては大事かなあと思い購入したのだ。
内容としてはまあまあ、基本的に肯定できるものだし、Twitterのぼくのタイムラインや氷川竜介さん、藤津亮太さんのネットコラムなどと同じような共通認識にほぼ近い。
ただ、冒頭で菰田さん自身が「リアルさに拘っているとは思っていません」と書いていて、実際本文でも「リアル」以外の話題が書いてある部分もあり、少しまとまっていない気がした。というと偉そうなのだが、富野由悠季作品は一つの言葉でまとめられるものではないし割と雑多な部分も含んでいるので、そこはそれでいい。
それにもともとはmixiやnoteに掲載されていたものらしく、この本は菰田さんの考えのごく一部のようだし、そっちを読んでいないのは、どうもすみませんって感じだ。
まあ、ぼくは時間の使い方が下手くそなのでなかなか人のホームページや積んでる書籍を読めていない。なので42ページで助かった。
個人的には富野由悠季作品をリアルではなくファンタジーとしての側面から考えてみたいと最近思っているのだが、なかなかそれ系の本も集めている割に積んでいる。
映像の原則が新装版になった時期に買った映画理論もガンプラも積んでいて、自分はダメだなあと思い、菰田さんのように監督に取材に行くレベルのライターはすごいと思う。
でも僕は僕のやり方しかできないしやりたくないので、まあ適当にやります。
でも本当に定期的に体調を崩して一週間くらい何もできないような生き方で困ったことだ。