玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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STAR DRIVER 輝きのタクト 22 神話前夜の学生演劇

サカナちゃんのイカ刺しサムがたどり着いたのが地球ぽいとか、まどかマギカみたいなエントロピープル宇宙人とか、設定やアイディアを説明する回でしたが、それを劇中劇で綺麗に、ほどよく笑いも入れた学生演劇っぽい感じで描いて、段取り臭さを薄める、というか段取り自体を芝居がかった面白さに昇華しており、面白かった。
私も学生演劇やってたから懐かしかったな。スガタほどイケメンじゃなかったけどwww
魔女が恥ずかしがるハプニングとか。
坂本真綾部長の貫禄が活かされてた。
第四の壁を意識して観客と劇団の繋がりを描いて、単なる劇中劇ではなく、輝きのタクト全体の芝居としてアニメーションをまとめてるのが良い手腕。ここら辺は放浪息子のダイジェストロミオとジュリエットより上手かった。
ニチさんは陰でも幸せなのね。


アインゴッドのヨウ姉妹編やら、サイバディや副部長の正体やら色んな伏線の整理を、お芝居と学園祭のドサクサな勢いを使って圧縮したのも上手い。ハレの力だね。
ミヤビ・レイジ・ヘッド親父はダメかぁー。
スガタはお芝居のなかではダメな引きこもり王というところで終わり、それをヘッドが悲劇の繰り返しとしか解釈しなかったのがダメ。
だけど、シンドウ・スガタはダメじゃなさそう。
部長に「どうなるか解らない彼らの時代」って言われたり、「こっちもいい男だぞ」ってタクトの初恋の君に言われたり、ニチ・ケイトがヒガニシの巫女と気づいたり、こちらも適度に貫禄を見せた。
預言的な芝居を見せて人間関係と設定を整理しつつ、今後のラストスパートが預言どおりにならないかもって暗示もして、期待感を高めるねえ。
いや、今回は上手かった。
そりゃ、ゼロ時間がなくても王の深い眠りに落ちるくらい消耗する。
むしろ、スタドラは「ロボットの戦いはお立ち台での芝居合戦」って五十嵐監督も発言してるし、普段はサイバディ戦闘をしないスガタにとっては演劇が戦闘だ。
やるな、劇団夜間飛行。バビューン!

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