玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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ガンダムとカミーユと女性

オタク系SNS Otabaのブログははてなダイアリーが自動で反映されるようにしてるんですけど、はてなを更新しすぎなせいか、オタバがへぼいせいか、記事は全部載らないで、断片的なんです。
おたく専用の割にmixiの方が濃い人が多いし。
だからまー、Otabaは2ヶ月くらいログインしてなかったんですけどスイーツ(笑)
えっと、オタバのほうに富野ファンの女性からコメントがあったので、レスします。
僕も富野界では女性にもてるんですよー。(^▽^) {ニコ)
http://otaba.jp/?m=pc&a=page_fh_diary&target_c_diary_id=425137

まあね、グダちんはどう思いますかって言われてもね、そりゃあ、富野監督は男性だから男性視点で作ってしまうのは仕方がないんじゃない?と思います。監督自身もエッセイで、

女にはなりたいとは思わないものの女の感性を得てみたいとは願った。そうすれば、視聴率のすこしもとれようというものだから。

と、述懐してらっしゃいます。
それで、1993年のVガンダムでは女性を描く事をテーマにされたのですけど、1998年のブレンパワードの時、女性脚本家を多く登用して、彼女たちに「監督は女の事がわかっていない」と言われたそうですよ。
まー、そのー、女性の描き方を考察するのは難しいので、一寸今はご勘弁願いたいのですが、ブレンパワードは小説版も含めて、結構お勧めです。
貴女は富野監督作品は割と見ていらっしゃるそうですが、ブレンパワードはいいですよね。
僕は富野監督作品は8割弱しか見ていないので、偉そうな事は言えないのですが。
ブレンパワードは男主人公と女主人公の二人体制なので、女性的な視点も結構ありますよ。僕もブレンパワードのヒロインの宇都宮比瑪ちゃんはすごい好きです。
いのまたむつみデザインの顔が好みというのもありますが!
で、ブレンパワードの比瑪のモデルは、富野監督の奥さんなのではないかナ?と思っています。
なぜなら、比瑪のつれている孤児3人組が富野家の娘さんと飼い犬の名前だからです。
富野監督の奥さんは富野監督以上に強い人のようです。
そんで、富野監督作品の他のヒロインを作るモデル、というか監督の女性観の元になっているのは大学時代から数年付き合っていたチョキという癇の強い女性がモデルだそうです。エッセイに書いています。
監督のエッセイは「∀の癒し」と、「だから僕は…」の二冊が出ています。お勧めです。
僕は監督の本は全部欲しいです。
えーっと、だから、もともと男性的な女性がモデルだし、そういうところが女性の方には微妙なのかもしれませんね。
僕は逆に、女性的な感覚と言う物に首をかしげているのですが。
まあ、考察と言ってもそんなところです。童貞だし女心にはあまり詳しくないですしね。噂話と推測の域を出ません。



で、実はボクも、ZガンダムはTV版のラストも結構好きですね。
ZガンダムのTV版の最終回を見たときの感想はこちらでス。
http://d.hatena.ne.jp/nuryouguda/20050705/1120582926
http://d.hatena.ne.jp/nuryouguda/20050706/1120627307

●それで、カミーユが狂ったところは、どんな感想になるか自分でもドキドキしていたんだが。
なんか、ほっとした。
良かったな、カミーユ、おつかれさま。ってかんじ。
狂ったんだけどね。意外にも安心したよ。
この1ヶ月Zばかり見てて最終戦を一気に見たせいかなあ。
ずっとカミーユは張り詰めてた。ジェリドを殴ってから。
そんで、最終3話ではバイザー上げたりとか、いつ切れてもおかしくなかったし、ことあるごとに「自分の役目がわかった」とか死を念慮した発言をするから、クワトロ・バジーナが困惑するように僕もカミーユに何もしてやれん事を歯噛みしてたりしたので、狂ってよかった。
狂わなければ、カミーユ逆シャアのシャアとアムロのように戦いつづける事になっただろう。
シャアとアムロカミーユよりも理性的で、そしてニュータイプだったために狂うことも戦いに自分の使命を見つめすぎるのを止めることもできなかったんだなあ。
それに、シャアはカミーユがアーパーになった時は既に出奔していたのか?カミーユとこんな別れ方をしたシャアは可哀相だ。プレリュードダブルゼータで分かるのか?

●そんで、狂ってよかったことだが。
飛田展男氏も、「意外にも一番最後の台詞が一番安らげて楽だった。」とおっしゃってました。
そんな感じです。「彗星はもっとばぁっと、動くもんな!」の口調がすごく好き。
親に捨てられたり、ジェリドともめる前のカミーユの地がこれだと思う。
星や天文を愛し、機械好きな素直な少年が本来のカミーユだと分かってすごく萌える。
カミーユ・ビダンはやっとカミーユ・ビダンに戻れたんだ。黒いガンダムを盗んでしまってクワトロと関わってから人生がメチャメチャになったカミーユが元に戻るには、これだけの経験をした上で狂うしかなかったんだ。
でもそれで良いと思うのでいいです。
これでカミーユは軍や争いから解放されて(ダブルゼータの1年間休眠するとしても)学校へ行ってケンカして、昔みたいに成れるんだと思う。

本当に、カミーユにはファがいてくれてよかった。

富野由悠季監督も2年程前にはじめて見返して、ゼータがこんなに面白い物語構造を持つとは意外だった。と語っていた。

カミーユのラストは黒富野の権化だと思っていたけれども、これがイデオロギーや争いや進歩からの開放や日常への回帰だとすると、クロスボーン・ガンダム∀ガンダムなどの白富野作品のテーマと同じ物が真っ黒の全滅オチの中に隠されているんだなあと。

僕は男の子なので、カミーユに感情移入してたし、カミーユが友達のような感覚で見てました。
だから、カミーユって狂ったとか自分を失ったとは思ってないんです。実は。
ちょっと疲れが出ただけで。
ただ、カミーユはすっごい頑張った奴だよなあって思いました。
一般人のことは知らないし、一般人はこれからもグダグダに生活していくんだけど、カミーユもその中でやっぱり生きて行くんだろうなあって思いました。
だから、表層的にカミーユが狂ったかどうかって言う事には実はこだわってなくって、単に劇として分かりにくいか分かりやすいかって言うだけの問題だと思いまス。
劇場版のときの感想はこれです。
http://d.hatena.ne.jp/nuryouguda/20060304

見終わったら、すごく星の鼓動は愛が発動したので、この星とこの宇宙の星の上のものと星の間のもの全てがいとしくなったよ。

昼に街を歩くと劣等感とか増えすぎた人類とかでむかつくんだけど、おれは喪男だけど、今日という日の俺には道行くカップルも好もしく見えたよ。
■[ガンダム]衝撃のラストについて
おれ、テレビ版のラストを聖火台で見たときと案外同じ感じだった。
ただ、テレビは「カミーユ、お疲れさま・・・これでゆっくり休めるね」って感じだったのが、


劇場版は「カミーユ、おつかれさまっ!」
って感じ。


だから、テレビ版のテーマをより分かりやすく見せてみたって感じかなあ。悪い意味じゃないよ。っていうか、最高です。
つーか、「20年前の自分が書こうとしていたZガンダムが案外内向していなかった気付きました」という富野って、
今更気付いたのかよ!2,3回見たら気付くだろ!って感じですね。
まあ、クリエイターって自分の作品を何度も見返すのは固定化してよくないのかもしれんが。

http://d.hatena.ne.jp/nuryouguda/20060311

つまり、TVばんのカミーユが戦争の全てを精神に取り込んだ十字架上のキリストだとするなら、映画のカミーユは戦争の全てを許すというかあるがままに愛せる隣人としてのキリストという訳でカミーユ神過ぎる燃えー!いや、今思いついたんですけど)

正直、ぼくはガンダムの事になると長文を書きすぎだと思うんですけど、カミーユはやっぱり素敵な奴だと思うので、カミーユを見ると自分もなんだかいろんな物を愛せるようになります。大切に生きていこうと思います。
だから、貴女の見方も僕とそんなに違わないと思いますなあ。


女の人に話し掛けてもらうのは、特にガンダムの話題をふってもらうのはうれしい事なので、謝らなくてもいいですよー。
こちらこそ、コメレスで長文を書きすぎてすみません。思ったことは書き留めないと止まらない性分なので。

ちなみに、大富野教信者の会スレで、

470 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/05(水) 02:36:39 ID:???
ふにおちる解説であった
http://d.hatena.ne.jp/nuryouguda/20071204/1196784396


471 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/05(水) 02:42:57 ID:???
宣伝乙


って、あったけど、書き込んだのは俺じゃないぞー!
私にだって恥を知る心はある・・・。