玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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古畑任三郎ファイナル・フェアな殺人者「バッター、ライト、イチロー、ピッチャー、警部補、古畑任三郎」

バッテリー、古畑、ROOKIES-ルーキーズという、3夜連続野球ドラマ。
それにしても、やはり、イチローは何をやりたかったのか?
向島兄を守るための殺人なのに、毒薬は自分も含む、証拠は残す。
何がしたいんだ?
自分が死んでたら、郡山繁も困るだろうけど、向島も破滅するだろ。
やはり、異常人格者と言わざるを得ない。
兄よりも自分のポリシーの方が重要。
っていうか、動機の恐喝もしょぼい・・・・。
やはり、殺人自体を楽しんで、殺した後は警察に追われることを楽しんでるね。
古畑の犯人って、殺したくて殺したっていう人よりも「殺すチャンスがあったから殺した」っていう人が多いんだよねー。(だから、僕は滑って転んで殺したっていう事件は余り好きじゃない。お茶漬けは好きだけど)
兄のため、とか言うのは自分の理性を誤魔化して、一歩踏み出すための方便でしかない。
やはり、三谷幸喜の倫理観では、「人はいつもお互いを殺したがっている」っていうのかなあ?
そして、「殺人事件は楽しい!」というドラマなんだよね。上品な演出ですけど、視聴者も含めて浅ましい精神の発露なのだ。
だから、古畑は推理を楽しんで犯人を捕まえるけど、殺人に対しては怒らないんだよねえ。やっぱり、異常人格者の集団。
三谷怖いよ―!
でも、今泉慎太郎を自分以外の犯人が傷つけた時は怒って木村拓哉を殴打するぞ。ウホッ!


ただ、殺人事件を娯楽にしているのに、犯罪はいけない!と声高に唱えるような作品よりも、やはり自覚的で上品だと思いまスわたくし。


でも、僕が好きな殺人はトリックなども何にも無く、ただただ昆虫的に追跡、採取、殺害、埋蔵、隠滅と言う組織犯罪ですね。
あるいは、ジェイソンのように顕現、遭遇、殺害、遭遇、殺害、遭遇、殺害、遭遇、殺害・・・・・・・、全滅、蒸発。
話は作りにくいか。
やっぱり、報道協定とか?
津山の事件を意図的に繰り返す人が居たらとてもスリリングだと思うけど。
一人では無理?
だったら、その殺人者集団の中での色恋や愛憎も面白そうですけど、山田か乙一あたりがもう書いてそう?
僕は大学のレポートを書くべきだ。