玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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おっさんになった

何がなんとは言わないがっていうか、ライトノベルやアニメのお約束セリフとかお約束展開がどうにも気持ち悪く感じるようになったというか。
なんというか、普通の会話で若い女性がまるで企画書を読んでいるかのように漢語の専門用語を多用するのにどうにも違和感を感じるというか。
若い男性主人公がテンポの良い冷静な突っ込みと称して長々と妙な喩えを多用するのにどうにも違和感を感じるというか。
出会ったばかりのヒロインと男の子が二人っきりで傍若無人のように仲良くふるまうのがさびしいというか異様というか。
驚いていたり戦っていたり慌てている状況で主語述語修飾語を正しく話す人が気持ち悪いというか。
普通の人はやるであろう、警察に電話とか驚いて呼吸が乱れたりとか痛みを怖れて萎縮したりという反応を、普通の高校生と称する人が、萬画の中にいるというだけで省いていたりとかが恐ろしいというか。
飛影はそんなこといわない。
バスチアン・バルタザール・ブックスみたいな事を気にしてしまう。
現実の視聴者の娯楽性よりも虚構の中の人の人権を気にしてしまう程度には厭世家です。
っていうのは、おそらく僕が年を取っただけなようなので、そう言う若者おたく向けアニメが見れなくなってるって言うのはあるのかもね。
というか、若者や高校生の癖にたくさんライトノベルやDVDを買えると言うのがどうにも、リアル高校生の頃から恨みに思っているというかブルジョア氏ね。
ジャンプを毎週買う中学生という存在も基本的に認知できない。年に1万円超えるだろ。
いや、それは個人的ルサンチマンでしかないのだ。今も昔もその先も貧乏です。
というわけで、ワタクシ図書館で古典SFでも読めばよい。
さっきアメリカ人からオーソン・ウェルズ宇宙戦争とかのラジオドラマCDを借りたから聞く。英語だからわからんがメモリープレイヤーにブチ込んで移動中にダラダラ聞けばよかろう。(文章仕事をしながら、ラジオドラマを言語野で聞けないから、画像仕事か移動中に)
今はターンエーガンダムを速聴4倍で聞いてるが。
うーん。
萌えキャラの言葉遣いは違和感に感じるのに、ディアナ・ソレル閣下の「よしなに」はとってもよしなに聞こえるのはどうしてなんでしょうねエ?
基本的に日常的にイライラしているので、新作アニメを見ているときもイチイチ言葉遣いをあげつらってイライラするのに、ディアナ様が「二枚羽の飛行機は優雅でしょ」と仰っただけでニコニコしてしまう。ゆうがなんだー
富野セリフって個性的とか文法無視とか奇妙だといわれているのにねえ。
大富野教信者だからか?
どうして俺は信者になったんだ?
どうして私は松笛君のことが好きになったんだろう?


個人的な事を言うと、どうやら、僕はキャラクターの個性的な個性に立脚した言葉遣いやコスチュームよりも、キャラクターの置かれている立場地位環境脳内物質濃度に拘束された言葉使いや身なりの方が落ち着くようです。
つまり、社会性を気にするので、やっぱりおっさんじゃん。
おれはおっさんだったのかーっ!
うううううう。
そういうわけで、今、落ち込んでいます。


ライトノベルって言うのはジャンルって言うよりはレベルだよねー。言葉使いとか編集側にかなりチェック入れられるらしいし。
展開も定型的にさせられるんかなあ?
まあ、社会派ノベルはその読者層に合わせてって言うのはあるんだろうし、ライトだからって言うこともない気がするけど。
そういうわけで、フリーダムな造語の富野小説が好きです。って言うと、富野小説もそれはそれでちゃんとしようとは思ってるんだろうけど。でも、ちゃんとしようとしても出来てない人が好きです。って言うとそれはそれでちょっと違うし、怒られるんだろうけど。ねえ?(笑)
ほら、結局富野の話になるでしょう?趣味か!
任務ですよ。