で、2,3話2ND STATION 危険な生存戦略3RD STATION そして華麗に私を食べて…を改めてBDで見て、オーディオコメンタリーを聞いた。
それにしても、BDはきれいである。
地上デジタルテレビ放送は全部録画してあるけど、ブルーレイディスクを買いました。これは、私の無職的経済状況を見ると大したことなのです。レンタルじゃないのです。
録画環境はPanasonicのDIGA DMR-BW750(地上デジタルハイビジョン、ブルーレイ2番組同時録画対応HDD・DVDレコーダー2009年モデル)で、地上デジタル無圧縮のDR画質です。
モニターは部屋が狭いのでPCと共有のASUSの液晶モニタをHDMI端子で繋いでます。(見栄を張りたいのでインチ数は秘密!肩幅くらい)
それで、ピンドラの録画は全部残してるけど、やっぱりセルBDの方が圧倒的に綺麗だわ。
具体的に言うとクリスタルワールドに行くロケットが飛んでいく宇宙空間とか、背景に飛んでる雪の結晶の軌跡の光のグラデーションがすごい綺麗。テレビ版より。テレビだと、ただ暗いだけだった宇宙空間にも、モワっとした模様があるという事がBDだとわかった。そして、飛んでいく雪の結晶がはっきり見えてきれいだった。テレビ放送では、やっぱりこの作品の一部しか再現できてないんだな。
地上デジタル放送もかなりきれいだと思ったんだけど、やっぱりデジタルのグラデーションだと、もあれ(ブロックノイズ)が出ますからねー。まー、エアブラシの生原画に比べるとBDでもブロックノイズや色相諧調断層(正式名称は何て言うんですかね)があるんだけども。
デジタルの均一なグラデーションだと、やっぱりモアレが発生するので、絵としての綺麗さは手描き背景の方が勝るという感覚もある。高倉家の背景は手書きっぽいけど。最近は背景もほとんどフォトショップだけど、輪るピングドラムでは、アナログの手描き背景を大事にしているらしい。
オトナアニメディアで色彩設計の辻田邦夫さんが言ってた。
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あと、地上デジタルでも、コマ送りすると「イマージーン!」って言いながら陽毬のプリンセス・オブ・ザ・クリスタルが振り向く所が1コマ打ちだから、二つのコマが重なって映ってるんだけど、ブルーレイだと1コマずつ現画像が綺麗に見える。だから、残像感覚がちょっとテレビ版とは違った印象がある。どっちがいいのかは、ちょっと良くわからん。でも、まあ、原典に忠実なのはBD版だね。
ディスプレーを水平にして、その上に紙をおいてトレスとか模写で絵の練習をしたりできるし。オタクには良いよね。
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んで、オーディオコメンタリーは2,3話は幾原邦彦監督、高倉陽毬役の荒川美穂さん、荻野目苹果役の三宅麻理恵さんの鼎談ですが、これが非常に面白かったので、買って後悔せずに済んだ。
やはり、幾原監督という人は面白い。
いや、僕はせっかちだから、映画を見てもあんまりオーディオコメンタリーまで見るほど見返さないのだけど、幾原監督という人には興味があるので、そのしゃべりを聞きたかった。
それが、深夜ラジオに出てる時の大槻ケンヂみたいな口調で、「オレぁ、〜〜だからさー」とか言ってて、すごく愛らしかった。インタビューとかだと、「僕は〜〜だって思ったんだよね」と、洋楽のロックンローラーの翻訳みたいな分隊で喋ってるけど、実際の喋りはとても愛らしい。
そして、「女の子って〜〜な所があるよね!」「女性スタッフの意見を取り入れてるから」とか若い女性声優に何度も言う幾原監督が「僕って女性関係にも理解があるから!」とアピールしたい男子高校生みたいでとても愛らしい。
「オレ、料理とか結構作るから」「オレ、こういう店知ってるから」みたいな。
感性が若いなー!
そして、本当に荒川美穂さんと三宅麻理恵さんがリアルに若々しいリアクションで楽しそうに喋ってるので、とてもオッサンの幾原監督が楽しそうでなによりです。
モテたい!っていう気持ちは創作に置いて、とても大事だと思います。
女性フェロモンを嗅ぐと、男性は脳内からやる気物質が分泌されるそうなので、とても効率的で良いですよね。
僕はあんまりオーディオコメンタリーは聞かないけど、技術的な話が少なくて深夜ラジオみたいな楽しい雰囲気で面白かった。
というか、幾原監督の「女の子の気を引きたいオーラ」がすごくよかった。
僕もUST番組のこっそりピングドラムで7月に小説版を書いた高橋慶先生が出た時に「女の子が好きそうな装丁の本ですね!モテそうですね」とコメントして、高橋先生に「モテます」と言われて、買いました。
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モテる男のピングドラム!キリッ!(`・⊝・´)キュッ
まあ、実際は金なんだけどね…
幾原監督のシェルブリットも文庫化!
シェルブリット I ADEN ARABIE: 文庫: 幾原邦彦 永野護 | KADOKAWA-角川書店・角川グループ
12年ぶりの幾原監督には今年、お金持ちになって欲しいものです。
ていうか、幾原監督は愛されキャラだなー。グラビアにもなるし。
うるるんロギー 「ウテナ」幾原邦彦 & 「FSS」永野護のセーラームーンコスプレ画像見つけてしもうた・・・
コメンタリーで、荒川美穂さんは上品で、会話の場を作ろうと頑張ろうとしてるのが健気だった。話題を振ったりとか。三宅さんは予想がつかない事を喋ってるのでイクニさんとのキャッチボールがすごかった。うん。男女のトイレの話とか。互いに異性に興味を持っている感じで、とても中高生っぽかったです。