リサイクル #輪るピングドラム再見３〜６

　とりあえず円盤の2巻まで見てみた。毎話オーディオコメンタリーがあって豪華なので実質的に2倍見ることに。
　しかし、僕は富野アニメで強化されすぎているので大抵のアニメは1.3倍速で見るけど、輪るピングドラムは幾原邦彦監督も自覚的に段取りを省いているし、人物作画が緻密でない場面も構図とかリズムとかが面白いので等速でも退屈せず見れる。まあ、好きってことさ。

　前回と同様、普通に面白かったんで、特に11年経ったから感想が変わるみたいなところはないんですけど。
　まあ、映画版輪るピングドラムは放映前特番配信によると「お兄ちゃんが妹を助ける話」という点で色々と毎週凸凹していたTV版をまとめるとのこと。
　僕も脳内妹と結婚する程度にはシスコンなので、「お兄ちゃんが妹を助ける話」なら細かい設定とか世界観や政治的メッセージを抜きにしても当然で当たり前の話だと思う。（まあ、マリア様がみてる文脈だとむしろ妹に支えられているのでがんばれる面があるのですが）
　毎週変なことが起きていた輪るピングドラムだけど、「お兄ちゃんが妹を助ける話」で一貫しているなら映画としてもまとまりそうですね。

　ちなみに僕のシスコン原体験はSUEZEN先生の萬画版の「ヤダモン」の「ヤダモンはジャンの妹だからわがままを言っていいんだもん」（細かい語尾はうろ覚え）ですね。Vガンダムのシャクティより先かも。（同じNHKのジャンでもふしぎの海のナディアやジーンダイバーのティル・ニー・ノグも妹だったっけ）

　夢野久作とかも妹萌えラノベを書いていて好きですね。
　妹のせいだったらどんな理不尽が起きても「まあ、妹のためだしな」ってなる。セイラ・マスとかもかなりひどいけど、妹なのでしかたない。
　少女革命ウテナの妹たちも理不尽だけど、妹なので。

　あと、オーディオコメンタリーを聞いていたら、高倉冠葉の元カノの久宝阿佐美役の早見沙織さんは良平さんに「さおりちゃん」って言われてたけど、同じく元カノの唯の松嵜麗さんは同じアイドルマスターシンデレラガールズ初期CDデビュー組なのに幾原監督から新人の女の子と言われていて、当時の環境の差を感じた。ジャイアンはずっとジャイアンだけど。まだ前のジャイアンのほうがジャイアン歴が長いと思うけど。まあジャイアンに仮面ライダーが追加されたのは大きい。同じく国民的コンテンツのコンパチヒーローのウルトラマンとガンダムには出たっけ？木村昴さん。

　ジャイ子は妹というより、漫画家という印象のほうが強い。

　以下、当時の感想の再掲。ちなみに輪るピングドラム当時は「哀しみのベラドンナとエースをねらえ！とベルサイユのばらとおにいさまへ…を見てないので少女革命ウテナを見てない」と書きましたが、2012年におにいさまへ・・・を見ていた期間中に母親が自殺した翌年に少女革命ウテナは見ました。ウテナゾンビが怖いので感想は書いてない。
（輪るピングドラム親が自殺する一年前なので、今よりうつ病が軽かった。まあ生前から家庭の雰囲気は最悪だったし、僕もすでに過労により精神障害者保健福祉手帳を取得していた）
　あと、その後、あきまんと伊藤べくにはブロックされた。

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